第19話 ジュポングの女王をわからせた!
親子丼を堪能した俺たちは、ワカラセチャイナ大陸を出て海を渡り、島国ジュポングへとやってきた。
早速、国中を巡って情報を集めると(いずれもメスガキでわからせ済み)、何でも西の洞窟にすまたのようじょというメスガキが住みつき、定期的に氷河期おじさんを生贄として捧げているのだという。そして近く、また一人の氷河期おじさんが生贄として捧げられるのだそうだ。
何と羨ま……いや、けしからんことだと俺は憤った。
「幼女だから素股というのはいただけませんね」
「ワシャ、若けりゃ素股でも何でもいいぞい!」
「ふんっ、ガキのお遊びね。素股なんて何がいいのかしら」
シコルら三人は口々にそんなことを言っているが、お前ら、論点はそこじゃないからな。そうではなく、メスガキによって氷河期おじさんが虐げられているのだとしたら助けてやらなければだろう。
そこでまず俺たちは、すまたのようじょ退治の許可を得るべく、ジュポングの国王が住むという高床式の和風な宮殿へと向かった。
「あーしはジュポングの女王やってるハメコだけど~♡ え、何なに? お前らも生贄になりたいとか?♡」
謁見の間の分厚く敷かれた畳の上で、脇息に肩肘をついた女王ハメコが開口一番そんな風に煽ってきた。
年の頃は、一見するとギャルっぽいJKのようなのだが、背伸びしてメイクしているだけのオマセなJSのようでもある。
「コドージ殿、これはホンモノですよ」
シコルが俺に顔を近づけてそっと耳打ちしてきた。
JS好きな真性ロリコンであるシコルがホンモノということは、つまりはそういうことなのだろう。お前、本当にこういうのを見抜く目だけは鋭いよね。
「あ~、でも悪いんだけど~、氷河期なら誰でもいいってわけじゃないんだよね~♡ だってお前ら見るからにクソざこじゃん♡ そ~いうのいらないんだわ~♡ きっししし♡」
ハメコが俺らを指さしながら蔑んだ笑い声を上げる。その際に、あぐらをかいて座るハメコの浴衣のような服の裾から、花柄の可愛らしいおパンツが覗き見えた。
ほう。見た目は背伸びしたギャルを装っているものの、やはり中身はまだまだガキじゃないか。
「コドージ殿、今の見ましたか? やはり私の目に狂いはなかった! あの女王はホンモノですよ!」
シコルは自分の目に狂いはなかったと興奮を抑えきれないといった様子だ。
はいはい、わかったわかった。だからちょっと落ち着けっての。
「ジジイやババアもお呼びじゃないんだよね~♡ つーことで、さっさと消えろ、ざこども♡」
これまで色んなメスガキに煽られてきたこともあり、これしきの煽りは屁とも思わない。いささか拍子抜けした俺は、どうしてもわからせたいと駄々をこねるシコルをなだめて、ここはいったん引き下がった。。
宮殿をあとにした俺たちは、許可が得られなくてもやっちまおうということになり、すまたのようじょが棲むという西の洞窟に向かった。
中に入りしばらく進むと、おじさんらしき人物が生贄用の祭壇に全裸で亀甲縛りにされている。そのおじさんをよく見ると、何とヤルタダじゃないか。
またお前かよ……。
「あっ、これは勇者の旦那じゃありませんか! どうしてここに!?」
ヤルタダが驚きの声を上げるのと同時に、ばつの悪そうな笑みを浮かべた。
どうしてここにって、それはこっちのセリフだっての。俺は呆れながらも助けてやろうとすると――。
「待ってください旦那! 気持ちはありがたいですが、俺はもう生贄になる覚悟ができてますんで!」
ヤルタダがかっこつけるかように助けを拒んだ。ははーん、さてはこいつ、自分から進んで生贄になりやがったな。
「あれ?♡ またお前らかよ♡」
背後から突然女の子の声がしたので振り返ってみると、そこに何と透け透けの薄い羽衣だけを身にまとった女王のハメコが立っているじゃないか。
どうしてハメコがここに!? もしかして、すまたのようじょってこいつのことなのか??
「あ、ばれちゃった?♡ そーだよ、あたしがすまたのようじょだよ♡」
まるで蛇のような目つきで冷たい笑みを浮かべるハメコ。口元から覗く鋭い八重歯が牙のようにも見える。
「女王のあんたがどうしてこんなことを?」
「どうして? そんなの単なる暇つぶしに決まってんじゃん♡ それに氷河期のおじさんをいじめると超おもしれーし♡」
このメスガキ、氷河期のおじさんを一体何だと思ってやがるんだ!
俺の心の中で段々と怒りが、いや、わからせ欲がこみ上げてくる。
「特にさ~、本番を期待させといて、じつは素股でした~って時の氷河期おじさんのがっかりした顔が超ウケるんだよね~♡ きっししししし♡」
ハメコは腹を抱えて笑い転げた。
こいつ……。氷河期おじさんのピュアなわからせ心をそんな風に弄びやがって!
しかも、ハメコというたいそうな名前にもかかわらず、素股だとは言語道断だ!
こういう完全に大人を舐め腐ったメスガキはきっちりとわからせるのみ!
俺は《わからせ棒》を使った。
「ちょ、何? お前は生贄じゃねーし! そ、そんなキモいの近づけんな! や、やだぁ! んんんっ……、んがぁ! お、おごごごぉ……」
俺は《わからせ棒》を使った。
「んんっ、おごっ、ひ、ひやらぁ! かはっ、ごほっ、じゅぽ……、んぐっ! くっぽ、ぐっぽ、じゅっぽ、おごおおおおおお……、ぶはぁ!」
「や、やだ……、そこはダメ、そんなの絶対いや! やめて、お願いだから! せめて素股で……、いやぁああああああ! ふぉお゛お゛お゛お゛お゛」
俺は《わからせ棒》を使った。
「あ゛っ、あ゛っ、お゛っ、あ゛っ……、あんっ、はッ♡ あっ♡ おんっ♡ ああっ♡ んおっ♡ はんッ♡ いい……、おっふ♡ 何これ、こんなの初めて♡ あんッ♡ おんっ♡」
俺は《わからせ棒》を使った。
「あ゛ッ♡ あ゛ッ♡ お゛っ♡ あ゛ッ♡ あ゛んッ♡ あひっ♡ んおッ♡ ひっ♡ 素股なんかより……、あッ♡ あひっ♡ 全然いい♡ はっ♡ あんッ♡ もっと♡ んあっ♡ もっとお願いひまひゅ♡ あ゛っ♡ お゛ッ♡ はあああああ♡」
こうして俺は、すまたのようじょことジュポングの女王ハメコを徹底的にわからせたのだった。
「コドージ殿! わ、私もわからせたいのですが!」
「ワシャ、わからせられるのなら素股でも何でもいいぞい!」
いつものようにシコルとヤライソがわからせたいとせがんできた。
「あたしもコレで若い芽は早めに摘んでおこうかしら」
トヨーコが拳を握りしめて不気味な笑みを浮かべる。いや、さすがに女王様にソレはやめておけ。
「ふんっ、どうせクソざこだろうって全然期待してなかったけど、おじさんすごいじゃん♡ もう素股なんかやめてコッチにするわ♡」
すっかりメスの顔になったハメコは、素股よりもいいものがあるということに目覚めたようだ。
それはいいけど、氷河期のおじさんを生贄にするのをやめたれよ。まぁでも、お互いにWin-Winだから別にいいのか。
「ちょっと、勇者の旦那! 俺もわからせたいんでこの縄解いちゃくれませんか?」
ヤルタダもわからせたいと懇願してきたのだが、自ら進んで生贄になったこいつの顔を見ていたら何だか腹が立ってきたので、縄を解かずにそのまま放置プレイすることにした。
そのあと俺たちは、女王ハメコからわからせの褒美として、着ていた透け透けの《メスガキの羽衣》をもらったのだった。
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