第1話 核婢 アヤ
何気ない日常の中に明るく過ごしていた少女がいた。彼女の名は「核碑 アヤ」。元気でちょっと泣き虫な、ごく普通の小学2年生だ。
「行ってきます!」
彼女の明るい声が今日も朝の空に響き渡る。
彼女には親友がいる。名前は「河井 しずく」。とても活発な女の子だ。何気ない会話の中には2人の個性が詰まっていた。
ある日の下校中、アヤは1人だった。しずくは習い事をやっているため、あまり一緒に帰ることは出来なかった。家の近くの階段を降りている途中、空から何か流れ星のような物が光を放ちながら、階段のふもとに落ちた。アヤは急いで階段を降りた。落ちてきたものは星型の飴のような物だった。キラキラと光を放っていた。アヤはそれを見ようと少し触ってみた。
すると…。
キラーン ビューン
アヤの身体が宙に舞い、宇宙の彼方へと消えていった。アヤの泣く声がかき消されるのような勢いで…。
アヤは目が覚めた。辺りは工場に囲まれていて、空は煙で覆われている。前を見ると、そこに1人の男の人の姿があった。アヤは驚くあまり、逃げる思考にすらならなかった。
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