第3話 まじか!

 僕の通う高校は進学校で、

家から歩いて15分の距離だ。


 市川はうちのご近所さまで、

同じ高校になることには驚いた。

一緒に学校へ行きたいのだが、

向こうは早くに家を出ているらしい。


「最近全然会ってないなぁ」


 市川とは半年以上も喋れていない。

さてそれで親友と言えるのだろうか。


「あいつは高校の友達出来てるんだろうな」


いざ同じクラスになったとしてもあいつは

話しかけてくれるのだろうか。。。


自分から話しかければいいじゃねーかって

ツッコまれても困るぞ。そんなことは

出来るわけがない。根暗だからな、隠キャ

だからな。


「って考えたらもし同じクラスになっても

         今までと変わらなくね?」


さてどうしたものか。もう学校着いちまうぞ。

複雑な気持ちで校門を跨いだ。


 先に見える生徒玄関では人だかりが

出来ていて、新クラス名簿が張り出されて

いるみたいだ。


探した。

自分よりも市川の名を先に。


そして見つけた。


複雑な気持ちが蘇った。

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シスコンだった僕に彼女ができるまでの物語 凡才高校生くん @kawauso1234

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