創造神とユートピア

「見ていたわ。貴方達はちゃんと輝いているわ。」

 

 私は猿魔の問いに答える。実際、猿魔達地上の住民達の魂は修復され光り輝いている。これは何に対しても絶望していないと言う証拠。これがビューティー様が本当に見たかった光景だ。

 

「猿魔くんはチョウサーちゃんと出会って魂の輝きを取り戻せた。しかも演説で地上の住民達に生きる意思を取り戻させて地上の住民達の魂も輝きを取り戻せた。彼は良いリーダーかもね。

 魂の輝きを取り戻した猿魔くんと住民達ならこの後、世界がどんな状態になろうとも逞しく生きれるでしょう。

 さて、私様達は私様達でやる事をやるわよ。」

 

 私は創造神様に着いていく。これから私達が向かうのはユートピアである。神を名乗る不届者とその下っ端どもに本物の創造神と天使を見せつける。そしてアイツらにはこの世界をめちゃくちゃにした責任を取ってもらう。

 

 私はビューティー様と共にユートピアにテレポートする。

 ユートピアでは神を名乗る女とその下っ端が地上で最期の時を楽しんでいる猿魔達を見て発狂していた。

 

 連中からすれば猿魔達の様子は見てて全く面白く無いだろう。なんせコイツらは地上の住民達が絶望している所を見るのを楽しんでいたのだから。

 

「うわっ、なんなのコイツら。いくらなんでも魂が汚なすぎるわ。魂が汚すぎて外見も醜くなってるし、コイツらの何処が美しいのよ。

 チョウサーちゃんが吐きそうになったのも分かるわ。」

 

 ビューティー様がそう言う。すると発狂していた神を名乗る女はまだ動いているカウントダウンを無視して猿魔達がいる地上を焦土に変えようと何かの装置を弄っていたので装置を一つ破壊して無理矢理止める。

 

「なっ!あんた何よ!私達神の邪魔をしないで頂戴!」

 

「人間風情が神を名乗るとはなんたる不敬!此処に本物のビューティー様がいるのだぞ!」

 

 その私の言葉と共にビューティー様が神を名乗る女達の前に姿を見せる。


「ビュ!?ビューティー様!?」

 

 神を名乗る女は驚いている。その女はビューティー様に任せて私は装置の破壊に向かった。

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