迷宮と運命の歯車
現在、怜達は迷宮の50階層の安全エリアと呼ばれる部屋で休憩を取っている。
迷宮に入り皆が魔法や剣技などで簡単に倒している敵を怜はかなり苦戦していた。
(これはやばいな。僕、足でまといになっているし、迷惑掛けている)
色々考えているとライラ団長が話しかけてきた。
「レイ。色々思うところあると思うが、気にしなくていい。よく頑張っているし、足でまといでは無い。」
「はい。ありがとうございます」
ライラの賞賛を恥ずかしながら素直に受けいれてパンをかじっているとカチリと音がなると近くの床に紋様のような魔法陣が浮かび上がったと同時にライラが大声で話し始めた。
「転移トラップだ。今すぐにこの場所から離れるぞ。」
皆、突然の事に困惑していたがライラ団長の指示通りすぐさまそこ場所から離れ、怜もあと少しのところで後ろで桜がつまづいたのが見えた。
「宮野さん。大丈夫。さぁ早く」
「うん。ごめん鷹山くん。」
他のクラスメイトと騎士団の皆は既に部屋の外に出ており、桜の手を取ると怜は遠くで焦りの表情を浮かべ悲鳴と怒号を上げるクラスメイト達の方へ全力疾走していたが、遅かったのか部屋全体に光が爆ぜた。そして光が戻った時には、怜と桜の姿がなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヒューーーと風の音がする。
「どこだろう、、、、。」
目を開けるとそこはさっきまでいた迷宮の中でなく、夜空のような色に輝く木が並んでいる森の中だった。一本一本が大きくまるで案内しているかのように真っ直ぐたっておりその道の先には驚くほど大きな木がたっているのが見えている。
「鷹山くん。私のせいで巻き込んでしまってごめんなさい。」
なんだこの可愛い人は、、、。
彼女はプルプルと震えており、目はうるうると揺れて涙を溜めていた。桜はいつも元気いっぱいな笑顔しか見たことがない怜は彼女の可愛さに目を見開いた。
「僕は宮野さんを助けたくて勝手に助けに行っただけだから、気にしなくていいよ。」
僕は彼女が自分を責めないようにするため落ち着きのある声で彼女を慰めた。
桜はそれから涙を拭うと、力強い目して告げてきた。
「なら次は必ず私が鷹山くんを守るよ。何がある分からないけど絶対に」
(宮野さんのような女性に守られるのは情けないけど、断りたいけど、僕より宮野さんの方が強いから当たり前だよね。)
ちなみに今の桜のステータスはこうだ。
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宮野桜 女 レベル : 10
天職 氷魔法士
体力:250
筋力:220
魔力:300
防御力:230
敏捷:210
スキル
氷魔法 水魔法 浄化魔法 魔法耐性 鑑定 自動魔力回復
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桜のステータスを見せてもらい、自分との差を痛感して悲しくなった。
「じゃお願いしようかな。」
「うん。任せて。絶対鷹山くんは死なせない。」
それから怜と桜は奥の巨大な木に向かうため、辺りを警戒しながら歩いて行るが、怜は巨大な木に近づくにつれ自分の身体が脈打ち、目に異常を感じながらも巨大な木の前まで辿り着いた。 怜はこの木に変な文字が浮かび上がっているのに気がついた。
「宮野さん。木に変な文字が浮かんでいるんだけど、見える?」
「?文字なんて見えないけど、、、、って鷹山くんその目どうしたの?」
怜は桜の言っている意味がわからなかった。
「目がどうしたの?確かに目が変な感じするけど、、、」
「目の色が赤色になってるよ。あと両目に変な紋様があるよ。」
怜はますます分からなくなるが、桜が氷魔法で鏡のように反射する氷をでして見せてきた。その氷に映った自分を見ると茶色だった目が赤色に変わっており、柄目になっていた。
(なんだろうこの柄目、、、、この木に関係ありそうだけど、、、、。)
怜は困惑していたがひとまずこの木の文字が頭の中に入ってきた感覚に襲われ頭を抑えて桜に支えられるがその言葉を口に出した。
「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️」
言葉を唱えたあと突如巨大な木の幹が扉のように開いた。
「行こう」
怜は少し目を瞬かせ、警戒しながら、桜の手を握り扉の中に入った。
扉の奥は廊下のような感じで奥の部屋まで真っ直ぐに続いており、奥の部屋は大きな空間が広がっているようだ。どんどん奥まで進み大きな部屋に入る真ん中に光っている宙に浮くカードが2枚見えた。1つは森で見た夜空の色のカード、もう1つは水色のような透明なカード。怜は夜空の色のカードを手に取ると突然自我があるように怜の目に入ってきた。何故か目の痛みはなにも感じなかったが、今まで感じなかった力が解放された感覚に襲われた。
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やっぱり難しいですね。まだまだ文の構成や書く時の注意とかまだまだです。
これから少しづつ変えれたらと思います。
どうか暖かい目で見守って頂けたらなと、、、w
最弱から始まった異世界無双 シロサキ @setsuna4869
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