話の始め(仮)と終わり(仮)を決めよう!

はじめはクソゆるでよし

 うっすらと何を書きたいか見えてきたら、いよいよお話作りです。なんとなくのストーリーとキャラクターを、同時並行で考えます。

 ストーリーとキャラのどっちが先かは、先程書いた何を書きたいかにもよりますし、さじ加減は人それぞれです。


 一つだけお願いしたいのが、この段階であんまり細かいことを考えないでください、ということです。もちろん溢れるようにアイディアが出るなら書き留めた方がいいですが、無理に考える必要はありません。

 私なんて、王国の名前は一万字以上書いてから決めたぐらいです。


 ついでにもう一つ、「プロットができるまで書かないぞ!」と意気込む必要もありません。

 多分すぐに書けなくなりますが、書きたければちょっと書いてみましょう。

 その方が妄想が膨らんで、お話作りが捗ったりします。一作品を走り切るには、気分を上げることが大切です。


 さて、例えば竜殺しの中世ヨーロッパ風ファンタジーが書きたいのであれば、仮のスタートと仮のゴールとして、村を竜に襲われて傷を追った少女とか、少女を守れなかったことを悔いて復讐を誓う主人公とかがいて、成長して、旅立って、竜を倒して凱旋する。


 まずこの程度で十分です。

 ざっくりかつ王道ど真ん中ですが、欲張ってはいけません。自分色を出す機会は後であります。


 キャラクターの設定も、ここであまり細かく考える必要はありません。


 その前に、とても大切なことがあるからです。

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