第57話 家に向かって
広場で豆吉を探しているとすれ違う銀狼族の者達が拝んできた…
豆吉を探していると言うと直ぐに連れてきますと数人が探しに散って行った、なんでも言う事聞いてくれそうだな。
おと 「なんか皆がキラキラして見つめられると少し怖いよね?」
さき 「尻尾がブンブン振れてるから好かれては居るよね?」
パパ 「そうだな何とか信用はしてくれたようだな」
おと 「信用とかの話じゃないような気もするんだけどな…」
さき 「ここで宗教始めたらみな信者になりそうよね?」
パパ 「そんなことしたら居心地悪くなるぞ?いつも皆に拝まれて見られているんだ芸能人の様にプライベートがなくなるぞ?」
さき 「それは嫌かも~」
遠目に豆吉が走って来るのが見えたのでそちらに歩いて行く。
豆吉 「お探しと言う事でしたが何か不手際がありましたでしょうか?」
パパ 「イヤイヤ…今まで通りに接してくれちょっと確認したい事が有ったんだ」
豆吉 「今まで通りと言われましても…」
耳が垂れ尻尾が下がってしまった…
パパ 「この村からリキ王が居る場所を道で繋いでも良いか?森の奥に成るんだが」
パパがそう聞くと豆吉は顔を上げて思案顔だ。
豆吉 「道を引くのは良いのですが、魔物は強いし深淵の森の木は硬く中々切り倒せませんよ?」
ここから先にはオーガやトレントなどの強く厄介な魔物が出ると言う豆吉。
パパ 「道は此方で勝手にやらせてもらうよ、忙しい所ありがとうその確認だけしたかったんだよ今日か明日には道を繋げて一度帰るよ」
豆吉にお礼を言ってママの元に戻るとママに「すずちゃん居るかな?ちょっと確認して欲しい事が有るんだけど」
ママにすずちゃんを呼んでもらい此処から家の方角を教えてもらうと村の新しく作った出口から東方面を少し北に行った辺りに家が有るとすずちゃんが教えてくれた。
パパ 「さき今すずちゃんが教えてくれた方角に川を渡った所から道を家まで作って欲しいんだが行けるか?」
さき 「又木を引っこ抜けば良いんでしょ?パパが収納してよ?」
おと 「私が切り倒しちゃダメなの?」
パパ 「初めのうちは切り倒しても良いと思うけど家に近く成ったら危ないだろ?今は結構な人数が生活して居るんだから」
おと 「そう言えばそうだね初めの一回だけ私にやらせて~あれ意外とスッキリして面白いんだ!」
パパ 「最初だけだぞ?家までどれ位の距離か分からないからな、Lv上がった音が斬撃どれ位飛ばせるように成ってるかも分らんしな」
おと 「そう言えば全然見てなかったステータス確認しよっと」
おと 魔剣士 Lv56
攻撃 131
素早さ 108
防御 114
賢さ 102
魔力 112
運 1
ユニークスキル
空気を読む
スキル
魔法剣術 魔闘術 聖剣術
適正 火 風 創造神の加護
おと 「Lvあんまり上がらなくなったよね」
パパ 「そこからは数より質だからな強い敵倒さないとLv上がらんからな」
さき 「私も確認しとこステータス!」
さき 大魔導士 Lv56
攻撃 10
素早さ 23
防御 42
賢さ 154
魔力 201
運 1
ユニークスキル
鈍感
スキル
魔道の極み 魔力操作 並列思考
適正 火 水 風 土 草 創造神の加護
さき 「私も同じだねあんまり変わって無い気がする」
パパ 「イヤイヤ魔力なんて200超えてるじゃないか十分だろうに…」
おと 「パパのも見せてよ」
パパ 「分かったステータス!」
ひろ 放浪者 Lv55
攻撃 60
素早さ 62
防御 59
賢さ 58
魔力 60
運 100
ユニークスキル
器用貧乏
スキル
収納 転移術 探査 サバイバル 剣術 弓術 速射 照準
魔法矢 交渉術
適正 ぜんぶ 創造神の加護
パパ 「お!新しく交渉術っての覚えてるな」
おと 「Lv追いつかれてきたじゃん!」
さき 「ほんとだね~抜くことは無いよね?」
パパ 「追いつくことは有っても抜けはしないだろうな」
おと 「パパのステータスも英雄級に成ってるよね」
さき 「英雄はこの世界では強いんだよね?」
パパ 「全部おとのステータスの半分しかないがな…最近は戦闘に成っても収納してるだけだしな」
おと 「ママはステータスどうなったかな?」
ママ 「あまり変わった感じは無いわよ?」
さき 「良いじゃん見せてよ~」
ママ 「分かったわステータス!」
なみ 主斧 Lv56
攻撃 213
素早さ 86
防御 162
賢さ 11
魔力 10
運 1
ユニークスキル
家庭菜園
スキル
火事場の馬鹿力 テイマー 斧術 怪力無双
適正 草 水 創造神の加護
おと 「ママ賢さが上がってるじゃない!」
さき 「ほんとだ!良かったねママ~」
ママ 「1上がってるだけじゃない…」
パパ 「上がってるだけ可能性が有るって事だ全く上がらない事も有るんだから」
ママ 「そう言われると何だか良かった様な気がしてきたわね」
おと 「そうだよ!此処からLv100まで1上がったら44上がる事に成るからね」
騒いで居たらほしが起きて来たもうすぐお昼時だ丁度良かったかな
ほし 「何騒いでるの?」
さき 「皆のステータス見てたんだよ、星も燃せてみてよ」
ほし 「わかった!ステータス!」
ほし 聖女 Lv56
攻撃 20
素早さ 25
防御 68
賢さ 170
魔力 148
運 1
ユニークスキル
言霊
スキル
癒しの水 聖結界術 悪意察知
適正 水 草 創造神の加護
ママ 「相変わらずの羨ましいステータスよね」
パパ 「そうだな賢さ170は凄いよな」
ほし 「ほしは強く成ってる?」
おと 「そうだね~強く成ってるよね」
さき 「十分強いと思うよ!」
皆に褒められてほしはニコニコしている
ママ 「音すずちゃんはどうなの?」
おと 「すずとゴンも見てみるね」
すず カイム Lv48
攻撃 56
素早さ 86
防御 64
賢さ 89
魔力 80
運 22
ユニークスキル
鳥類支配
スキル
隠密 保護色 気配察知 鷹の目 さえずり 変身
適正 風 創造神の加護
パパ 「すでにステータス抜かれたな…」
おと 「パパがテイムして無くって良かったよね」
さき 「そうだね言う事聞いてくれなく成っちゃうもんね」
ママ 「大丈夫よ?強く成ってもちゃんと言う事聞いてくれるって言ってるわよ?」
おと 「ゴンの見るのちょっと怖いけど見てみるね」
ゴン 始祖 Lv48
攻撃 80
素早さ 82
防御 64
賢さ 68
魔力 88
運 18
ユニークスキル
夜の王
スキル
隠密 夜目 音波 夜の霧 変身
適正 風
パパ 「分かってたけどパパは抜かれてるな…」
おと 「やっぱり強いよね」
さき 「今は昼だから半減して此れなのかな?」
ママ 「半減してこれだと凄いわよね?」
パパ 「このステータスの半減だと思うぞ?」
ほし 「すずちゃんもゴンちゃんも強く成ったよね~」
ゴンは特にほしに懐いている初めてテイムした時にほしが怪我を直して事でママよりもほしと一緒に居る事が多い、頼もしいボディーガードだ、まあ昼間は殆ど寝ているが、夜に成ると人知れず家族を守るために狩りをしてくれている様だった。
パパ 「よし確認も終わったしお昼食べたら道作り出そうか」
お昼は広場で銀狼族の女性陣が作ってくれていたのでそれを頂くと川まで来てすずちゃんが教えてくれた方向に向かって音が斬撃を飛ばすのだった。
おと 「じゃあまずは全力で行きます!風の斬撃で名図けて風の刃!ハー」
音のネーミングセンスは無い様だ…
(ズババババババババババ―――――ん)
ピロン! Lvが上がりました! ピロン! Lvが上がりました!
パパ 「今パパはLvが2も上がったんだが…」
おと 「私も2上がった~」
さき 「上がりにくいはずだよね?何倒したんだろう?」
ママ 「何だか怖いんだけど見に行くしかないわよね?」
パパ 「そうだな確かめに行くしかないよな…」
パパが音が切り飛ばした木と切り株を収納して咲が地面を均し道を作っていく、そうやって進んで行く事約2時間後
パパ 「どこまで切り倒しているんだこれ…」
さき 「まだ先が見えないけど凄い飛んだみたいだね」
パパ 「今気が付いたんだが、トレントが収納されてるな、木と見分けがつかないけどトレントと上位種のエルダートレントが収納に入ってるな」
おと 「全然分からなかったね、まだそこらへんに居るのかな?全然分かんない」
おとのスキルではトレントは見分けがつかないらしいパパが探査をするとトレントも見分けが付けれる様だ。
パパ 「探査では分かるぞ、すずちゃんはわかるのか?」
ママ 「動くまでは分からないらしいわよ、気よ付けてね」
パパ 「じゃあ探査しながら進もうか、道沿いの奴は倒さないと危ないからな」
パパが先頭にたち探査をしながら進んでいく、探査に所々引っ掛かるが動かない様で道から外れた奴は無視していく、パパが弓を構えボブに作って貰った爆発する矢を放つ、見た感じ普通の木に矢を放った様に見えた、矢が刺さり爆発する(ボーン)と威力はあまりない様だが木の一部が削り取られている。
枝がウネウネトうごめきだした、何だか動きが気持ち悪い、その場からは動けない様で近づかなければ只の的だ、咲が風魔法で切り飛ばす!(スパーん)一撃で終了だ、気が付かずに近くまで寄ってしまわなければ危険は無いがパパの探査しか発見出来ない、気配や動きは全くなく攻撃を与えるまでは木と区別がつかないのだ。
探査のスキルが無ければかなり厄介な敵だろう、パパが久々に役に立つ一時がやって来たのだった、張り切りだすパパだが、道沿いのトレントは滅多にいない様だ。
歩き出して2時間で一匹だこの先も道沿いには少ないだろう…
おと 「今日は何処まで行く気?」
パパ 「決めていないが戻る必要もない気もするんだよな?」
ママ 「どの道テント生活だし、このまま行きましょうか?」
さき 「そうだね久々に我が家に帰ろうか?」
パパ 「暗くなるまで歩いて行こうか」
ほし 「わーいお家に帰れる~」
みな我が家が恋しいみたいだなパパも久々に我が家のベッドで眠りたくなって来た皆が家に帰る事に賛成だったのでこのまま進む事に成った。
辺りが暗くなり始めた夕暮れ時そろそろ夜営の準備をしようかと言う時に音の作った斬撃の道筋に何かが有るのが見えて来た、すずちゃんがママにが警戒をする様に「チチ」と鳴いた。
ママ 「この先に何かいる様よ」
パパ 「ああ何か見えるな慎重に行こうかおと何か来たら教えてくれ」
おと 「もう何か居るのは分かったけど又集落破壊しちゃったみたい…」
パパ 「人じゃ無いと良いけどな…」
さき 「怖い事言わないでよ~」
ママ 「すずちゃんが人じゃ無いって鬼見たいな奴の集落見たいよ?」
パパ 「まさかオーガの集落か!オーガはAランクだ皆気を引き締めて行くぞ!」
道沿いの魔物は殲滅しないと村や家まで来てしまう恐れがあるパパ達家族はオーガ殲滅の為集落に向かうのだった。
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