第3話 魔屍骸は新鮮な肉がお好き?
「キャー!可愛らしいですわ。流石、ご主人様!!」
「映像を残す手段が無い時代‥せめて記憶の底に鮮明に焼き付けるのが正解かしら。カミラ!じゃんじゃん作りなさい!!」
「ふふっ。任せたまえ!久しぶりの
テンションが爆上がりの3人を他所に私のテンションは底辺を彷徨う。このファッションショーはいつまで続くのか...。
「何だコレ‥。」
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ことの発端は玉座の間でのことだった。
「じゃあ話して貰えるんだよね?私がここに居る理由やよっちゃんのこととかを...。」
「えぇ...構いませんよ。その為に配下の者達を全員召集を掛けたわけですから、何から聞きたいでしょうか?」
それから自らを
要約すると此処はエルメキアと言う名前の大陸で人間と
そう、他の世界から力を持った存在を呼ぶ...つまりは異世界転生だ。リリュスは長い間、曰く何十年と探していて、ようやく
「でも...期待を折るようで悪いけど、私は只の人間でキミ達の敵対してる存在と一緒だよ?それこそ戦況が悪くなるかも...。」
「何を仰いますか。雫様...貴方様を見つけた時、
我らの王になってください。とリリュスは深く頭を下げた。...どうしたものか、と返答に困る。しかし...ある人物が頭を過った。
「ごめん!リリュス...もう一つだけ聞きたいことがあって。よっちゃん...いや、紬愛香って人のことなんだけど。」
「あの時、雫様と一緒に居られた方ですね?大丈夫です。生きておられます...あれは雫様の意識を離すために
そこまで言って、
「えっと...手違いで傷つけちゃったとか?」
「そうではありません。
「ん~?えっと、つまり真意的に言うと?」
「紬様を求めた者が居り、
...ッ!!よっちゃんも
「リリュス!私ー。」
「お待ちください。雫様...
パンッパンッ!とリリュスが両手を叩くと、
「先ずは見た目から変えましょう。
やっぱり人間ってのは駄目なんじゃ?と思いながら引きずられていく。これが既に舐められてるでしょ。
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そして現在進行形でファッションショーは続いてる訳で、一体案内等はいつになるのやら。
「や~ん!///ご主人様!!その服も素敵ですわぁ~。///」
「ふむふむ...ご主人様。私と同格、或いはそれ以上かしら。///カミラ!次かしら!」
「よしきた!さてさて!次はどんな衣装にしたものか?」
てか、ずっと気になってて流してたけど...カミラと呼ばれている貴方は何者なんだ!恐らく配下の1人ではあるんだろうけど。
「あの~カミラさんで良いのかな?そろそろ決めて欲しいんですけど。」
「ハッ!?失礼したね。魔王様...思ったより反応が良くてイジり...じゃない。だいぶ逸れてしまったよ。これが新しい衣装だ。良い出来だとは思うが?」
今、絶対に弄りがいがあるって言おうとしたよね?この人、最初からまともに作る気は無かったでしょ。まぁ、確かに服は可愛いと思うけどさ。
「ご挨拶が遅れたね。私は
「あ、はい。よろしくお願いします。暇さえあれば遊びに来ます。」
この人、目線が危なすぎるでしょ!絶対私を対象として見てるよね?魔法使いじゃなくてマッドサイエンティストでしょ。実力の無駄遣いってやつ?
「ふぅ...眼福でしたわ。ではご主人様!案内に移りましょうか?」
「有意義な時間だったかしら。カミラは映像を残す手段を検討して欲しいかしら。」
このメイド達は...私は呆れた目線を2人に向けながら大人しく着いていくのだった。
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