SS メメシアは飲酒についてお怒りのようです
とある小さな村で、あたし達は村人達に歓迎されたのよさ。
村長に挨拶している間、あたしは暇だと思ってさ、村をぶらついてたら、村人がビールを御馳走してくれたのよさ。
真昼間からビール・・・
あたしはありがたく頂戴したのよさ。
でも、それがメメシアにばれてしまったのよさ・・・
あたしの座るテーブル席の向かいに座るメメシア・・・
あたしは緊張感からか、思わず立ってしまったのよさ・・・
心配になってかけつけてくれたハレルとプロテイウス・・・
御馳走してくれた村人達も、メメシアの殺気にびびって声も出せない・・・
「今、酒を飲んでいた人以外、出て行きなさい。あんぽんたん」
あたしと村人達数だけ残して、後は全員去って行ったのよさ・・・
「なんでこんな時間から飲んでるのか!しかもわたくし達は聖なる勇者の仲間として来たのにこの醜態!そんなことする人は大っ嫌いだ!」
「村人さん達のご厚意で歓迎の為に」
「言い訳!?大っ嫌いだ!考えなしのバーカ!」
「だからと言って、せっかくのご厚意が勿体ない・・・」
「だからと言って醜態をさらす!チクショウめーーーーっ!!」
メメシアは立ち上がって、言葉はヒートアップするのよさ・・・
「あなたは特に人目も気にせずに飲んで酔って醜態を晒して、自堕落に歯止めが効かないダメ人間なのですよ!歓迎されたからって、どういう状況かも考えずに飲む行為、判断がたらんかったーっ!」
ひぃ、メメシアは身振り手振りで怒りを露わにする・・・
「正当な思考があればやらないですよ!飲酒なんかしたーりーんっ!!」
ちょっと息を荒げ、メメシアは席に腰をかける・・・
「それで何杯飲んのかしら?いや違います、飲んだ量は関係ありません!1口でも尋常じゃないって事です!」
全員、何も言い返せないのよ・・・
「そんな事で浮かれて、いい気になって酷い目にあうだろうな!おっぱいぷるんぷるん!!」
もはや、何を言っているのかわからんのよさ・・・
この後もしばらくメメシアの説教は続き、外に出たハレルは泣いちゃったし、酷かったのだわさ・・・
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