第24話 天界では…

戦の女神 「ああ~創造神様ゲームパクったのばれちゃいましたよ?」

創造神  「パクったのではない!参考にしたまでじゃ!細かい所はちがうぞ!」

戦の女神 「途中で面倒になっただけですよね?」

職の女神 「創造神様の加護持ってるから彼らにお願いされたら職与えなきゃいけないですよね?」

創造神  「そこはまだばれてないからセーフじゃな…」

愛の女神 「今の所弱きを助け強きを挫く感じでいるのでまあセーフですよね?」

職の女神 「彼らが暴走したら唯一倒せそうな感じの勇者も一緒に行動しだしちゃったので祈るしかないですよね」

戦に女神 「あの五人が一緒だと無理ゲーだな私でももう無理だわ!」

創造神  「そんなにか⁉」

戦の女神 「あのママさんのステータスとスキルの組み合わせが強悪すぎますね、追い詰めても一撃で脳天勝ち割られますよ?」

創造神  「地球の神にばれちゃって色々言われて焦っちゃったからな…失敗じゃったか」

職の女神 「なんていわれたんです?」


地球の創造神

「あのさ!人の管轄で何してくれちゃってるの?時空に穴開いちゃってるんだけど!ばれてないと思ってるの?あんた新人だから失敗は付き物だけどさ!こっちに迷惑かけないでくれる!今回どんだけ神力使ったと思ってるの?上に報告するからね!それとそっちに行ったこっちの家族、ちゃんと面倒見てよ?たまにチェックするからね!不当に死んじゃってたら怒っちゃうからね!」


創造神  「こんな感じじゃな・・・」

戦の女神 「創造神様、新人なんですね…それはもうあきらめましょう!彼ら死んじゃったら地球の創造神怒っちゃいますよね?彼らに世界が征服されてもほっときましょう」

創造神  「そうじゃな…諦めが肝心じゃな…」

愛の女神 「彼らは善です、悪に成らない様に導きましょう」

創造神  「わし当分下界に干渉できんぞ?5人に加護与えて神力カスカスじゃ」

戦の女神 「あのダ女神は創造神様の悪い所だけ引き継いじゃった感じですね…」

創造神  「あ奴と一緒にするでないわ!」


そんな天界のやり取りを知る由もない一家


パパ 「創造神は何考えて5人に加護くれたんだろうな?」

ママ 「ただの善意だと良いのだけどね?」

おと 「また来てくれると聞けるんだけどね」

さき 「携帯つながんないしね?」

パパ 「携帯つながっても神さんには連絡はとれないぞ?」

さき 「そうなんだね、こっちは不便だ!」

ほし 「すずちゃんはどこ?」

ママ 「あらやだ窓開けないとまた怒られちゃう!」


ママが窓を開けると「クルッポ!」すずちゃんが入って来た!


おと 「クルッポ!って鳩ジャン!インコってクルッポ!って鳴けるんだね?」

ママ 「おと謝って鳩なんかと一緒にするな!高貴なインコだ!って怒ってるわ!」

おと 「ええーそう鳴いたじゃん!痛い痛い!やめて!」


あたまや耳をかまれる「おとさっさと謝りなさい!」保護色で気配も消せるすずは最強だ!「ごめんなさーい!もうやめてー」皆で見て笑っていた。


コンコン!「ダインです、アイル様をお連れしました、入ってもよろしいでしょうか?」

パパ  「ああ構わないよ入ってくれ!」

アイル 「待たせたな、また面倒ごとが有ったみたいだな…重ね重ねすまないな」

パパ  「まあ気にしないでくれ、用事も済んだし明日にでも帰ろうと話して居た所だよ」

アイル 「そうか帰ってしまうのか、まあそれが良いかもしれんな…」

パパ  「意味ありげだな?何かあったか?」

アイル 「すまないなカストロ男爵の事なんだがな、そなた達を部下にしようと言いだしてな」


奴らに深淵の森の魔物を狩らせれば開拓が出来ると、深淵の森は資源の宝庫だ開拓できれば莫大な財を築ける、伯爵、侯爵も夢ではないと盛り上がっている。


アイル 「今は私が何とか抑えているが何を言い出すか分からない。しばらく姿を隠したほうが良いな」

パパ  「まあこの町に来るのは物資が無くなった時くらいだからな一年は姿を見せなくても大丈夫だな」

アイル 「それはそれで寂しくなるな…連絡を取れればいいのだが」

パパ  「この町から南に行くと湖が有るのを知っているか?」

アイル 「ああ知っている我々でなんとか行ける場所だな、その奥は恐ろしくて行けんが」

パパ  「その奥の洞窟までは行けないのか?…この町の冒険者で行けるやつは居ないのか?」

アイル 「洞窟があるのか?行けるとしてもギルドと騎士団総出になるな」

パパ  「湖から半日も掛からんぞ?知らなかったのか?」

アイル 「デスグリズリーやレッドウルフなんかが出てきたら一匹は対処できてもそこで撤退だな」

パパ  「では湖まで来れるならそこに掘っ立て小屋があるそこに手紙を置いておいてくれ、月の頭にでも見に行くとしよう」

アイル 「連絡を取れるのは助かるよ」

パパ  「厄介ごとは勘弁してくれよ?」

アイル 「そう思ったら無視してくれて良いよ…それではそろそろ本題だな」

そう言って白金貨50枚をだす、これが私にできる限界だったすまん」

パパ  「これだけで十分だ、あっても森では使わんしな」

アイル 「そう言って貰えて助かるよ、正直に言うと白金貨1000枚渡しても良いと私は思って居た今回の氾濫の魔物の収益だけで1000枚は硬いだろう町へ被害が出て居れば損害は計り知れん、その後の守備隊の不祥事…申し訳ない」


パパ  「じゃあ今回の事は貸しにしておくよ、次に来た時にもう少し良い街にしておいてくれ、出来たら獣人も不当に扱わないようになった居て欲しい」

アイル 「獣人か」とチラっとジョン達をみる「善処しよう。ではあまり長い事お邪魔しても悪いなゆっくり休んでくれ、見送りには行けんが良い旅を祈っている!」

パパ  「ああ!色々ありがとう何かあれば力に成ろう!」

アイル 「それは心強い!ではまたな」そう言って去って行った。


パパ  「明日には帰る予定だが、何か必要なものはあるか?」

ママ  「家が出来るまではどうするの?和室に4人は狭くないかしら?」

パパ  「家はどれ位で完成する予定だ?」

ジョン 「必要な木を切るのに2週間、そこから加工、組み立てに1週間の予定でいる」

パパ  「木を切るのはもう有るから大丈夫だな、そうすると1週間で出来るのか早いな、それまでは狭いがうちの和室かテントで我慢してくれ」

ジョン 「雨、風がしのげれば何処でも良い今までよりはましだ」

パパ  「ジョン達家族に必要なものは何かないか?」

ハナ  「大丈夫です、魔物の材料さえあれば自分達で作りますので」

ママ  「自作できるのね、すごいわ!作るときは教えて見てみたいわ」

パパ  「そう言えば銀狼族は他の獣人種族より戦闘向きなんだよな?なんで国を出る事になったんだ?力がすべての国なら生活には困らなさそうだが?」


ジョン 「それは今の白虎族の長が即位したからだな今の獣王だ、我々銀狼族と白虎族は長年にに渡り王位を巡って争っていた先代の王は銀狼族、我々だったんだ、それが負けた、今の獣王が即位した途端に我々を弾圧しだしたんだ、銀狼族は深淵の森に逃げ込む者、隣のサシャに逃げる者とバラバラになってしまった。先代の銀狼族の獣王は共存の道を選び互いに繁栄の道を選んだと言うのに…」


ジョンは悔しそうに顔をしかめうつむく…


パパ  「王位はどうやって決めるんだ?」

ジョン 「種族の代表が4年に一度決闘をするんだそこで勝てば獣王だ来年がその年になるな」

パパ  「それまでに我々が鍛えてやる!ジョンかポチどちらかが挑んだらどうだ?」

ポチ  「な!使徒様が俺を鍛えてくれるのか?」

パパ  「使徒様はやめてくれよ…森で魔物狩ってれば嫌でも強くなると思うぞ?」

ポチ  「俺はやる!強くなって仲間の皆を!奴隷に成ってる獣人も!きっと助ける!」

パパ  「ステータスが見れると良いんだがな…おとはまだ人のステータス見れないのか?」

おと  「試したこと無いなやってみるポチ見てもいい?」

ポチ  「強さが分かるんだよな?良いぞ見てくれ!」

おと  「どうやってやるんだろう?」

パパ  「鑑定!って言ってみたら?」

おと  「鑑定!あ!見れたよ!紙に書くね」


ぽち 勇者見習い Lv5


攻撃   6

素早さ  5

防御   5

知能   4

魔力   4

運    40

ユニークスキル

覚醒

スキル

適正 火 水 風


おと 「こんな感じだよ」

パパ 「勇者見習いかステータスが低いな初級なのかな?」

ポチ 「これが俺の強さなのか?強いのか?」

さき 「雑魚だね…」

ポチ 「雑魚ってなんだよ!」

おと 「クッソ弱いね…」

ポチ 「弱いんだ…」

パパ 「Lvが有るから強くなれるぞ!魔物倒せば強くれるな!」

ポチ 「俺頑張って強くなるよ!」


ポチが嬉しそうにそう言うとジョン、ハナ、タマが羨ましそうに見ていた。

「おとジョン達も見てあげなさい」と言うとめっちゃ嬉しそうにしている、尻尾もブンブンだな、コリャ感情バレバレだそりゃ騙されるわな…


おと 「順番に見ていくね」


ジョン 大工 Lv15

攻撃      19

素早さ     16

防御      18

賢さ      10

魔力      10

運       25

スキル

木工

適正 土 風



ハナ 主婦 Lv13

攻撃     15

素早さ    12

防御     13

賢さ     12

魔力     10

運      31

スキル

手作業

適正 水 土 草



タマ 無職  Lv3

攻撃      5

素早さ     8

防御      4

賢さ      5

魔力      5

運       67


スキル

適正 水 風

皆自分のステータスの神を食い入る様に見ている。

ジョン 「主人達のステータスはどれ位なんだ?」

パパ  「私のはこんな感じだな」


ひろ フリーター Lv34

攻撃       25

素早さ      22

防御       24

賢さ       21

魔力       24

運        100

ユニークスキル

器用貧乏

スキル

収納 転移術 探査

適正 ぜんぶ 創造神の加護


パパのステータスを紙に書く

ジョン 「見せて貰ったのは良いが字が読めんな…」

パパ  「読めないのか…じゃあ見ても意味わからんよな、皆帰ったら文字も勉強だな」

皆が顔をしかめて、尻尾が垂れてしまったな、勉強嫌いは何処も一緒か…


皆初級職だな一年後にはLv上げて上級までに出来れば獣王に勝てるかな?

それ目標にする、ジョン達の仲間も見つけたら助けるとするかな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る