第4話 昼からのひと時

机の上の物を和室に運び、お昼ご飯を食べる


ママ 「この鞄って時間停止って言ってたわね?」

パパ 「どれくらいか凍ったペットボトルのお茶入れて試してみようか」

おと 「どれくらいとまってるんだろうね?そういえばパパのスキル収納あるじゃない、使えるの?」

パパ 「そうだったなどうやって使うんだろう試してみるか」


そう言ってもう一つ凍ったペットボトルのお茶を出して色々試してみる、すると何と言う事でしょう!手に持って収納と念じれば、ぱ!っと物が消えるではないですか!


さき 「わ!消えた、どこに行ったの?」

パパ 「パパも収納できたみたいだ、リストみたいなのが出てきた」

おと 「すごいじゃんパパ!これで買い物も楽々だね!」

ママ 「確かにここじゃ車もつかえないし便利よね」

ほし 「パパはいつも荷物持ちだね!」

パパ 「確かにこれは便利だな、じゃもらった収納鞄はママが使って」

ママ 「あら良いの?助かるわ~」

ほし 「ほしも何かちょうだい!」

パパ 「そうだな和室で選ぶかな武器は危ないから庭に持って行ってからにするか、まずは服と防具かな?」


皆それぞれ試しに服を着てみるちょっと子供たちのは大きいかな?と思っていると皆の体に合わせて服が自然と体にぴったりに変化した!「うは!すごいこれ、着心地最高」とはしゃいでいる、パパとママも着てみる、ピタ!「おお!確かにこれは最高だな!」さすがは魔法のある世界の創造神からのプレゼントだ、他のもそうなのかな?

鎧の下に着るような鎖の服を着てみる、ピタ!これも全く違和感ないよ!

重そうだけど全然重くもないしね、次は鎧かな?金属はちょっと派手だから皮のにしとこうか、ピタ!これもだ!子供たちも来てみるサイズ大分大きいが行けるのかな?

ピタ!皆鎧を着て家の中を走り回っている、全然重くないねこれ、動きやすいし、試しにパパは金属のも着てみる、ピタ!これも全然重くないし動きやすくガチャガチャと音もしない、どうなってるんだろうか?でも派手すぎる白銀に輝く鎧、映画の主人公じゃなきゃ無理です、皮の鎧にしとこう、脱ぐときも苦労することなくすんなり脱げる、ファンタジーだ!


パパ 「皆きれたかな?外で武器えらんでみようか?」

「「「わーい!やったー」」」

玄関に向かう子供たちまあ結界があるらしいから大丈夫だろう、外に出て庭に武器を並べていく、武器屋が出来そうだなこれ全部並べると壮観だ!パパ42歳だがわくわくしてくる!子供に戻った気分で武器を見ていく、ひと際目を引く槍に斧が付いた武器、ハルバードって言うんだっけ?かっこいいこれしかないでしょ!と思い持ってみようとするが重い…両手でも斧の部分が持ち上がらない、こんなの誰が使えるんだ!

ほしがこっちに向かって走ってくる後にはママが付いてきてる、フェンスにハルバードを立てかけるとほしを抱っこしようとしゃがみこんだ時に鎧のお尻の部分がハルバードに当たり倒れてきた!「あぶない!!」声が響きママが庇おうと片手を出しひょいっとハルバードを持ち上げている…


ママ 「パパ危ないから気を付けてよね!」


と言いながら片手で軽々ハルバードを持っている


パパ 「ああすまない。…ママそれ重くないの?」


ママは首をかしげながらぶんぶん振り回しだした、ママのほうが危ないいよ!

気に入ったみたいでニコニコしながらぶん回している、子供たちも呆然と見ている

しばらくすると満足したのか振り回すのをやめて「私はこれにするわ!」

ママ以外に家族では使える人いないと思う、戦国武将好きなママは、有名なゲームみたいに無双したいのだろう…

ほしにプ〇キュアみたいだね~と言いながらステッキを渡す、刃物の付いた武器はまだ渡したくない年齢だからね、ほしはご満悦!〇〇アラモードとか言いながら走りまわっている、「森には入らないでねー」と声をかけておく、「ママ短い武器も決めといたら?」と言うと剣を見て手に持つがシックリこないみたいだ、そこでママの職業、主斧を思い出し1m位の両方に刃がある斧を渡してみる、パパには両手でやっと持てるくらいの斧を片手で持つママ…しっくり来たのか何回か素振りしている、「でもこれってごつくないかしら?」とか言ってるがハルバード振り回している時点でいまさらだよね!

さきは刃物の付いた武器はどれもダメだったみたいで自分の身長より長い杖を持ってニコニコしている大魔導士様ですからね、そのうち魔女っ子帽子でも用意しよう。

おとは剣の種類で、両手で持つのか片手で持てる剣にするかで悩んでいるみたいだ、

「何悩んでるの?」と聞くと「大きい両手剣だとどこに持って置くのか背中にしょっても引きずってしまう」まだ12歳の小学6年生だからしょうがないよね、「まだ背は伸びるだろうから無理せず動きやすいのにしたら?背が伸びたら両手で持つ剣にすればいいよ」と言うと「まあそうだよね片手で持つ剣と小手に付ける盾バックラーって言うのかな?それにしとく」と皆決めたみたいだった。


おと 「パパは何にするの?」

さき 「パパ器用貧乏だから何でも良いんじゃない?」

パパ 「大きい武器は無理みたいなんだよね、重くて持てない」

おと 「職業で決まるのかな?フリーターで器用貧乏なら何でもできそうだけどね」

パパ 「補正が入るのかな、ママがあんなの片手でぶんぶん振り回してるんだから」

さき 「確かにあれはすごいよね」


脳筋筋肉ゴリラに成らないことをねがうしかない、パパは弓中位の1mほどのと短剣も1m位のとナイフを選んだ、どれもシックリ手になじむ器用貧乏の本領発揮かしら、どれも中途半端にならないように弓メインで乱戦になったら短剣位の気持ちでいよう。

ほし以外はみんな保険で短剣を持たせておく。何かと便利だと思うからね。


パパ 「皆装備は決まったね、今から各自何が出来るか試してみようか、危ないから近くに寄りすぎないようにね」

「「「はーい」」」


皆少し離れて練習しだした、パパは魔法の練習でもするかな、漫画やアニメではまず魔力を感じる事からしよう、瞑想で良いのかな?体の中の違和感を探す…しばらくすると温かい何かか体の中にあるのが分かった、それを体の中で動かしてみる、ちょっとづつコツがわかると中々動かなかった物が一気に体の中を駆け抜ける感じがした

目を開けると皆がパパの注目している。


パパ 「どうかしたのか?」

ママ 「何してたの?体から何か出てたわよ?」

パパ 「何かってなに?」

おと 「わかんないけど何かモヤモヤ~ってしてたの」

さき 「きっと魔力ってやつじゃないかな?」

パパ 「ほんと?今魔力感じる為に瞑想してたんだ、体の中に温かい何かがあってそれ動かそうとしてたんだよ」


おと 「それでうごかせたの?」

パパ 「動かせたよ、そしたら皆が見てたから」

さき 「ちょっと魔法出来るかやって見せてよ!」

パパ 「できるかな?ちょっと試してみるよ」


試しに体の中の温かい何かを手のひらに集めるよう意識しながら水道の蛇口をイメージしながらつぶやく「ウォーター!」

「「「「おおおぉー」」」」

チョロチョロチョロ


何と言う事でしょう!パパの手のひらから水が出てくるじゃないですか!

「「「「パパすごーい!」」」見直したわ」

この時は初めて魔法を使ったパパに皆尊敬の眼差しを向けていた。

「そうだろう!そうだろう!」パパはおだてられてニコニコだ。

「わっはっはっはっはっはっはっはーーーーー」

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