人生初のコンタクトにしました(2024/02/10)

これはもはや小説や創作活動とは何の関係もないのですが。実は筆者、20何年と生きてきてコンタクトに触れたことすらありませんでした。


小さい頃からの生活習慣とはなかなか直せないもので、父親が画面の近くでテレビを見るのを真似していたら、小学校低学年の頃には視力がガタ落ちしていました。そこでメガネを作ることになり、以来20年余り。ずっと「メガネかけてる人」として過ごしてきました。実際メガネをはずすのは風呂に入る時と寝る時くらいで、裸眼の視力も0.1あるかないかというくらい(つまり視力検査の一番上のドーナツがぼやけて見えるということですね)なので、メガネは生活必需品でした。


以前あるツイートを見てなるほどなと思っていたのですが。今でこそ視力矯正をする人が増えて、メガネはかなり市民権を得ていますが、昔は立派に障害の一つだったという話ですね。まあ今でも障害の一つであることに間違いはないのですが、他に世間一般で障害と呼ばれるものと比較すると、ずいぶん軽い扱いになってるなと思います。メガネをかけたり、コンタクトをつければ日常生活に支障がなくなるのですから、かなり「当たり前」に近くなっているのも当然かもしれません。


さすがに20何年とメガネと一緒に暮らしたとなれば、何かしら不便なことがあってもそうそう苦労しないものですが、よくよく思い返してみると、裸眼のままだったらこんな苦労はしなかったな、というシーンはいくつかありました。苦労する場面で一番多いのが、体育の授業ですね。メガネといってもそんなにかったいガラスではないので、ボールがこつんとぶつかったくらいではひん曲がったり割れたりはしない(その衝撃で床に落としたりなんかすると分かりませんが……)ものです。どちらかというと、ボールがメガネにぶつかって、その衝撃が顔にそのまま来るので、それが普通に痛い。当然、裸眼よりも痛いわけです。となれば、メガネのことを気にしながら動かなければならないので、授業への参加も消極的にならざるを得ませんでした。まあ体育はもともと嫌いだったので、メガネのあるなしにかかわらず消極的だったんですけどね。


そんなこんなで体育で苦労したのも高校生まで、大学生になると必修で体育を1年生の時に受けなければなりませんでしたが、それがなくなればいよいよスポーツでメガネが邪魔なシーンはほとんどなくなりました(筆者は大学時代、ほとんどサークル活動に参加していなかったので)。ですのでメガネからどうしてもコンタクトに切り替えたいなと感じるモチベーションがなく、強いて言うなら冬場マスクをしているとメガネが曇ってうっとうしい、くらいでした。うっとうしいと一言で言っていますが、(メガネ勢なら共感していただけると思いますが)これは相当うっとうしいです。人によってはコンタクトにするモチベになるんじゃないかなと思うくらいうっとうしいです。最終的に筆者がコンタクトにしようと決心したのはこれがあってのことでした。


もともと筆者は、コロナ禍前から冬場はマスクをし、インフル・風邪予防をしていた人間だったのですが、コロナ禍で外出時はいつもマスクをする生活になったせいで、「マスクとメガネの相性最悪問題」を余計に意識することになりました。それでも学生時代からごくごく最近にかけて、特にコンタクトレンズを検討しなかったのは、「単に目に物を入れるのが怖いから」でした。この理由、ベタですが結構共感できる人が多いと思います。


小さい頃戦国時代を描いたドラマで、(もちろん演出で実際に起きてはいませんが)目に矢がぶっ刺さって死んでいる武将が描かれているのを見たり、もっと身近なところで言えばレーシック手術は途中目が見えているらしいという話を聞いたりして、「目に何かしらが近づいてくること」自体が怖いと思っていました。ただ、やっぱりここらでイメチェンしときたいなというのと、年を取るといろいろあってコンタクトがつけられなくなる可能性も考えて、今コンタクトに切り替えるという選択をしました。何個か後でも話すと思いますが、脂っこいものを食べたり、二郎系を食べたりというのは、若い今のうちしかできないから一度は経験しとくか……という思考回路で考えることが、最近増えた気がします。年を取ったな、と感じることも。これが近いうちに死んでしまう予兆でなければいいのですが。


そんなわけで、日中出かける時はコンタクトをし、家にいる時はメガネに戻すという生活を始めてみました。コンタクトにしてみていいなと思ったのは、やはり会う人に印象変わったねと言われることと、マスクをして視界が曇るという概念がそもそもなくなったことですね。ちなみに、家族には全く驚かれませんでした。メガネをしていない寝起きの顔なんて飽きるほど見ているはずですから、考えてみれば当たり前なのですが。


こうしてネットで物書きとして活動している限りは、顔を見られることがないので基本的に関係のない話なのですが、自分としては大きな変化だったので、少し長くなりましたが書いてみました。次はウマ娘オンリーの同人イベントに行ってきた話にしましょうか。

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