第3話 最初の一ヶ月は一日三キロ以上走るな
スパルタです。
走り出して、走るのも定期的に続くようになってきた。一番走りたい盛りですよね?
三キロ以上は走るな。本当を言うと二キロ以上は走るな。
わかるよ。初めてできた彼女、本当なら毎日会ってイチャイチャしたい、でも一日三分、しかも糸電話しかするなと言っているようなものですから。
でも、最初にスパルタだと言っておきましたよね。こうでもしないと、アナタたちは続かないんです。
アナタには生殺しになっていただきます。
なぜ三キロ以上走っちゃいけないのか?
理由は簡単です。
『怪我するから』です。←死ぬほど大事。
今まで走ってこなかった人は、アスファルトの上を走る衝撃が、どれだけ凄いかを知らない。学校の土のグラウンドとは違います。もう、アナタの想像以上に足の負担になるんです。
アタイは一応、中学高校ハンドボール部でした。で、足は速いけど、持久走はビリのスタミナゼロの男の子でした。ハンド部は地区では強いけど、県大会に出るとすぐ負けるレベルでした。
それぐらいの運動経験だと、大人になってから久しぶりに運動を始めるかって走るのは、足に凄い負担がかかるんです。本当に。
で、ランニングしようと思ってるって事はアナタたち、ろくに運動してないから学生の頃より太ってるんでしょ? どうせ。
そんな奴があんな硬いアスファルトの上をいきなり長距離走ったら、確実に膝をやらかします。
アナタの足の筋肉と関節は、アナタが想像している何倍も貧弱です。
だから、最初の頃は三キロくらいで様子を見て下さい。それでも筋肉痛がすごいと思いますけど。
多分、二週間くらいふくらはぎが痛くてたまらないと思いますが、そう言う痛みが引いたら、四キロとか五キロとか徐々に距離を伸ばして下さい。
本当にアスファルトの足への負担は舐めないで下さい。
しかも膝の怪我は徐々には来ません。いきなり膝に激痛が走ってゲームオーバーってそう言う感じでスカラ、気をつけて下さい。
あと、準備運動は絶対にして下さい。足の。
アナタたちの筋肉、関節は想像している以上に硬いのです。もう、走るような状態ではございません。自転車だったら「キュイ! キュイ!」とか「ガガガガガガガ!」って音がしててもおかしくない状態です。自分を坂道を「キキキキキキ!」って暴走族よりも迷惑なブレーキ音で降りていくオバちゃんママチャリだと思って下さい。
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