第3話 まじか!
僕の通う高校は進学校で、
家から歩いて15分の距離だ。
市川はうちのご近所さまで、
同じ高校になることには驚いた。
一緒に学校へ行きたいのだが、
向こうは早くに家を出ているらしい。
「最近全然会ってないなぁ」
市川とは半年以上も喋れていない。
さてそれで親友と言えるのだろうか。
「あいつは高校の友達出来てるんだろうな」
いざ同じクラスになったとしてもあいつは
話しかけてくれるのだろうか。。。
自分から話しかければいいじゃねーかって
ツッコまれても困るぞ。そんなことは
出来るわけがない。根暗だからな、隠キャ
だからな。
「って考えたらもし同じクラスになっても
今までと変わらなくね?」
さてどうしたものか。もう学校着いちまうぞ。
複雑な気持ちで校門を跨いだ。
先に見える生徒玄関では人だかりが
出来ていて、新クラス名簿が張り出されて
いるみたいだ。
探した。
自分よりも市川の名を先に。
そして見つけた。
複雑な気持ちが蘇った。
シスコンだった僕に彼女ができるまでの物語 凡才高校生くん @kawauso1234
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。シスコンだった僕に彼女ができるまでの物語の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます