自衛隊と公安警察2
様子を見守り被害が出そうなら動けば良いかと弓だけを取り出す、矢を出すと何を言われるか分からないので魔法矢で対応するつもりだ。
自衛隊が魔物が山側に居るので発砲を開始する、『タン!タタタタタ』と銃声が響くがウルフが走り回り避けてしまう、パパも初めて見るコブリンライダーって言うのか?中々に厄介そうだ。
ウルフの機動力で近くまで来たら乗って居るコブリンが襲い掛かって来る、そこからはウルフとコブリンが連携して攻撃してくるのだ!
コブリンの後ろに隠れて足元に攻撃してくるウルフ、ウルフに気を取られるとコブリンが襲い掛かって来る。
その繰り返しだが慣れて居なければ厄介な相手だろう、力量的には上の自衛隊員も翻弄をされて実力を発揮できていない様だった。
パパが指示を出す!「接近戦が得意な者前に出ろ!射撃が得意な者援護!仲間に当てるなよ!ウルフのけん制だけに集中しろ!」
自衛隊員はパパ達に貰った武器を手に前に出る者後ろで銃を構える者と分かれて戦いだした、一匹に集中しだせば力量が上な方が勝つ徐々に魔物の数が減る。
不利と見たのか一匹のコブリンがウルフに飛び乗り走り出す!まさか逃げ出すとは思って居なかった自衛隊員は対応に遅れた。
後ろを向いて中継に夢中のおとに狙ういを付けた様だ、銃を構えるが子供達が射線上に居るため撃てずに慌てる自衛隊
後ろ向きで「おっと!自衛隊に敵わないと思ったのか人組の魔物が此方に向かってきます!私になら勝てると思ったかな?なめられたようですね!」としゃべりながら襲い掛かって来たコブリンとウルフの攻撃をヒョイと躱すと蹴り飛ばしたのだった。
2匹が錐もみ状態で自衛隊の方に蹴り飛ばされて動かなく成って居る。
「私に勝とうなんて100万年早いですね!」カメラに向かってVサインをして居る音が不意に遠くを見たと思ったら「パーン!」と銃声が遠くから聞えて来た。
民家の屋根の上からライフルでパパを狙撃してきた様だ。
おとが走り込み何かを掴んだ!
「パパ油断したらダメじゃない!」と手を開くと銃弾を握っていた。「パーン!」また銃声が成るが「ほ!」とまた音が銃弾をキャッチして走り出す、屋根の上で人影が動き逃げようとしているが、音の方が早そうだ「パン!パン!パン!」と銃声が響く、慌ててパパもおとの元に走って行くが音がスナイパーをのした後だった。
ホッとするパパとママ
荒井達も走り寄って来て「すみません!護衛できずに何たる不覚!」
パパ 「皆無事なんだ!荒井さんそんな顔するなよ!」
ママ 「そうね~荒井さんが悪いわけじゃないわね!公安警察はこう言うの取り締まってほしい物よね!」とママが聞こえる様に嫌味を言う。
おと 「この人日本人かな?」
パパ 「確かにそれっぽいが隣国かもしれないな?」
さき 「おとねえ早すぎて撮れなかったよ!」
ほし 「皆ケガはないよね?」
ママ 「皆ケガは無さそうだから大丈夫よ、ほしありがとうね」
荒井 「他にも潜んでいるかもそれませんのでこのまま建物の中に行きましょう」
荒井の先導の元周りを自衛隊員に囲まれながら結界を張った建物に急ぐ一行、公安警察が何か言いだしているがまずは建物の中に入る事が先決だ相手にして居られない。
職を得ている者ばかりなので皆かなり速い一気に走り抜き建物に避難をして一息つく、自衛隊員は倒した魔物の処理に半分が向かって行った。
残りの15人ほどの自衛官が建物の周りを囲み警戒態勢だ、そこに追いついて来た公安警察諦めの悪い事で…息を切らせてゼーゼー言って居る。
『公安警察ってエリートじゃ無かったのか?』と思うパパだった。
一息ついて勢いを取り戻した公安警察「逃亡しようとするな!」と意味不明な事を言って来る。
パパ 「狙撃られる危険が有る場所に突っ立って話すのはどうかと思うが狙撃手はあんたらの仲間か?まあ取り敢えず中に入ったらどうだ?」と中に進めるパパだった。
そう言われては外では話は出来ないと思ったのか中に入って来ようとするが結界を通過出来ないようで何かわめいて居る。
パパ 「その結界はな、悪意ある者は入れない様に神様が作ってくれた結界だな、これであんたは悪者だってわかった訳だ、他の人は入れないのか?」
順番に試していく公安警察25人いた最後の一人が試すとその人だけが中に入れたのだった。
パパ 「あんたは善人のようだな!名前は?」
「私は国家公安警察所属の田村と言いますお見知りおきを!」と挨拶をする。
パパ 「さっきから結界に入れずにうるさい奴の話は聞く気が無い此れからは田村さんが話してくれるか」
田村はちらっと外を気にするが観念したように話し出す「私は反対したのですがね上からの圧力でどうにも成らなくなりました申し訳ありません」
荒井 「今回の公安の行動は常軌を逸して居る我々自衛隊が動いて居るんだ国からの命令に決まって居る、なぜそこに首を突っ込んでくるんだ?」
田村 「今回国会議員4名を除き軒並み議員を辞職しました。何とか運営されている状況ですね、公安委員会のトップは内閣総理大臣です、今まで出世する為にゴマを擦っていた人が居なくなってしまった、その者達はどう動くのでしょうか?」
荒井 「派閥争いが激化し一部が暴走かよく聞く話ですな」
パパ 「この調子だとそのうちまた裁きのイカズチが起きそうだな…」
荒井 「そうすれば中に入れた田村さんは大出世できるな!おめでとう!」
田村 「私はそのようなつもりはありません!国の安全を守るためにこの職に就いたのです!断じて出世の為では…」
パパ 「ああ田村さんが悪い人間じゃ無いのは結界に入れたことで証明されている。上が腐って居ると下も腐って行ってしまう、トップが誠意あり国を思い民を助ける意思のある人でないと悪く成るだけだ、公安の中に他に結界に入れるか試したものは居ないのか?」
田村 「若い奴らは何人か入れたと言って居た者が居ますね、私は中間管理職でしょうか…上の者は試したかどうかもわかりません」
荒井 「自衛隊の様に組織を上げてやらなければいけなかった、本来なら今自衛隊がやって居る家族の護衛などは公安の仕事だろう?」
パパ 「そうなのか?それは悪い事をしていたのか?」
荒井 「初めの上の判断は分かりませんが海外での要人の警護は自衛隊の管轄です、国内では警察の管轄に成るはずですね」
田村 「そうですね本来ならそのはずです、場所が場所で公安の装備ではたどり着く事が困難との判断で自衛隊が動くことに成ったのだと思います」
パパ 「自衛隊は来るの早かったからな!マスコミの速さには驚かせられたが」
荒井 「パパさん達が現れる数日前からあの一体の上空で雲が渦巻いて居たので警戒はして居たのだと思います」
パパ 「それは初めて聞いたな知らなかったよ!」
荒井 「これからの事なんですが公安を黙らせるために此処に佐々木を呼んでおります、公安も佐々木が相手なら下手な事は出来ないと思いますのでもう少しお待ち願います」
ママと子供達は茶菓子を出されてそれを味わって居るが流石に飽きて来たようで音が動画を撮りだす。
窓を開けて「只今公安警察に取り囲まれております!うちのパパはどうなってしまうのか!」と撮影を開始自衛官とまだ揉めて居る公安と採って居るのと遠くからヘリが飛んでくるのが分かる。
音が撮影を続けている、初めの樹海に来た時の様に10台ほどが編隊を組んで此方に向かって来たのだった、一台が地上に降り立ち残りのヘリからロープが垂れさがると続々と自衛隊員がロープを伝って下りている。
全員が降り終わると整列して此方に向かって来ると佐々木さんが先頭に居た。
合図をするとこの建物を取り囲むように隊員たちが移動しだす。
佐々木が此方に歩いてくると公安警察に何か命令書?の様な物を見せる、合図を送ると自衛官達が公安警察を拘束して行くではないか、パパを狙撃したスナイパーも意識は無いが連れて来られて拘束されている、同じ扱いをして居る様に見えてもしかして仲間?と音は感じて配信に向けて話して居た。
佐々木さんが建物の中に入って来た。
「山内様お久しぶりです!今回も失礼をいたしました!中々現状を理解しようとする者が少なく苦労しております!山内様には失礼な事ばかりで申し訳ありません」と深々と頭を下げている、荒井さんも一緒に成って頭を下げていた。
「佐々木さんや荒井さんが悪い訳では無いんだ!頭を上げてくれ!」と言っても中々上げようとしない二人を見て「頭下げてたら此れから強力しないよ?」と脅迫するパパだった…
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