第66話 山の探索
翌朝になり辺りも明るく成ってくる頃、朝食の準備をしているとゴンがママの元に戻って来た、ママに報告をしてほしの肩に止まり眠りについた様だ。
パパ 「ゴンは何て言ってたの?」
ママ 「森の方はあれからは異状ない見たいよ、怪しいのは山の方にある洞窟だって言って居たわよ」
パパ 「山に洞窟が有るんだな、新しく出来たのかな?」
ママ 「本には何か書いて無いの?」
パパ 「山の洞窟については何も書いてないな」
おと 「探索するにしても地図も無いと迷っちゃうかも?」
パパ 「今までは地図が有ったからな、もし行くならマッピングしながらに成るな」
さき 「うへそれは大変だよね?」
パパ 「何も情報が無いからな、探りながらい行く事に成るな」
ママ 「もし行くならちゃんと準備してから行かないとね?」
ほし 「ええ~行かないの?行って見たいな~」
パパ 「洞窟の場所とちょっとだけ中見てみようか、中の敵がどんな魔物が居るかで洞窟のLvが分かるから」
おと 「森に出て来てる強い魔物はそこから出て来てるんじゃないの?」
パパ 「そうだなその可能性が高いだろうななので1階の魔物だけ確認したいんだ」
ママ 「そうね~ご飯食べたら行きましょうか、すずちゃん案内よろしくね?」
すずちゃんはゴンに何か聞いて居る感じだ、ゴンとの確認が終わったのだろう飛び立って行った、ご飯を済ませたら飛んで行った方向に向かうとしよう。
朝食のオーク肉のサンドイッチと野菜スープを飲み山えと踏み込んいく、山の麓の魔物はアイアンゴーレムやハーピー、ロックジャガーが主な魔物だ、中でもロックジャガーが曲者で石に擬態し音も無くいきなり襲い掛かってくるので面倒な魔物、山の中腹になるとグリフォンやワイバーンなんて敵も出てくる、山頂はドラゴンの巣に成っている様だ。
本の情報は古いので参考程度で慎重に行く事にしパパも最初から探査を使って行く事に、山をすずちゃんが飛んで行った南東方面に登っていく。
アイアンゴーレムやハーピーが途中に襲って来るが難なく討伐できる、ロックジャガーは石の様に成って居て動くまで音は分からない様だった、パパの探査で引っ掛かった石に向けて音が風の斬撃を飛ばすと難なく討伐出来た、動かないのでトレントと同じだ擬態が分かってしまえば襲われる前に倒せてしまう簡単なお仕事に成ってしまった。
暫くは何事もなく進んで行けていた、すずちゃんが戻って来た「ジジジジィ」とかなり警戒している様だった。
パパ 「すずちゃん何だか焦って無いか?」
ママ 「リッチに追いかけられて逃げて来たみたいよ」
パパ 「うはーリッチかまた面倒な魔物が出たな~」
おと 「パパリッチってミイラみたいなの?」
パパ 「そうだな賢者が悪魔と契約して永遠の力を得た魔物だったかな」
さき 「魔法は利くの?弱点はあるの?」
パパ 「リッチには聖属性の攻撃しか聞かないな、教会で聖水用意しないと倒せないはずだ」
ママ 「聖属性ならほしちゃんにお任せね!」
ほし 「私が倒せばいいの?」
パパ 「そうか聖なる結界は浄化作用が有るんだったな」
おと 「ほしなら余裕で倒せそうだね」
パパ 「普通ならかなり厄介な敵なんだがなしかも普通は夜か洞窟にしか出ないはずなんだよ」
さき 「また強化版みたいな感じかな?」
パパ 「きっとそうだな、皆油断するなよ?」
岩の陰からリッチが姿を見せる、ミイラになって目は無いはずだが見つめられている様な感覚に陥る。
パパ 「デバフ攻撃されて居るな皆目を見るなよ?」
おと 「あれ目無いけどどうすれば良いの?」
さき 「顔を見なければいいのかな?」
ママ 「面倒よね~ほしちゃんお願いして言い?」
ほし 「わかった~」ステッキを構え結界を張ろうとするほし、ステッキをほしが構えた瞬間にリッチが火の魔法を放ってきた。
さき 「小癪な奴め~えい!」と咲が水の魔法で応戦しリッチの魔法を消し去った。
リッチは何か叫ぶと杖を構え一気に詰め寄って来たそれにおとが切りかかり鍔迫り合いを始めた、そのまま魔法を唱えようと何か呪文を唱えるリッチ!
おと 「こいつ口くっさーい!勘弁して~星速くやっつけて」とまるで緊張感が無い
ほし 「おまたせ~行くよ~えい!」とステッキを振り下ろす。
音とリッチを中心にキラキラと光り輝いて居る、「ああ~」とリッチの力が一気に抜けて崩れ落ちていく、その場には魔石と杖だけが残って居た。
ピロン! Lvが上がりました。ピロン! Lvが上がりました。ピロン! Lvが上がりました。
おと 「おえ!臭かった~気持ち悪いよ~」
ママ 「何か良い匂いのするものは…桃位かな?」
おと 「ちょうだーい、桃食べれば治るよね?」
パパ 「治るのかな?まあ食べて見なよ」
おとが匂いに倒れそうになって居る、桃を食べれば怪我や病気は治るがどうなんだろうか?匂いで気分が悪く成るのは病気みたいなものなのかな?
おと 「桃食べたら良くなった気がするよ~2度と近づきたくないよ今度出たらパパお願いね」
パパ 「ああ分かった今度出たら速攻にほしに浄化してもらおうか…」
おと 「ずるーい!あの匂いを一回体験した方が良いよ?」
パパ 「何事も経験か…それにしても一気にLvが3も上がったぞ」
おと 「私も上がった~やっぱりかなり強い魔物だったんだよね?」
ママ 「弱い魔物倒しても全く上がらなくなってたから嬉しいわね」
おと 「Lvどれ位に成っかかな?ステータス!」
おと 魔剣士 Lv62
攻撃 143
素早さ 114
防御 128
賢さ 114
魔力 124
運 1
ユニークスキル
空気を読む
スキル
魔法剣術 魔闘術 聖剣術
適正 火 風 創造神の加護
パパ 「相変わらずのステータスだな!」
さき 「私も見てみるーステータス!」
さき 大魔導士 Lv62
攻撃 12
素早さ 30
防御 50
賢さ 166
魔力 219
運 1
ユニークスキル
鈍感
スキル
魔道の極み 魔力操作 並列思考
適正 火 水 風 土 草 創造神の加護
さき 「やったー初めて攻撃が上がった!」
パパ 「いやいや咲に攻撃要らんだろう?」
さき 「ずっと上がらないのが上がると嬉しいよね~ママ~」
ママ 「そうよね~ママも賢さが上がってると良いのだけれどステータス!」
なみ 主斧 Lv61
攻撃 228
素早さ 96
防御 172
賢さ 12
魔力 11
運 1
ユニークスキル
家庭菜園
スキル
火事場の馬鹿力 テイマー 斧術 怪力無双
適正 草 水 創造神の加護
ママ 「賢さが1しか上がって無いわね…魔力も1上がってるわね」
さき 「まま良かったね~」
ほし 「次は私が見るね~ステータス!」
ほし 聖女 Lv61
攻撃 22
素早さ 30
防御 70
賢さ 180
魔力 158
運 1
ユニークスキル
言霊
スキル
癒しの水 聖結界術 悪意察知
適正 水 草 創造神の加護
ママ 「相変わらず羨ましいステータスね」
ほし 「ほしのステータスは良いの?」
ママ 「ええ出来れば変わって欲しい位よ?」
パパ 「そうだな~羨ましい限りだよじゃあパパが最後だなステータス!」
ひろ 放浪者 Lv61
攻撃 66
素早さ 68
防御 65
賢さ 64
魔力 66
運 100
ユニークスキル
器用貧乏
スキル
収納 転移術 探査 サバイバル 剣術 弓術 速射 照準
魔法矢 交渉術 属性魔法
適正 ぜんぶ 創造神の加護
パパ 「中々覚醒は起きない様だな…」
おと 「でも初めに比べたら凄い成長だよね?」
さき 「何気に属性魔法って増えてない?」
パパ 「ほんとだな!いつの間に覚えたんだろう」
ママ 「ステータスも全部英雄級に成ってるから魔法も使えるのよね?」
おと 「私も使えるけど先ほどじゃなからね~」
パパ 「音も賢さも魔力も100超えてるじゃないかイメージが悪いんじゃない?」
おと 「じゃあパパ次の魔物で色々試してみようよ」
パパ 「おお良いぞ!色々魔法でやってみるか!すずとゴンはどんな感じなんだ?」
おと 「じゃあ見てみるね~」
ゴン 始祖
あれ?なんだか見れなくなってる…
すず カムイ
名前と職?しか見えなくなっちゃったみたい
パパ 「何でだろうな?全部見えちゃうと何だかまずいのか…修正入れられた感じかもな?」
おと 「皆ポンポン転職させたのがまずかったのかな?」
パパ 「ああそれが原因かもな~世界のバランス崩れるとか?」
ママ 「そうよね~銀狼族の皆結構強く成ってたからじゃないかしらね?」
さき 「銀狼族が世界征服しちゃうとか?」
パパ 「転職システムがこの世界では知られて居ないみたいだからな、知ってるものだけが力を得てしまう事に成るな、放置して置いたら銀狼族だけ皆上級職に成ってたら世界征服も出来てしまうかもな?」
おと 「それじゃあ見えなくなってもしょうがないかな~まあそんなに困らないから良いか?」
パパ 「音が戦闘中に相手に使って居たら相手のスキルとかステータスが丸裸だからな、弱点も分かってしまうかもしれんからな」
おと 「パパなんでもっと早く行ってくれなかったの?全然思いつかなかったよ!」
パパ 「今までの魔物は大体知ってる奴だったからな~お前たちが瞬殺してたし見る必要性を感じなかったんだよな?」
おと 「確かに瞬殺だったか~必要なかったもんな~」
パパ 「これからの方が必要があった感じでもったいないけどまあ諦めようか」
ママ 「そうよね~色々試せばいい物ね!」
今までまともな攻撃を喰らって居ない家族、咲が蹴り飛ばされ怪我をしたくらいだろう、順調にLvも上がっている様でステータスは皆化け物の様になってしまって居る、この先も家族が揃って居れば苦戦はしても負ける事はまず無いだろう。
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