第2話 頼むよ神様!
でも僕は、、、
「最悪だ。クラス替えだぁ」
一年を一緒に過ごしてきた仲間とのお別れ
(友達では無い)。生活を共にしていると
もちろん友達も出来るはずなのだが、、、
僕には必要ない。
可愛い可愛い妹がいるからね。
と言っても元クラスメイトと、初めましての人は全く違う。僕の場合、初対面の人とはまず
解釈が必要だ。
この人はどんな人で、どういう性格なのかを
知ってもらわないと、僕の根暗のキャラは
通せないだろう。
簡単そうに見えてとても難しいのさ。
高校生活は。
僕の高校は二年になると理系と文系でクラスを分けられてしまう。一年の頃のクラスメイトは僕が根暗な性格だと知っているだろうから、二年でも同じだとありがたい。
それとクラスが一緒になって欲しい奴が一人
いる。それは幼馴染の市川だ。
市川は僕の唯一の親友なんだ。
ただ中学でも同じクラスになったことは
無かったので、僕が根暗(陰キャ)で、
「ロリコン」なことは知らないだろう。
幼稚園、小学校と市川と共に過ごした。
その時の僕は明るかった。その時の記憶は笑顔そのものだったな。
また市川と仲良くしたいのが本音だ。
これからの高校生活を握る大切なイベント、「クラス替え」はなぜかどこか緊張するもの
だった。
神に祈りながら僕も家を出た。
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