第3話 師匠の姿

 アヤはそれからファイヤーレッドの修行に励んだのだ…





「いいか、アヤ。君はこの機械を使うのだ。」


ファイヤーレッドはアヤに見せた機会はリストバンドのようなものにスマホのようなものが取り付けられていて、ボタンがいくつもついており、差込口のようなものがあるのだが…そこに変身するカードを差し込むのだ。その他アイテムカードなどもあり、必要に応じて、使い分けられる。機械の先端からはビームが出る仕組みで、変身するときは自分の真下に打ち込む。スマホの部分は普通のスマホの機能に加えて、異世界の情報も確認できる…と、いろいろな機能がある優れ物だ。



そんな感じでアヤは日に日に修行を重ね…ある日のこと…







 「アヤ、今日は間近で戦いの様子を見てもらうぞ」



 




ファイヤーレッドはそう促して、アヤを外に連れ出した。









「アヤ、君はそこの草陰で見てなさい」




そう言われたアヤは草陰に身を潜めた…すると、

    





     



「いよいよだな、ダーク・マターよ」



「あぁ…、やっと貴様を殺す日が来たか…」




いかにも悪そうなやつが出てきた。そいつが放つオーラはなにか邪悪なものを感じる……。




「変身!」





ファイヤーレッドは変身し、ダーク・マターとの決闘が始まる。その動きは素早く、目で追えないほどだった。







「ファイヤー…」




「ダーク…」






そして両者が必殺技を繰り出したその時、








まばゆい光が辺りを覆った。そしてアヤは風圧で吹き飛ばされた。   











あたりが焼け野原になった後、アヤは様子を見に行った。するとそこには倒れたダーク・マターとファイヤーレッドの姿があった。2人は…相打ちだったのだ。アヤはファイヤーレッドを抱きかかえ、天を仰ぎ泣いた。この時、アヤは誓った。











この世界の平和は私が守る。と。





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