第4話学校?

アリー 遅れる遅れるぅー!


廊下を走り抜けるアリー、移動教室じゃないとなぜ気づかなかったのかと自分に問いかけながら急いで教室に戻っている。


アリー ? ?? ???!


なぜか、誰1人として教室にはいない、それが何故なのかアリーは全くといっていいほどわからなかった。

だが、何かがおかしいということはわかっていた。


アリー どういうこと?なんで誰もいないの?おかしい、、イタズラにしても手が掛かり過ぎる、しかもこの匂いはなに?いったいなんの匂いなの?


アリーはこの異匂はなんなのかわからないでいたが、なぜかとても食欲をそそられる匂いで、その匂いの素である机の中を見てみる。


アリー 嘘、、、コレもしかして、死体?


その匂いのするものは料理でもなく人の臓物らしきモノであった、だがその匂いはとても美味しそうで食べてみたいという衝動に駆られる中,アリーはこれを食べると戻れない気がして歯を食いしばって、我慢した。


アリー (これを食べたら戻れなくなる気がする)


アリーはその時やっと感じた、異様な空気を、何かがおかしいこの教室を、いや教室どころではなく学校全体がおかしいことに。


アリー (とりあえず、逃げよう)


アリーは教室を後にした


廊下に出て左側の端には非常階段がありそこから出れば学校から出られるだろう。

アリーは何が何だかわからないままだったが、ここにいるとさらに危険な気がしたので非常階段を目指した。


ズシン、、ズシン、、


明らかに人の足音ではない何かが聞こえた。

そう、それはまるで熊のようなゾウのようなとても重い足音が。

アリーは恐怖で足が動かず声も出せず、そこに立ち尽くすことしかできなかった。


アリー (逃げないと!)


アリーは、足が動かないならと這いずって元いた場所の隣の部屋になんとか入ることができた。


ズシン、、ズシン、、ズシン


アリーはその大きなナニカが通り過ぎて自分に気が付かないことを願っていた。


アリー (お願い!通り過ぎて!気づかないで!)


幸運なことに、大きなナニカは教室に入って行ったようだ。


アリー (今のうちに!)


アリーは足音を殺して非常階段を目指した、一応走る準備もしていたが幸運が重なって大きなナニカは教室を出てくることなく、非常階段の手前まではくることができた。

だが、アリーは重要な事に気づく、自分は大きなナニカが教室で何かをする音も入る姿も見ていない事に、、、、、、、、、

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