第23話 家族でパーティー名を決める!

パパ 「それでさパーティー名つけてくれって」

ママ 「考えても居なかったわねなににする?」

おと 「中二病発動して考えてよパパ!」

さき 「かっこ良いにしてね~」

ほし 「可愛いのが良いな~」

パパ 「中二病って、皆で考えてよー思いつかないし…」


考え込む家族、ジョン達にもそっちも考えておけと言っておく。

ジョン達はすぐに決まった「銀狼の牙」だそうだ中々カッコ良いじゃないか!

負けてられないと考える「プリキュ〇は?」それはダメだ星!絶対クレームが来る…

「5人いるから5レ〇ジャー?」ママ年齢バレルよ?

「深淵の妖精なんてどう?」おと中々良いが、パパが居るんだ妖精は無いだろう…「深淵の妖精の方~」と呼ばれてパパが行くんだぞ?恥ずかしくて悶死するわ!

「ブイブイいこうぜ?」咲それはパーティー名じゃない、私たちの作戦だな…「「「「じゃあパパが決めてよ!」」」文句ばっかり言ってさ!」

う~んやっぱりしっくりくるのはこれだな「じゃあ山内家」で行こうか!「「「苗字ジャン!」」」

パパ 「これが一番呼ばれ慣れてるからなシックリ来るし恥ずかしくないこっちじゃ意味も分からんだろうからな」

おと 「もうちょっとカッコ良いのが良かったな~」

ぱぱ 「プリキュ〇の皆さーんって言われて音は行けるか?」

おと 「それは絶対にムリ!」

ほし 「私は良いよ~!それが良い!」

ママ 「5レ〇ジャーの皆さんは私も行けないわね~」

さき 「ブイブイ行こうぜは?良いじゃない?」

パパ 「お前たちはブイブイしすぎるからダメ!」

さき 「ええ~そんな事ないよね~お姉ちゃん!」

おと 「私に振らないでよ!ママで「何か言ったおと?」何でもないです…」

パパ 「深淵の妖精一番まともだがパパが居るのがな…どう思う?」

「「「「無いわ~」」」」「ですよねー」

と言うわけで山内家に決定!皆慣れてるから分かりやすいよね!

あれが山内家のママか!とか言われるようになるかもね、そのまんまだけど…


受付にジョンと向かうと昨日の受付嬢が居たのでそこに行く

受付嬢 「先ほどは失礼が有ったみたいで申し訳ございませんでした」

パパ  「あんたがしたわけじゃない気にするな」

受付嬢 「私はクララと申します以後よろしくお願いします!」

パパ  「分かった、よろしくなクララ、それでなギルマスにパーティー名決めろと言われてな決めてきた」

クララ 「では登録しておきます、この用紙に記入お願いしますタグはこちらでまだ預かっておりますので処理しておきますねそちらの方は?」

ジョン 「我らの家族もパーティー名を決めてしまおうと思ってな」

クララ 「ではこちらの用紙に記入後にパーティーメンバー全員のタグをお持ちください」

パパ  「ジョンあっちでママに書いてもらえ」

ジョン 「分かったそうする」

ジョンがママの元に向かって行く、クララに後どれ位掛かるか聞くあんまり遅い様ならお昼をどこかで済ませて出直そうと思ったからだ。

クララに聞いているとギルマスが袋をもって此方に来た。


ギルマス 「待たせたなこれが新しいタグだと銅で出来たタグを5個出してきた」

パパ   「一個多いが?」と聞くと

ギルマス 「5人いしょが良いだろ?サービスだ特別に登録もしておいたぞ子供の名前はほしで良かったよな?」


昨日のやり取りをクララから聞いたのだろう、粋な計らいをしてくれた星に拗ねられなくてすむな!中々うれしいことをしてくれた。

パパ   「ありがとう、この町じゃ嫌な事ばかりだったからな少しは好きに成れそうだ」

ギルマス 「昨日の事や朝の事も先ほどアイル様から聞いたよ、迷惑ばかり掛けたようだ報酬も迷惑料を足しておいた、本来なら冒険者の情報は他に伝わらない様にする、今回のようなトラブルになるからな、あの受付嬢は新人で周りからチヤホヤされ調子に乗ったのだろう、追加の迷惑料は彼女の給料から天引きだ。」


パパ   「恨まれそうだな勘弁してくれよ…」

ギルマス 「大丈夫だろう、彼女にはあの家族はアイル様の客人だと、それくらいで済んで良かったなと言ってある、最悪死刑や奴隷落ちししても文句は言えないからな…」

パパ   「勝手に客人にしてよかったのか?」

ギルマス 「アイル様名義であの宿に泊まっているんだ客人だろう?」

パパ   「そうなるのかな?」

ギルマス 「パーティー名は決めたのか?」

パパ   「ああ今登録してま貰った」

ギルマス 「山内家か?変わった名前だな」

パパ   「昔住んで居た地域の名前だなシックリ来るんだよ」


ジョンが戻ってきて登録用紙とタグ4人分をだす、「銀狼の牙で間違いないですか?」と聞かれて確認していた。


ギルマスが「今回の迷惑料込の金額だ確認してくれ」と袋を置く、あれ?なんか少なそうだな?それ以上はギルドに金が無くなるのでそれで勘弁してくれとの事。


袋を開けで驚く、白金貨10枚魔物の買取分が白金貨8枚に迷惑料追加で2枚だそうだ、こんなに多いのか?と聞くとBランク魔物狩るのにCランクのパーティー6名で一匹が良い所だそうだ、それくらい出さないと誰も狩りに行かない、魔物の状態も最高で十分儲かると「内訳居るか?」と聞かれたが「要らない」と言っておいた。

これだけ貰えれば文句はないからな、Bランク魔物はママや音、咲なら一発だしな、今度来るときはAランク持って来てやってギルドの金すっからかんにしてやろう。

てか自分たちはお金あんまり使わない…宿代出して貰ってるからか次からは自分で出そう。ジョン達の登録も終わり宿に戻る事にした。


ギルマスに白金貨1枚渡し迷惑料だと言って、「これで皆に一杯出してくれ」と少し大きな声で言っておく、後ろから「おごりか?いくら出した?」と聞えてきた「良いのかこんな大金を!」と驚いたギルマスに「襲わないようによく言っておいてくれ、次からは容赦しないともね」、分かった「皆に良く言っておく襲われたら2度とおごらないと言っていたとな」ニヤリと笑うと酒場の方に向かって声を張り上げる。


ギルマス「皆よ~く聞け!此処に居る山内家パーティーからのおごりで白金貨を頂いた!好きなだけ飲んで食え!それから次にもめ事に巻き込まれたら2度と奢らないとの事だ!見かけたら皆で護衛だ!わかったか!」

「「「「「おおおおおーーーー!」」」」任せておけ指一本ふれさせん!」と凄い盛り上がりを見せた。


ママ 「良かったの?あんなことして?」

パパ 「この家族が儲けた事がばれてるからな、こうしておけば妬まれ絡まれることも減るだろうと思ってね」

ママ 「確かにそうね~奢ってもらった相手はおそいにくいわよね」

ほし 「パパ~お腹ペコペコだよ~」

さき 「美味しい物食べたいよ」

おと 「早く帰ろうよ~」

パパ 「そうだな帰るか」と出口に向かう酒場の横を通ると中から「よお大将!ごちになりまーす!」「山内家にちょっかい掛けたらこの町に居られなくしてやる安心してくれ!」と聞えてくる、パパは手を上げ「楽しんでくれ!」と言うと「「ありがとよ~」」とお祭りがはじまった。


宿に帰ると食事の用意がすでにされていた、ダインが気を利かせてくれたらしい。

奴は出来る男だ!皆お腹が空いているさっさと食べて風呂に入りたいな。


パパ 「町は面倒だな…明日には帰ろうか?」

ママ 「そうね~あまり長居はしたくないわね」

おと 「帰って狩りしよう!パパのLv上げて転職だ!」

さき 「Lvは50が最高なの?」

パパ 「上級職までは50が最高だな、レア職は100まで上がるぞ!」

ポチ 「そのLvとかって何のことなんだ?」

おと 「ポチたちは見えないんだよね?ステータス!」

パパ 「ステータスオープン!これ見えるか?」

はな 「何も見えません…よ?」

タマ 「見えません!」

ママ 「私たちにしか見えないみたいね」

パパ 「こっちでは教会でしかみれないんだっけか?」

ジョン 「主人たちは何が見えてるんだ?」

パパ  「職業にLv、攻撃力、素早さ、防御力、知能、魔力、後はスキルに加護だな」

ジョン 「なんだと主人は加護持ちなのか!?」

パパ  「ああ創造神の加護を皆持ってるがそれがどうかしたのか?」

ジョン達家族がそろって膝まづく

ジョン 「ああ何と言う事だ!使徒様だったとは!このジョン誠心誠意お仕えいたします!」

ママ  「急にどうしたの?改まっちゃって、今までどうりで良いわよ?」

ハナ  「奥様そう言う訳には…使徒様だと分かれば皆がひれ伏します」

パパ  「マジか~そう言うの要らないな聞かなかった事にしてくれ…」

ジョン 「それがお望みならばこの話は内密にいたします」

パパ  「そうしてくれ子供達には普通の暮らしをして育ってほしいからな頼む話し方も普通で良いからな」


この世界の使徒 創造神が世界を作り女神達に管理させた。

世の中が乱れると人々を導くために創造神様が下界につかわす神の使い、時に世界を乱す巨大な敵を倒し、時に疫病に苦しむ人々を救った。

使途が現れたら国の境無く人々は膝まづくべし、この世界が始まってから皆に語り継がれる守るべき掟、破れば神の怒りに触れ世界は滅びると言い伝えられている。

神話では使徒に逆らった王国は神の怒りにふれ海に沈んだと言う。

それにしても一気に五人と言う話は聞いたことがない…疫病が流行れば聖女、強大な外敵が現れれば勇者、天変地異には大魔導士と言うぐあいにその時に会った使途が現れ世界を救ってきたと神話にある。

ジョンはこれは世界の危機が迫っているはずだと、この大陸に散らばったが銀狼族の仲間を集めねばと心に誓うのであった!




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る