第四五話 『人々に迫りくるショーツの土手』


 ただでさえ巨大だった女神メルナが、更に巨大になっていく。

 そんな光景に、リスブールの人々は驚愕し動揺の声を上げた。

 雲を突き抜ける程に超巨大だったメルナは天高くへ巨大化し、やがて雲を踏みつける大きさになる。

 空に天高く聳え立つ二本の巨大な脚は、まるで天界に届く神々の塔と言われてもリスブールの人々は信じてしまいそうな程、その光景は人智を超えていた。


 雲を踏みつける超絶巨大なメルナは、脚を動かして歩幅を広げる。

 エトワールヴィルの首都である広大な筈のリスブールを丸々踏みつぶしても、まだあまりあるであろう、その巨大すぎるハイヒールが持ち上がり、雲を掻き分け広大な大地に落下した。


ドッゴォォォォオオオオオオオオオオオオン! ズドッゴォォォォオオオオオオオオオオオオン!


 全世界に轟いていると思える程の轟音。

 その衝撃に、リスブールの住民は宙に吹き飛び地面に打ち付けられる。

 しばらくして起こる、大絶叫。

 リスブールの街中は人々の叫び声と子供の泣き声に支配され、誰もが上空に広がる、雲を踏みつける超絶巨大なメルナのスカートの中の純白のショーツに命乞いをしていた。


「いやぁああああ! 踏みつぶさないで女神様ぁああああ!」

「踏みつぶされるッ! 女神様のおみ足に踏みつぶされるッ!」

「全ては女神メルナ様に踏み潰されるのよッ!」

「ああぁああああ! 下着お美しゅうございますぅうううう!」


 叫び命乞いをするリスブールの人々。

 そんな雲を踏みつける超絶巨大なメルナを宮殿の大きなテラスで見上げ、あまりの恐怖に仰向けから動けなくなったルーシー王女は上空のスカートの中で堂々と見せつけているショーツに向かって叫ぶ。


「いやぁああああッ! 女神メルナ様お許しくださいッ! あの時の無礼は謝罪しますからッ! いえッ! 謝罪させてくださいッ!」


 顔を涙でグチャグチャにして叫ぶルーシー王女。

 足元のリスブールが、そんな阿鼻叫喚になっているなんて知りもしない雲を踏みつける超絶巨大なメルナは、もう自身の小指の関節程も無い、あまりにも矮小な破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを見下ろす。

 圧倒的な大きさのメルナに見下ろされ、苦し紛れに青白い火炎球を吐き出した。

 その火炎の全てがリスブールの近くに着弾するのを上から見たメルナは腰を落として座り込む。


 空を覆うスカートが下りてくる。

 その光景は、さながら空が落ちてくるかのようだった。

 黒いゴシックドレスのスカートの中の、金の刺繍がされた純白のショーツに包まれた桃尻が、リスブールと周辺の穀倉地帯、森や山脈地帯を覆い、押しつぶさんと迫りくる。

 リスブールの人々はそんな美しいショーツに包まれた桃尻を見上げながら阿鼻叫喚の大絶叫の嵐。


「お美しゅうお尻です女神さまぁああああ!」

「下着お美しゅうございます女神さまぁああああ!」

「ひぃいいいい! 尻が落ちてくるぅうううう!」

「俺たち女神さまの尻で死ぬんだぁああああ!」


 宮殿の大きなテラスで巨大な桃尻が落ちてくる様を見上げるルーシー王女は、もう仰向けから動く事さえできなくなり、腕をそらに向けて叫び泣きじゃくる。


「だずげでぇええええ! ゆるじでぐたざいなんでもじまずからぁああああ!」


 そんな地獄絵図が超絶巨大なメルナの下半身の下で起こしながら、リスブールを自身の巨大なスカートで上から覆いかぶせた。 

 腰を完全に落とさぬように意識し、その下半身でリスブールを敷き潰さぬように細心の注意を払い、女の子座りをする超絶巨大なメルナ。

 目の前の矮小な破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトが必死に青白い火炎球を飛ばしても、そのすべては超絶巨大なメルナのスカートに阻まれる。


『これでひとまず安心かしら』


 そんな独り言を呟く超絶巨大なメルナに空をスカートで覆われたリスブールは、暗闇に支配されていた。

 いまだに超絶巨大なメルナの下半身に敷き潰されない事に疑問を持ちながら、人々は、ぽつ、ぽつ、と明かりを灯し始める。

 暗闇に支配されたリスブールは次第に周囲の状況が露わになっていく。


 そして人々は再度、上を見た。

 そこにあった光景。

 それはリスブールを押しつぶさんと迫る、あまりに巨大で広大な――


 ――純白のショーツに包まれたメルナの土手だった。


 その純白のショーツに包まれたメルナの土手から降りてくる、ムワッとした若い年ごろの女の体臭。

 そんな体臭にリスブールごと人々は包まれ、その落ちてきそうなショーツに包まれたメルナの土手を見上げる事しかできない。

 人々が口々に言う。


「ああデカいッ! デカい土手が迫ってくるぞッ!」

「み、魅力的な下着ですわ女神様……!」

「魅力的な土手ですわよ女神様ぁ!き、きっと殿方もメロメロの筈ですわぁ!」

「ひぃいいいい! 俺たち女神様の土手で死ぬんだぁああああ!」


 宮殿の大きなテラスで空に浮かぶメルナの巨大なショーツの土手を見上げ、ルーシー王女は必死におだてる。


「ああぁあ! 素晴らしい妖艶さですわ女神メルナ様! その魅力的な土手を殿方以外の私にも見せてもらえるのですね!」 


 超絶巨大なメルナは、そのゴシックドレスのスカートが覆う下半身の下で起こっている事など知る由もなく、目の前の矮小な破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを睨み、そして殴った。


ドガァァァァアアアアアアアアアアアアン!


 その超絶巨大なメルナから放たれる、巨大な拳。

 あまりにも小さな破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトの頭上に着弾し、衝撃波が周囲に存在する全ての木々や岩、山さえも粉砕する。


 そんな圧倒的な破壊力を誇る超絶巨大なメルナの拳を受けるも、その小さな破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを覆う障壁は健在で、破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトの障壁は、メルナの巨大な拳を受けた影響で大きく撓んで乱れている。

 そんな様子の破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトに、超絶巨大なメルナは面倒そうに顔を顰めた。


『はぁあ? なんでこれを受けて生きているのよ……』


 未だに青白い火炎球をペチペチと放つ矮小な破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを見下ろし、呆れ顔のメルナ。

 必死にスカートに青白い火炎球を放っている破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを眺め、ため息をついた。


『はぁ。攻撃は雑魚の癖に防御だけは一丁前なのね……』


 そう言うと超絶巨大なメルナは肩を回して言う。


『仕方ない。こうなったら潰れるまで殴り続けるしかないわね』


 そう言ってメルナは腰を使って大きく拳を振り上げ、そして振り下ろす。

 振りかざす拳に合わせ、スカートの中の巨大な下半身が下降した。

 スカートの空に覆われ、外の光景が何もわからないリスブールの人々に、上空のショーツに包まれた巨大な土手が勢いよく迫りくる。


ずごぉぉぉぉおおおおおおおお!


 突風を巻き上げ、リスブールを敷き潰さんと迫りくるショーツに包まれたメルナの土手に、人々は叫び泣きわめく。

 大人も子供も老いも若いも関係なく皆が絶叫し、その上空のショーツに包まれた土手を見上げていた。


「うわぁああああ女神様の自慰に巻き込まれて死ぬぅうううう!」

「いやぁああああ慰みで死ぬなんていやぁああああ!」

「いやぁああああ女神様の自慰に使われちゃううううう!」

「うわぁああああ慰みなんかでは死にたくないいいいい!」


 阿鼻叫喚のスカートの中とは対照的に、超絶巨大なメルナが繰り出した渾身の一撃が矮小な破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトに突き刺さる。

 圧倒的な轟音が世界に向かって響き渡った。


ズドガァァァァアアアアアアアアアアアアン!


 衝撃波が大地を伝い、更に広い範囲を粉砕した。

 そんな雷鳴のような轟音を響かせながら、何度も何度も殴る。

 その度にスカートに包まれた下半身が上下し、ショーツに包まれた土手が突風と共にリスブールに迫った。

 阿鼻叫喚に大絶叫のリスブールの住人に、突風に乗せられたメルナの体臭が煽り立てる。

 メルナの体臭が充満する宮殿の大きなテラスで、ルーシー王女は叫び倒す。


「いやぁああああ自慰で死ぬなんていやぁああああ! おやめくださいメルナ様ぁああああ! 私を慰み道具にしないでぇええええ!」


 超絶巨大なメルナは、ルーシーの大絶叫をショーツの土手で受け止めながら、いまだに殴り続ける。

 しばらく殴り続けていると、破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトが纏う障壁に変化が現れ始めた。

 亀裂。

 その固い障壁に、亀裂が走り始めたのだった。

 超絶巨大なメルナは、それを見て喜ぶ。


『やっと終わりが見えてきたわ……! まったく雑魚の癖に固すぎよ!』


 そんな嬉しさに気が緩み、超絶巨大なメルナは疲れがどっと押し寄せた。

 超絶巨大なメルナは自身の身体の変化に気が付き、誰に言うでもなく呟く。


『あら、汗が噴き出てきちゃったわ』


 そう言うと超絶巨大なメルナは破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを再度殴り始める。

 そんな超絶巨大なメルナのスカートの中で、ショーツに包まれた土手が迫るリスブールは強烈な湿度で至る所が結露し、むわっと汗が混じった女の体臭がショーツの土手が降下するたびに暴風として吹き荒れていた。

 リスブール上空のショーツに包まれた土手は汗でぴっちりと張り付き、その極度に高い湿度と、むせかえる女の体臭に人々の気力が奪われていく。

 やがて結露した汗がリスブールの至る所の街道を川の様に流れ、そこに居る人々の足首までも浸かる。

 人々は苦しむ。


「はぁ…… はぁ…… 暑い……」

「この臭い…… 頭がくらくらするわ……」

「暑すぎる…… 女神様…… おやめください……」


 ルーシー王女が居る大きなテラスからは滝の様に汗が流れ落ち、その汗の泉の中でルーシー王女は、むせ返っていた。


「けほっ! うぇええ! 暑い…… うぅえっ!」


 超絶巨大なメルナは、まさか自分の汗がリスブールの街中を川のように流れているとは思いもせず、無心で破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを殴り続ける。

 そしてついに、その時は来た。

 破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトの障壁が限界に近づき、勢いよく殴る超絶巨大なメルナの渾身の一撃で砕け散ったのだ。

 超絶巨大なメルナは溜息をつき、障壁が無くなり裸の状態になった破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを摘まむ。


『まったく手間取らせてくれるじゃない……』


 そう呟き、超絶巨大なメルナは指の中でギャオギャオと泣き喚いている破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを眺める。

 悲しそうに泣き喚く破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトの姿に笑いをこぼす超絶巨大なメルナ。


『ぷっ! これが世界を破壊するなんていう伝説の邪龍ですってぇ? 破壊の邪龍なんていう大層な名前にしては、無様よねぇ! ぷぷっ!』


 そんな超絶巨大なメルナの言葉をかけられてなお、ギャオギャオと泣き喚く破壊の邪龍ネルガルヴァルシュト。

 そんな矮小な破壊の邪龍ネルガルヴァルシュトを、超絶巨大なメルナは摘まみ潰した。


ブチュッ! ビチャビチャ……


 超絶巨大なメルナの指の中で、まるで潰れた虫の様にひん曲がり、息絶えた破壊の邪龍ネルガルヴァルシュト。

 その死骸を更に念入りにこね回して肉団子を作った超絶巨大なメルナは、その死骸をポイッと雑にぶん投げた。


 やっと終わった。

 そう思い、気が抜ける超絶巨大なメルナ。

 面倒な雑魚を倒し、気持ちよさそうに伸びをするメルナは、一つ重大な事を忘れていた。

 自身の下半身の下にあるリスブールの存在を、完全に頭の中から抜け落ちていたのだ。


 力を抜いて地面に腰を落とす超絶巨大なメルナ。

 そのスカートの中、汗と女の体臭に弱り切った人々は、ショーツに包まれた巨大な土手が今度こそ押し潰さんと迫りくる姿に悲鳴を上げる。


「うわぁああああ女神様の土手が落ちてくるぞぉおおおお!」

「ひぃいいいい俺たち遂に用済みなんだぁああああ!」

「いやぁああああ慰みで殺されるなんていやぁああああ」

「やめてぇええええ自慰なんかで死にたくないぃいいいい!」


 迫りくるショーツに包まれた巨大な土手に、ルーシー王女は叫ぶ。

 声の限り、ショーツに包まれた土手に向かって叫び続ける。


「お許しください女神メルナ様ぁああああ! 私、貴女に忠誠を誓いますからぁああああ! 夜の奉仕だって、いっぱいできますからぁああああ! だから自慰なんかで私を殺さないでぇええええ!」


 

 そんな人々の叫びは届かず、一息ついて腰を下ろすメルナ。

 そして――


























プンニュ


「んぁっ……!」























プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチププチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチ

プチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチププチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチプチッ!



















「……あっ! まっず!」


 今更になってリスブールの存在を思い出した超絶巨大なメルナ。

 腰を浮かせて後ろに尻を動かした。

 スカートを捲り、先ほどまで下半身があった場所を見る。

 しかし、どこを見てもリスブールは見つからない。

 本来あった場所、そこにあったのは、ショーツに包まれたメルナの土手の形に窪んだ地面。


「……あぁーあ、やっちゃった……」


 二百万人以上の人々が住んでいた筈のリスブールの場所に鎮座する、自身の土手の形をしたスタンプ跡を見ながら、メルナは落胆した。

 


――――【あとがき】――――


・次回でエピローグになります。

 長い間この小説を楽しんで頂き、ありがとうございました!

 次回作でもある女神シルフィーナ編については、エピローグのあとがきで記しているので、そちらをご覧ください。


・この小説が気に入って頂けたなら、★レビューをくださると嬉しいです。

 小説最新話の下部か小説トップページの下部に★レビューを投稿できる場所があるので、そこでメッセージ付きでもメッセージ無しでもいいので、私のヤル気の為にも★レビューをくだされば嬉しいです!

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