第17話 冒険者ギルドへ
ダインに案内されて冒険者ギルドへ向かう皆キョロキョロしている。
ダイン 「珍しいですか?この町はまだ田舎なんですがね」
パパ 「ずっと森の中での生活だったからな初めて見るから新鮮だよ」
300mほど歩けば周りより大きく頑丈そうな建物が、剣のマーク看板が有るのが冒険者ギルドだ!
扉を開け中にはいる、ダインは外で待っていて貰う、子供ずれの家族何て只でさえ目立つ存在だ、そこに騎士なんて連れて入ったら目立ってしょうがないからな。
受付を見つけてそこに向かう、今は魔物の氾濫が起きて門周辺に配備されて誰も戻ってきていないみたいだ、どんな冒険者が居るか見たかったんだが誰も居ないから今のうちに済ませてしまう、受付嬢に話しかけるとびっくりして家族を見渡す。
パパ 「登録はここでできるのか?」
受付嬢 「冒険者登録ですね、ここで出来ますよ」
パパ 「四人分頼む」と皆を見る
受付嬢 「え?皆さんですか?」と驚いている
パパ40代、ママ30代、娘たち10代そりゃ驚くか…
パパ 「身分証が欲しいんだ登録してくれ」
受付嬢 「分かりましたこちらに記入お願いします、文字はかけますか?」
パパ 「見せてもらってもいいか?」
と紙を見せてもらうと名前、性別、特技しか書くところが無かった…
皆サラサラっと書くと渡す、「みなさん文字読めて書けるんですね!」と驚いていた、次に順番に水晶にタッチ、皆青く光る、犯罪者は赤くなるとの事、どんな仕組みか分からんが何処で見分けるんだ?線引きがわからんよね?受付嬢に聞くと、故意に人に怪我を負わせ殺したりしたらダメ、盗みもだめ、と線引きは審判の女神さまがするとの事だ!あのポンコツ女神みたいなのじゃなくて優秀な女神で有る事を願おう!
定期的に依頼を受けるか、魔物の納品など定期的にギルドを利用することなど、軽く冒険者の説明を受ける階級は、Fから始まってAが一番上の6段階だとSは無いんだって憧れてたのにね残念!
まずは収納に溜まった魔物を納品しようと納品できるか確認する、もう出来ると言うので冒険者書が出来るまでに納品を済ませる事にする。
納品場所まで行き確認する、何処に持ってるんだ?と言われ、まわりに誰も居ないので収納のスキルだと言うと驚いている、かなりのレアスキルでばれない方が良いだろうと中に通される、いろいろな魔石をいっぱいだす、「これはレッドウルフだと…とかハイオークか!ビックボア!!、デスグリズリー…」どこで見分けるんだろうね?
毛皮に牙、オークの睾丸も引き取るとの事、今日はこれ位にしとくかな…
毛皮も完璧な処理らしくやり方を聞かれたがスルーだ!自分じゃないからわからん!
査定にしばらく時間が欲しいとの事なので明日でも良いか確認すると受取書を渡され受付に出せばお金を受け取れるとの事だ。
受付に戻るとママたちが待っていた、「貰っといたわよ」 タグを渡される、紐で首から下げとくのが良いらしい、紐あったかな? 「紐はここでも売ってるらしいわよ買っていく?」一個、銅貨一枚で販売中、安いので4個買って皆首から下げると、ほしが不貞腐れている、皆おそろいで自分も欲しいと、受付のお姉さんに聞くと「タグだけなら良いよ」と、見ていたのか言ってくれたので銀貨を一枚そっと渡す、目を見開きびっくりしていたが満面の笑みで「紐はサービスです!」とほしの首にかけてくれた、チップあげすぎたらしい…ま良いか。
受領書を見せ明日ここに来れば良いか確認すると「ぜひ明日も私の元に来てください」と言われ苦笑い、チップ渡すのまた…?
用事は済んだので外に出る、ダイン待たせたごめんね、次は宿屋に向かう途中に屋台がありいい匂いをさせている、氾濫起きたのに隠れもしないで逞しいね。
お腹がすいている子供たちに催促され自由に買わせる、串3本で銅貨1枚安いよね
他もスープやら肉の炒め物やら買うが全部銅貨1枚だ、ダインに聞くと計算が出来ないからだとか…分かりやすくしてるんだね、子供にも安心だ。
食べながらギルドから真っ直ぐ歩くと200mほどで目的の宿屋だ、すごく豪華だが?
パパ 「こんな宿払えるか?」
ダイン 「こちらはアイル様が支払いするのでなんでもジャンジャン頼んで下さい」
ママ 「お昼もたべれるかしら?」
ダイン 「受付で言えば部屋まで持ってきてくれますよ」
おと 「おお~それは最高だね!」
ほし 「美味しいもの食べたいな~」
さき 「肉が食いたい!」
ダイン 「受付に話はしておきました、ではまた夜に伺います」
ダインはそう言うと帰って行った、受付を済ませると部屋に案内されるすっごい豪華ですやん!皆でキョロキョロ!騎士団長って稼いでるんだね…部屋に入ると大きなリビングがありその両隣に部屋が4つ有り、大きな風呂が奥にある、豪華すぎんかな?
皆に「中の物に触るなよ壊したら大変だ」と言い聞かせてとりあえず風呂に入りたいよね?精神的に疲れた~「順番に風呂入っちゃえ!」
風呂に音と咲が入ってると コンコン!と扉をノックする音が聞こえたと同時に「お食事をお持ちいたしました」と執事みたいな人が持ってきてくれた、カートを引いたメイドも4人続いている、食べきれるか?
日本の庶民が見た事は無いだろう食事、どうやって食べれば良いのかも分からないまあ自由に食べて残したら収納だ!
リビングに10人は座れる机の上に所狭しと料理が並んでいる、匂いに釣られて風呂から出てくる二人、「自由に食ってよし!」皆がっつく中々に旨い!異世界は料理が美味しいようだ!さんざん食べてママとほしとパパでお風呂に入る広いね~5人でも余裕だね~と久々にゆっくり風呂に入ってリフレッシュ出来た!
まあ仙神桃食べれば一発で元気になるんだけどね、気分の問題だ!
そう言えばLv結構上がってたな、氾濫の魔物狩ってる時もさきの魔法がドッカンドッカン爆発してたから気に成らなかったけどピロンピロン言ってたな。
確認してみるか、ステータス
ひろ フリーター Lv34
攻撃 25
素早さ 22
防御 24
賢さ 23
魔力 24
運 100
ユニークスキル
器用貧乏
スキル
収納 転移術 探査
適正 ぜんぶ 創造神の加護
Lvが前確認した時より9上がっていた、完全におとの劣化版だよな…
お!スキルが生えてる!探査って何だろう?
探査 辺りをしらべアイテムなどを見つける、魔物の気配もわかる、範囲性能は魔力、アイテムや魔物の発見は知能によって変わる
良いスキル覚えれたな!これで警戒がしやすくなるな。
スキルを見ているとママが隣に座り話しかけてきた
ママ 「やっと落ち着けたわね」
パパ 「まだどうなるか分からないぞ!夜食の時何言われるか分からんからな」
ママ 「何事もないと良いのだけどね~」
パパ 「ママはステータス確認した?」
ママ 「見てないわね、パパは確認したの?」
パパ 「したよ、Lv9も上がってた」
ママ 「あら私もみてみるわ ステータス!」
なみ 主斧 Lv34
攻撃 147
素早さ 60
防御 114
賢さ 10
魔力 10
運 1
ユニークスキル
家庭菜園
スキル
火事場の馬鹿力 テイマー 斧術
適正 草 水 創造神の加護
ママ 「スキルの斧術を覚えたみたい」
パパ 「おお!益々強くなるな!ステータスも凄い事に成ってるし!」
ママ 「あんまり実感無いわね・・・」
おと 「子供の前でいちゃつかないでよね~」
パパ 「ステータス確認してただけだよ、音は確認したのか?」
おと 「見てないから見てみるね、ステータス!」
おと 魔剣士 Lv34
攻撃 83
素早さ 72
防御 78
賢さ 65
魔力 74
運 1
ユニークスキル
空気を読む
スキル
魔法剣術 魔闘術 剣術
適正 火 風 創造神の加護
おと 「やったー剣術覚えたみたい!」
パパ 「やったなーおめでとう!」
おと 「パパはどうだったの?何か覚えた?」
パパ 「探査っての覚えたよ、周りの状況なんかが分かるらしい、ステータスはおとの半分以下だな…」
おと 「そっか!これで警戒がしやすくなって安全になるね!咲たちのは見たの?」
ママ 「まだ見てないわね、咲ー、星ーこっち来てステータス見せて!」
「「はーい」」
さき 「私からね!ステータス!」
さき 大魔導士 Lv34
攻撃 10
素早さ 15
防御 32
賢さ 106
魔力 154
運 1
ユニークスキル
鈍感
スキル
魔道の極み 魔力操作 並列思考
適正 火 水 風 土 草 創造神の加護
パパ 「並列思考っての増えてるな、それで魔法が一気に出せるようになったのか?
5個いっきに出してたもんなあれは凄かったぞ!」
さき 「いっぱい出した方が小さくするのコントロールしやすいかも?」
パパ 「魔力がバラけるから小さくしやすいのかもな?」
ママ 「ママと全く逆な感じで良いわねー賢さ106って頭よさそうよね!ママは賢さ10から上がらないわよ」
おと 「賢さが高いと頭がいいとは違うんじゃない?」
パパ 「そだな賢さ一番高いのほしになるからなきっと、ほしステータス見せてくれるか?」
ほし 「ほし頭良いの?やったー! ステータスオープン!」
ほし 聖女 Lv34
攻撃 15
素早さ 15
防御 45
賢さ 122
魔力 89
運 1
ユニークスキル
言霊
スキル
癒しの水 聖結界術 悪意察知
適正 水 草 創造神の加護
ママ 「頭良いわね~122だってこれIQだったら凄いわね!」
おと 「IQだったらママ最悪だね、10しかないよ」
ママ 「誰かに知られたらはずかしいわね」
パパ 「悪意察知っての覚えてるなどれどれ見てみるか」
悪意察知 人の悪意を読み取る、邪な考えの物に嫌悪感を覚える
パパ 「これは便利だな!ほしが嫌がる人間は悪い奴だって分かるからな、ほしが嫌がる人は避けようにしよう、夜食の迎えが来るまでのんびりしようか」
旅の疲れを取る為にのんびりと過ごす家族だった。
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