ショッピングモール4

パパは皆と合流するがパパが欲しい物は思いつかなかった。

ジイジ達と楽しそうに買い物を楽しんでいた子供達を見てほっこりするパパ。


ママの圧力に負けて、ママの収納の指輪から荷物を預かる事にしたのだが、出るわ!出るわ!子供の服がメインだが衣料品が凄い事に、シャンプ―や石鹸もこんなに居るのか?と思う量を買って居た。


「もう入らなかったからパパが来てくれて良かったわ!」

「と言う事はもっと買えるね!服とお美容関係は終わったから次は何にするママ?」


おとは遠慮する気は全く無い様だ、「じゃあ次はぬいぐるみとかおもちゃはどう?」さきとほしはそこに行きたのを我慢して今まで付き合っていた様だ。

「じゃあおもちゃ売り場に行こうかしら!パパは行くの嫌でしょ?食糧品を色々選んでおいて」ママと子供達は足早におもちゃ売り場に去って行った。


「ヒロ馬鹿兄貴はどうしたの?」

「ああ!二度と変わる事は無いだろう帰って貰ったよ!」

「そっか…全く反省もしていなかった様だし仕方ないわね」


何処かで兄が反省をして心を入れ替えて暮れればと思って居た姉、見事に期待を裏切られて少し悲しそうだ、「食料品行くんでしょ?さっさと終わらせましょうか!」

「義兄さんと二人はどこ行ったの?」

「見たいものが有るって言って3人で見に行ったわ、おとに良いタブレット選んであげるって言ってたから電気屋さんかしらね?」

「カード一枚しか無いけど皆バラバラで大丈夫かな?」と佐々木さんを見る

「レジさえ通して頂ければ対応する様にいたしましたので大丈夫ですよ!」

「既に凄い量だが大丈夫なのかな?」パパは心配に成って聞くが


「お金の心配は要りません!ご家族にはお金には替えれないほどの貢献をしていただいておりますので!ポーション一個市場に出せば100万はするんですよ?お気になさらない様に何なら此処のもの全部でも良いですよ!」と手を広げて言う佐々木さん


「それは大人買いが過ぎるな!寝れなくなりそうだから遠慮しとくよ」規模がデカすぎるぞ!と突っ込みを入れたくなるパパだった。


「では食料品売り場で大人買いをいたしましょう!」と佐々木さんが歩き出す後を付いて行くパパだった。


食料品売り場では既に自衛隊員がレジに並び商品をレジに通しているカート一杯に成るとレジに戻り又カートを取り商品を取りに見勝っている状態だ…

唖然とするパパに向かって佐々木さんが「此方に置いてある物はレジを通して居るのでしまって貰って構いません!」と自信満々で言う。


「これマジで全部行く気か?近所の住人が困らないか?」と佐々木さんに聞くパパ


「いつ電気が切れるか分からん状況ですので保存が効かないのから選んで持って着させております」


隊員が商品を取ると店の店員が補充をしている、此れは二度手間では?とパパが思い

「姉さんこれは効率悪いよね?」と姉に振る「店員さんに此処まで運んで貰ったほうがいいわよね?」と姉も同意見の様だった。


話を聞いていた佐々木さん「段ボールを開けるのも面倒ですな!そのまま持ってこさせましょう!」と店員も使いレジを通すだけに成ってしまった。

パパは冷凍ものや生ものだけを先に収納に仕舞って「全部終わったら呼んで!」と時間が掛かりそうだったので姉とお茶を飲むことにしたのだった。


一階に戻り外にある喫茶店に戻って久々に姉とお茶をする

「取り敢えずは元気そうでよかった!」と姉が言ってきた。

「まあ色々あったけど何とか出来て居るかな、姉さんは此れからどうする?」

「色々旦那とも話し合ったんだけどね、どうすれば良いかは分からないから結論が出ないのよね…」


「まあ行き成りの事だからな、言われてもどうすれば良いか分かる奴なんかは居ないだろうな!」


「ヒロ結界に入れれば職?だっけ貰えるんでしょ?それ貰えれば生き残れるの?」

「生き残れるかは分からんが生存確率は上がるだろうな」

「なら職を貰って今の所を守りながら生活したい」

仲のいいご近所さんや友達、姉は自分の周りも守りたいのであろう事が伝わって来る。

「暫くは行けるかも知れないが食料はどうする?買い物は出来なく成ると思うぞ?」


「そうだよね…出来るかな?と思ったけど皆を助ける事は出来ないか…」

「結界に入れるならその人達を連れてうちまでこれば良いよ!入れない人は無理だけどね、中に入れる人だけでも救えるよ」


「今日職をヒロから貰って皆を助けようと思ってたんだけどね…私じゃ無理そうか」

「無理じゃないぞ!全員は無理なだけだなそもそも結界に入れない奴らは悪意が有るから入れないんだ助ける価値は無いだろうな」


「ヒロの地元の友達なんかはどうするの?」

「結界を試す様に言って貰って居る、入れた者は此処に来いともね」

「そっか…私らも世話に成って邪魔に成らない?」

「4人位大丈夫だな!遠慮はするなよ?なみも子供達も喜ぶよ!」

「義父達はどうするの?」

「まだ話は聞いて居ないがそっちはなみに任せるよ」


姉が砦に来る事に決めたらしい、此れでパパの心配の種が一個減ったのだった。

駐車場が騒がしく成って来たか?『パーン!パーン!』と銃声も聞こえて来た。

「姉さんは皆の所に戻ってて、ちょっと緊急みたいだ様子を見て来る」

「わかった!ヒロ無理しないでね!」

「ああ!無理はしないよ様子を見て来るだけだ」


姉を見送り銃声がした方に急ぐパパ自衛隊が隊列を組んで下がりながら発砲をしている、ケガをした隊員も居る様で担がれたり引きずられたりして少しずつ下がって居る状況の様だった。


パパは走り寄りケガをしている隊員にポーションをぶっかけ自衛隊が相手をしている魔物を確認する 「レッドグリズリーか!」異世界の魔物で言うとBランクに成る魔物だ、職を得たばかりの隊員では難しいだろう。


ポーションをぶっかけて直した隊員にこれでけが人を直せとポーションを数本渡すと弓を出して構えるパパ


自衛隊員から離れる様に位置取りし水属性の魔法矢を放つ。


「ギャー!」と悲鳴を上げるレッドグリズリーの注意はパパに向かう事に自衛隊員に手で下がれの合図を送り剣を取り出して構えレッドグリズリーに走り込む


レッドグリズリーもパパを危険と認識して立ち上がり「グガー!」威圧する。

自衛隊員の何人かがその威圧で動けなく成ってしまった様だがパパには利かない、異世界で何度も相手にした魔物だ (ママと子供達がパパは一度も倒してはいない)

パパが走り込みレッドグリズリーが応戦しようと手を振り降ろす!『スカ!』と空振りし困惑するレッドグリズリーパパはわざと目の前に飛び込み攻撃を誘い転移で真後ろに移動して居たのだ。

『スパーン』レッドグリズリーの首を跳ね飛ばす、少し自分でも見事にきまり過ぎてビックリしてる「おお~!」と周りから聞こえて来てちょっとどや顔をしてしまったパパだった。


無線で『山内様の加勢の御かげで此方は戦闘終了』と報告をしている自衛隊員。

此方はの言葉に「他でも戦闘が起きているのか?」確認を入れるパパ


申し訳なさそうに「東方面で赤い狼の群れに襲われている隊が有ります何とか抑えてはいるそうですがけが人多数応援要請を受けております」


「分かった!そちらに向かう!ここを頼んだぞ!」そう言ってパパは走り出す、怒号と銃声が聞こえだして来た!上手く車両を使い狼に囲まれない様にして凌いでいる様だ、まだ持ちこたえれそうなので近くの木に登り狼の後ろから見渡せるように陣取る事に成功したパパ、後ろから矢を射て注意を此方に向ければ自衛隊員も動きやすく成るだろう。


一番後ろの少し大きな狼を狙い一撃で頭を貫くと動きが止まる狼の群れ、それを見て矢を放ちながら「今だ反撃しろ!」と声を張り上げると中から剣を持った自衛隊員が飛び出してきて狼を仕留めて行く、援護をしながらそれを見守るパパ。


レッドウルフか深淵の森のパパ達が居た当たりの魔物で単体でC群れでBランクの魔物だ、このLvなると熟練の冒険者で無いと対応は無理だ、しかも連戦は無理だと言って居た気がする。


自衛隊員も一週間の訓練は受けてはいるが闘気まで使える様に成るのもはほぼいない特殊部隊の精鋭で何人かが使える様には成ってはいたがBランクに成ると闘気が使えないとキツそうだ、あと4日で融合してしまう状況だが中々厳しい状況に成るだろうとパパは気を引き締めるのだった。



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