第18話 町を見てみよう

休憩後夜食まで暇になり町を見て回ることに、宿の人に道や店を確認すると。

真ん中の中央広場から十字に大通りが走っていて、南が入ってきた冒険者ギルド、宿屋や飲食店エリア、北が領主の館に向かうい住民たちが暮らすエリア飲食店もちょっと豪華になる、広場から西が商店や市場が広がる商業エリア、東が鍛冶屋やなどの職人エリアに成っている、大通りから外れる小道は、治安が一気に悪くなるおすすめしないとの事だ。

お礼を言ってチップを銅貨5枚ほど渡して反応を見る、特に何も無くお礼だけされた、時と場合によって相場が違うのは分かるがチップの習慣がない日本人にはむずかしいよね、いくら渡せばいいかわからない。


とりあえず広場まで行く事にして、外に出るとすずちゃんがママの元に…ピピ!ピピ!ジジ!と訴えかけていた、「すずちゃんご立腹!全然出てこない!」一人にされて怒ってる様だった、確かにかなり忘れてた「ごめんね」と言ってママがランドセルから豆苗を一本だすと必死になって突いていたチョロイ…


広場まで出るが皆着てる服は結構貧相だった、継ぎはぎが結構あり一言で言えばみすぼらしい…私たち家族は創造神から貰った服を着て上に鎧下の細いチェーンが編み込まれた物を着て出ている、武器は短剣だけパパが持って他は収納の中だ、皮の鎧も収納しているが見た感じこの町の騎士団より綺麗で立派に見える、貴族と勘違いされるかな?そう観察しながら西の商業エリアを見て回る。


パパ 「ママ何か必要なものってある?」

ママ 「ウ~ン、何かいる物あったかしら?」

さき 「おやつ無いかな~」

ほし 「ケーキが食べたいな!」

パパ 「さっきあれだけ食べてまだ食うのか?」

おと 「甘いものは別腹だよ!」

ママ 「そうね~特に急を要する物は無いかな?ストックはあるけど洗剤とか石鹸、シャンプー有れば良いけど確認だけはしときたいわね」

パパ 「宿屋に石鹸シャンプーリンスも有ったしここで見なかったら宿屋の人に聞こうか」

ママ 「そうね!何気に使ってて気が付かなかったわ!」

おと 「ティッシュも有ったしね!」

さき 「トイレも水洗だったよね!」

パパ 「そうだったな何気に生活水準は高いのか?服以外は?」

ママ 「服はみな結構ボロボロよね」

そんな話をしながら歩いていくと、ほしが「ねえねえあの人は何してるの?」

店先に檻に入れられた人たちがいる、看板を見るとペットショップ?

ペット?どう見ても人だが…よく見ると獣人だ!

ここはサシャ共和国だよな?獣人と共存してるんじゃないのかな?

立ち止まって見ていると店員が声を掛けてくる、「いらっしゃい見て行ってください!最近仕入れたばっかりで良いのがおりますよ!」と声を掛けてくるが子供に中何て見せれんだろうが!歩き出そうとするが「パパ!見て!」音が獣人の子供を見ていたよく見てみると目を見開く!あれって勇者ジャン!!!


おと 「あの子ってあれだよね?」

パパ 「きっとそうだな…どうなってる?」

ママ 「大人と子供で寄り添ってるわね?家族かしら?」

店員 「そこの犬族は親子ですね、買い手が無いんですよ、バラバラで売ろうとすると暴れて手に負やせん!凶暴すぎて誰もかわないんですよね」

パパ 「いくらなんだ?」

店員 「全員で金貨6枚ですが買って頂けるんなら金貨5枚でどうです?」

パパ 「ちょっと相談させてくれ!」

店員 「そこにかけてゆっくり相談してくだせい!決まりましたら中にいるんで声を掛けて頂ければすぐに来ますんで…」と中に入っていく。


ママ 「もしかしてパパ買う気?」

おと 「勇者だよ?妹もでしょ?」

パパ 「選択で決まったが選んだ逆の方はイベントで仲間になるか選んで職業選択だったな獣人だから魔法はいまいちだったがかなり強かったな」

さき 「お父さんたちは?」

パパ 「お父さんは大工だったか?お母さんは農家を手伝ってたはずだ」

ほし 「なんだか震えて可哀そうだよ?」

パパ 「あの人たちは嫌な感じしないか?」

ほし 「全然しないよ?」

おと 「何だか恐れや不安な感情しかないみたいだよ」

パパ 「おとの空気を読むでわかったのかな?」

おと 「何となく感じるだけだよ、可哀そうだしパパ何とかならないかな?」

ママ 「人を買うって何だか嫌な感じね…」

パパ 「4人で金貨5枚だって、1人1万円ちょいって安くない?怖いんだけど…」

さき 「助けてあげようよ~」

パパ 「分かった、店の中の人皆は助けれないけど5人は助けれるからな」

ママ 「分かったわ、パパも人が良いわね」

パパ 「ここで待ってて中で話付けてくるから、おと剣だけ持っといて何が有るか分からないから」


剣を音に渡し、店の中に呼ばずとも、買うのが分かってたみたいだな…

「金貨5枚で良いんだな何でそんなに安いんだ?そこの獣人は1人で10枚に成ってるが」そう言って訪ねると「初めはその値段だったのですが大暴れして手が付けられなくってしぶしぶ4人まとめてならと言う事になったのでさぁ」が奴隷と言えども飯の面倒やら着る物ねる所世話しなきゃならない不当に扱うと、主人も罰せられる。

4人だと買える人も限られるし買うなら働き盛りの若いのを買う、親も子供も単品なら売れそうだが年齢が中途半端なのだと。

まあ良いかと金貨5枚を渡すと親子4人を連れてくる、手かせ足かせ付きだ、外すように言うと暴れるかもしれないので契約を済ませてからじゃないとダメだと言われた、奴隷が暴れて出た被害は主人が負わなければいけない。

とっとと契約を頼むと首の後ろに魔法陣らしき物を書き手を当てろと言われ一人ずつ当てていく、店員が呟くとぽわっと光る、皆に済ませると手かせ足かせを外した。

暴れるかな?と思ったが何だか大人しい?まあ良いかとついて来いと店を出ていく

「またのご利用お待ちしておりやす」ニヤニヤ笑っていた。


「お待たせ一度宿に戻ろうか」と皆を引き連れて歩くとても目立ってる、周りからジロジロみられる、ピカピカの綺麗な服着た5人がボロボロの服を着た4人を連れて歩く、興味引くよね…


宿屋に付くと受付の店員に聞いてみる、すると奴隷専用の部屋もあると言うが今いる部屋も十分に広い、一緒で良いと言うとびっくりしていた、ちょっと困った顔、まあ汚いか、白銀貨を一枚出すこれで奴隷4人に着させる服を用意出来ないか聞くと直ぐに用意出来ますとさすが高級宿だ、釣りはあれば取っといてくれと迷惑料込みでの意味で言うと朝のチップの時とは違い平静を装ってるがかなり嬉しそうだ、喜んでくれて何より。


とりあえず部屋に戻り獣人4人に風呂に入れと言う、しっかり洗って綺麗になってくれ!くさいんじゃw 

4人はビックリしていたが風呂の方に「そこの風呂で良いんですか」とお父さんが聞いてる、うなずくと風呂に入っていった。


おと 「なんか緊張するね!なんでだろう?」

さき 「臭かった…」

ママ 「あなた達が助けてって言ったんでしょ?そんな事言わないの!」

パパ 「そのうち慣れてくるさ、あの店ではかなり暴れたらしく覚悟をしていたが凄い大人しく言う事聞くから拍子抜けだな」

ママ 「やせ細っていたわね、ご飯だしとこうか?」

パパ 「昼間の残りがしまってあるから残り物で悪いが出しとくか」

ママ 「いきなり食べさせて大丈夫かしらね?」

パパ 「あの桃初めに食べさせたらどうだ?」

ママ 「それは良いわね、ケガや病気も治るんでしょ?疲れも取れて良いかもね」


机の上に料理を出し桃を4等分に切って置いて出てくるのを待つ。

しばらくすると出てきたが服が臭い、困っているとコンコン「服をお持ちいたしました」メイドさんが持って来てくれたので「取り合えずそれに着替えてくれ」と持って来てもらった服を渡す、4人に1つの部屋を使えと言い着替えさせる…出てくるとメイド服2人と執事服が2人…服の指定はしなかったが違う!違うそうじゃない!

取り合えず桃を食わせると目を見開き体を見る、手をにぎにぎ確認してびっくりしている机の上の食事を食べて置くように言い、パパは受付に向かう受付の執事に獣人用の服がこれしかなかったと言われ諦める、明日にでも買いに行こう…

部屋に戻ると凄い勢いで口の中に食べ物を放り込んでいる4人、おいおいそんなに慌てるなここに在るのはお前たちで全部食べていいから、ゆっくり食べなさい。

コンコン失礼しますお迎えの方がお見えになりました、「わかった今行く」

ああ行きたくないが行くしかないか…ふと家族を見ると大人しく座ってこっちを見ていた…皆行くよ?行かないの?行くよね?一人は嫌よ…


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