第3話日常

早朝、アリーの朝はとても早く、太陽が出る前には出発の準備を済まして家を出るのは太陽が出た頃。

なぜそんなに早く出るのか、それは母がいつも野良猫に餌をあげているため家には朝ご飯をもらいにくる野良猫たちがいるため、ちなみになぜそんなことをするのかというとアリーは猫がとても苦手なので猫に合わないように早く出発する。

だが、そうしても朝ごはんを食べずにいつも付いてくる猫たち。


アリー ひぃ〜!今日も猫がついてくるぅ〜!


そんな朝早くに出ても猫たちはついてくるのはなぜなのか?マタタビでも髪に塗っているのだろうか?

そうして山の坂道を登って頂上に差し掛かる手前ぐらいに校門が見え歩き出したアリー。


アリー ハァッ ハァッ 疲れた、、、いつもこんな調子じゃいつか死んじゃうよ。


肩で呼吸しながら歩くアリーの肩を誰かが掴んだ。


サラナ あんたもバカねぇ、そんな全速力で走ってもいつも猫は一定の距離を保って走ってるんだから歩けばいいのに。


呆れつつも、笑いながら話すサラナにアリーは

頬を餅のように膨らませながら近寄る。


アリー 仕方ないでしょ!怖いんだもん!


サラナ はいはい、わかりましたよー。


全く気にも留めないような返事でアリーはさらに膨らませてハグになりながら校門を通った。


学校の校舎は改修され新しく建造された何処かの教会のような神聖さを放っている。


教室では、生徒たちが楽しそうに会話をしていて、とても和やかだ。


アリー 今日って授業なんだっけ?


アリーは疲れたのかサラナの頭に顎を首に手を回し張り付きながら質問した。


サラナ アリー、人の首と頭はね?顎と肩を乗せる場所じゃないのよ?


と、うっとうしそうにいうサラナ


アリー はぁ〜い、わかったよ。


しょんぼり顔のアリー、可哀想だから仕方なく質問には答えてあげるサラナ。


サラナ 仕方ないわねぇ、国語と社会と数学よ午後は覚えてないわ。


アリー サラナありがとぉ〜。


感謝を言いながら教室を元気よく出て行ったアリー、サラナは移動教室とも言ってないのに。



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