第2話  突然の訪問者

ピンポーン

「「「え!!だれ!?」」」

ママ 「はい、はーい」

おと 「ママ!ここが何処だか忘れてる?」

パパ 「おい!そんなに気軽に開けるなモニター見ろよ!」


ガチャ!

ママ  「あらどちらさんかしら?」

謎の女 「どうもおはようございま~す!女神でスぅ」

ママ  「女神さんなの?変わったお名前ね?」

パパ  「異世界だったらそんな名前の人もいるのかな?」

さき  「夫婦で天然なのか…」

謎の女 「ちがーう!この世界の神なの!女神なの!!」

おと  「なんて呼べばいいのかな?」

謎の女 「女神で…」


「「「名前じゃん!!!」」」


謎の女 「もうそれでいいですぅ~」


なんか痛々しい女神がやってきた…

謎の女改め女神さんは私たちがこの世界に召喚された理由を説明しに来たと言う。

この世界はまだ出来て間もなく、女神は参考にする為、進んだ地球の文明を見学しに

地球に転移しようとした時にくしゃみをして座標が狂ったらしい、転移した先が地球の上空で落下し、慌てて飛ぼうと魔法を使おうとしたところでカラスに襲われてパニックになりそのまま墜落、墜落した先が我が家の庭だったと言う事だ…


その事故が地球の神にばれそうになり慌ててこの世界に戻ろうとしたらこの家ごと転移してしまったとの事、慌てて転移した為にこの家が何処に転移したか分からなくなってしまい探すのに時間がかかって今になったと言う事だ。


おと 「じゃあ私たち帰れるの?」

女神 「ごめんなさい、それは残念ながらできません…」

パパ 「なぜできないのですか?」

女神 「慌てて自分を含めて6人と家ごと転移させて膨大な神力を使いさらに皆に

    ステータスを授けるために神力を使い果たしてしまいました私はこれから

    神力を貯める為にしばらくの間眠りについてしまいます」


ママ 「眠りにつくってどれくらいの期間眠るんですか?」

女神 「それは私に祈りをささげる信者の数、信仰の力が神力に変わるので何とも言えません、早ければ一か月、遅ければ数十年、数百年かかるかも」

パパ 「それじゃいつ帰れるかわからないな、帰れないこと前提で考えたほうが良い かもしれないな」


女神が言うにはこの世界の成人男性のLvは平均で15前後で騎士団長でLv30位、英雄と言われてる人でLv50これくらいになると大半のモンスターも撃退できるとの事。

職にもよるが、Lv50でステータス値が最高値が65最低は全く上がらず10の人も居るので職と適正で大分変わる、スキルは職と本人の得意、不得意で取れるのが変わる。

今もってなくとも修練を積んで適性があればスキルが取れる、逆に適性がなければどんなに修練してもスキルは取れないとの事。

 

魔法は生まれ持った属性以外は使えずに属性があっても人によっては全く使えないこともあるかなりのセンスがいるとの事だ。


女神 「試しにそこのお父さんステータスを見せてください」

パパ 「どうやって人に見せるのですか?」

女神 「ステータスオープンと人に見せても良いと思いながら言ってください」

パパ 「できるかな?では,ステータスオープン!」

「「ぷふ」」

パパ 「恥ずかしいから笑わないでよ・・・」

おと 「パパさっきステータス書いた紙見せれば早いじゃんw」

パパ 「人に見せるための練習だよ、練習!」

さき 「パパ顔真っ赤じゃん恥ずかしいんでしょ」

ママ 「念じれば出るけどこれも見えるのかしら?」

おと 「ママの見えてるよー!言わなくてもいいんじゃん!」

パパ 「女神さんこれで良いのですか?見えてます?」

さき 「また無かった事にしたいみたいだね~」

女神 「はい見えてますよ~」


ひろ フリーター Lv1

攻撃       10

素早さ      10

防御       10

賢さ       10

魔力       10

運        100

ユニークスキル

器用貧乏

スキル

収納

適正 ぜんぶ


女神 「フリーターと言う職業は初めてみますね~Lv1で能力値が全部10は中々将来有望です!運100!!!運はLvが上がっても変化しません、100は最高値ですね!ユニークスキル!?適正ぜんぶ!?」 


おと 「女神さん何か焦ってない?」

女神 「焦ってないですぅ~」

パパ 「このステータスでの女神さんの焦りようだとうちの家族の見たら倒れちゃうんじゃないかな?」

女神 「……見せてもらってもいいですか?」

パパ 「さっき皆のステータス書いた紙がこれです」


皆のステータスを書いた紙を渡し女神が見始めるとぶつぶつとつぶやき始め大汗をかき口から泡を吹いてぶっ倒れた!

「「「あぁ!女神さん!!!」」」

~数分後~

女神復活…リビングで茶を飲みながら現実逃避する女神さん


ママ 「ちょっとは落ち着いたかな?」

女神 「私の神力はあなた達に全部吸い取られすっからかんになってます休眠するほどなのでおかしいな~とは思ってたのですがこのステータス見たら納得しました」


パパ 「神に祈ればいいのですか?」

女神 「神は私以外にもいます、創造神を筆頭に愛の女神、戦いの女神、鍛冶の女神などです。」


ママ 「じゃあ神に祈っても意味ないのね、あなたは何の女神なの?」

女神 「女神ですぅ~」

「「「「うぜ~」」」」

女神 「今回地球に向かった理由は、称号を得るためのヒントを探すためだったんですぅ」

「「「……」」」

パパ 「よかったね、あんたはトラブルの女神だよ」

といった瞬間!!!

ピコン

女神に称号がついた…トラブルの女神と!


女神 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー

やだこんな称号どうしてくれるのよ!」

ママ 「称号って言われてつくものなのね~」

パパ 「随分前からこの世界でも色々トラブルおこしてたんじゃないのか?」

女神 「そ、そんなことない………わよ?」

おと 「絶対心当たりがあるやつだ!」


女神のやらかしは開拓民に協力しようとして木を切ろうと思って風を使ったら村ごとなぎ倒したり、鉱山で働く人を手伝おうとして山ごと崩してしまったり、干ばつで困ってる地域に雨を降らしたら洪水にしてしまったりかなりやらかしてたみたいだ。

そんな女神の愚痴を聞いていたらまた、  ピンポーン

「「「え!!また?」」」

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