紀伊半島一周旅 Day2(2024/04/28)

ということで、二日目です。このあたりからスマホの充電器を家に置いてきてしまい、常にバッテリーがピンチな状態で戦っていました。みんな、iPhoneの充電器はコードだけじゃなくて、コンセントとUSBケーブルをつなぐあの小っちゃい箱みたいなのも持っていこうな!4/30現在でようやくバッテリーの心配をしなくていい人間らしい生活が送れるようになりました。

二日目は「潮岬・那智勝浦観光」。


ここから、和歌山の地理にあまり詳しくない方からすると「なんでそんなに細切れな移動?」となるような動き方をします。そもそも白浜で暇してる時点で先に進んでもよかったのですが、これに関しては三段壁洞窟が予想以上にあっさり終わってしまったのが原因です。知ってたら勝浦くらいまで一日目でぶっ飛ばしてたかも?でも7泊8日で最初から疲れを溜めるわけにはいかないし、もう年のいった私の体にはこれくらいのゆったりスケジュールの方が優しいです。

二日目の移動は白浜→紀伊勝浦。途中本州最南端の駅として知られる串本を通り、南北方向には折り返す挙動をしますが、Google mapを見ていただければ分かるように距離にするとかなり短いです。ただ、そのまま「白浜駅 時刻表」とググってもらえれば分かりますが、串本・紀伊勝浦方面のダイヤは壊滅的で、ここ白浜が本当に「境界」なんだなあ、と思わされます。

大阪〜南紀方面を結ぶ特急くろしおは、一日18往復運転されます。南紀方面は奇数番号なので、最終が35号ですね。35号は和歌山止まりなので少々特殊ですが、それを除くとほとんどが白浜止まり。その先の新宮まで行ってくれるのは1・5・11・17・21・27の実に6本しかありません。いかに「白浜まで行くこと」が重視されているかが分かると思います。


そんなわけで、串本・新宮方面に行こうと思うと、朝8:04発の普通を逃すと次は10時過ぎの特急くろしお1号(大阪から来た特急の1番列車がこの時間!)までありません。あんまり特急にばかり乗っているとお金がいくらあっても足りないので、この8:04発に乗ることはほぼ絶対条件でした。ちなみに10時過ぎの特急の次は10:59発の普通。人を乗せる気がない(言い過ぎ)。

白浜までは御坊や湯浅といった、観光を押し出している町を通るため、車窓を眺めていても楽しいのですが、白浜を出ると早速ど田舎の洗礼を受けます。基本的に串本までは山道をひたすらに走るだけで、私はすっかり夢の世界へ旅立っていました。白浜〜串本は時間帯にもよりますが、だいたい1時間くらい。


串本駅には比較的安価でレンタサイクルできる観光案内所が併設されています。串本駅から潮岬まではだいたい6kmくらいあるので、電動自転車でサイクリングするとちょうどいいくらいでしょう。が、事前予約できるという情報をつかんでおきながら忘れていたので、サイクリングはできませんでした。一応コミュニティバスも走っていますが、正直そこまでダイヤが充実しているわけではないので、サイクリングを選んだのですが。結局バスの時刻表に縛られる旅となりました。GW中ということもあるので、事前予約できるならした方がいいですね。


潮岬灯台は全国でも限られた「登れる灯台」の一つで、300円払っててっぺんまで登り、雄大な太平洋を見渡すことができます。潮岬観光タワーもあるにはありますが、少し離れた灯台の方が建物の歴史も相まって趣があり、私は好きでした。

その観光タワーの方には食堂があり、そこで「近大マグロ丼」をいただきました。結局夜も勝浦でマグロを食べることになるのですが、お昼ご飯としたこちらは事前に調べていたので、迷うことなく選びました。わさびがめちゃきいてマグロをあまり味わえませんでした。悲しかったです。(小学生)


串本町には潮岬がある側ともう一つ、大島も橋一本でアクセスできます。潮岬周辺のトルコとの友好の証としてオープンしたトルコ記念館などはこの大島の方にあり、行きたい気持ちもあったのですが、このトルコ記念館が大島の一番端っこにあること、さらにバスの接続が非常に悪いこともあって、断念しました。ここでも「やっぱり車で来るとこなんだよな……」と実感。今年はドライブ感覚を身につける年にしないといけないかも。


串本駅に戻り、さらに東へ進路を取ります。紀伊勝浦の駅までは基本的にまた山道。那智勝浦町と、そこから少し東に行った新宮市以外はなかなか腰を据えて観光するには難しいところなので、おとなしく紀伊勝浦まで行きました。到着は午後2時手前くらい。

駅前から商店街を300mほど歩くと港に出ます。足湯もあるし道の駅みたいなのもあるしで、ここで時間をつぶせばいいかと思った矢先、「紀の松島めぐり」というクルーズがあるのを発見。全く調べていなかったので、完全に偶然なのですが、せっかくなので乗ってみることにしました。

これがかなり良く、もともと遊覧船は好きな方なのですが、1時間ほどの船旅ながらめいっぱい楽しむことができました。陸続きの本館から、エスカレーターで山上館へ上ってゆくという特徴的なホテル浦島も見ることができました。確か鉄道系YouTuberの西園寺氏が過去に紹介していた気がしますね。


その後は足湯に浸かってホテルにチェックイン後、晩ご飯。駅前から少し歩くだけで、マグロ料理店やお寿司屋さんがたくさん並んでいるのですが、中でも実際に行った「まぐろ三昧 那智」さんのまぐろづくし定食は美味しかったです。刺身だけでなく、マグロカツやネギトロの梅しそ風味、マグロの角煮もついたぜいたくセットで、昼にもマグロを食べたのに大満足でした。行けるだろと思ってご飯大盛りを頼んだら、とんでもないマンガ盛りみたいなご飯が出てきてお腹がはち切れそうになったのが反省点なくらい。


ということで、Day2は那智勝浦にて宿泊。いよいよDay3から、この旅の本番が始まります。今のところ、今回の旅行のハイライトは3日目です。これを書いているのがDay4なので、これから更新する可能性もなきにしもあらずですが。

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