第2話 出会い

 少女は唖然としたまま、身体が固まった。目の前の男は次のように言った。




「君は今日からヒーローになるのだ。この『ヒーロー界で』。」






少女は頭の中を整理しきれなかった様子だ。それを見た男はこう言った。




「助けたいだろう?お父さん、お母さん、友達…君は選ばれた。英雄になる修行の素質があるのだ。」






好奇心に溢れる少女は少し興味を持ったようだ。それを見た男はにっこり笑ってこう言った。




「私の名はファイヤーレッド。今日から君は私の弟子となり、修業に励みなさい。」




少女は立ち上がり、こう言った。




「師匠!これからよろしくお願いします!私は核碑アヤです!」



ファイヤーレッドは少女を誘導する。その途中、アヤとさほど変わらない身長の男の子が来た。

   

 

「ファイヤーレッドさん!僕も弟子にして下さい!」


ファイヤーレッドは申し訳無さそうに言った。


「ごめんな坊や。私は今忙しくてね…山の向こうにもう一人ヒーローの達人が居るからその方に弟子にしてもらいなさい。」


少年は礼を言って、山道を駆け上がっていった。



ここからアヤのヒーローへの修行がが始まって行くのであった…

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