04 黒歴史放出祭 その4

 黒歴史を冠する思い出を短編連作形式でお送りします。その……って、不吉なっ!?

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──黒歴史なのかっ!?……悪夢その1──


 夢……それは人間の脳が起きてる間に蓄積した情報を取捨選択し、整理する時に触れた記憶が夢に出るという……未だに夢はどうして見るのか?……その正しい規則も理屈も解明はされてない。唯……悪夢はどうして見るのか。見たこともない映像を見るのかも、誰もわからない……


「えっと……此処ここは……何処どこだ?」


 地形的には坂の上の何処かの通路。唯、やけに通りが暗い……


「ん?……あれは……家、だよな?」


 暗い通りの中に、一際暗い靄を含んだ空気が漂う……古そうな作りの家が……


 恐る恐る近付いて行くと……正面の玄関? には……障子が張られた戸が。今時、玄関にそんなすぐ壊れそうな戸があるなんて聞いたことはない。だが……何枚かの障子紙は破られていて、中が見えそうなんだけど……暗くて見通せない。


「……?」


 何でか知らないけど、足が引き寄せられる……まるで、自分の足が誰かに自動運転されてるような……そして、気付けば腕を伸ばせばギリギリ、届くくらいの距離まで歩いて近寄ってしまった。


(気味が悪いなぁ……)


 そして、真正面に視線を向けた瞬間……魂の根源的な恐怖が走り、背筋に悪寒が走る(決して、お母んが走るではない……って、走ってたら踏んずけられるわっ!(苦笑))


「……ひっ!?」


 空いている穴という穴……障子の穴から誰かの目がこちらを覗いていて……それと腕? らしい物が見え隠れしていた……


(や、ヤヴァイ!……このまま此処に居たら……)


 何処かに(まぁ目前の家の中だろうけど(苦笑))引き摺り込まれて……と思った瞬間、金縛りが解ける!


(……今だ!)


 全速力でその場を離れ……視界から暗い家と通りが見えなくなるまで駆けた……そして、目が覚める。


「な……何だったんだ? あの家は……」


 ちなみに、現実の場所的にはあんな朽ちかけた家は存在しない。何かのメッセージでも送られた……そういうことなんだろうか?



──黒歴史なのかっ!?……悪夢その2──


 実は、昔から怖い話しをして怖がらせていた小学生のクラスメイトがいたのだが……そいつも転校してしまっていて、再会したのはいつだったか……多分、高校の時に偶然再会して少し話していたんだけど……


「小さい頃はよく怖がらせられたけど……あれって全部本当のことなの?」


「いや全然?(笑) お前、真に受けて怖がるからいっただけ!」


「酷いっ!……」


 プラモデルに呪いが掛かってるから触るなってのは、壊れるから触れて欲しくなかったと……そりゃそうだろうけど、ガキだった自分は真に受けて見るだけに留めてたけどさ……ハァ。


 近くに火葬場の敷地内の小さい陸橋があるんだけど、そこも夜7時以降になると壁がビカビカ光って幽霊が出るとかさぁ……俺ゃあ夢にまで見てるんだぞぉっ!?>関所みたいになって、すごい小さい隙間を抜けないといけないとかさぁーー……ハァ。


 いやまぁ、火葬場がある土地だから妙にリアルなんだよな……墓地もあちこちにあるし(少なくとも記憶に残ってる墓地だけで2箇所は覚えてる……それも、自宅から半径2km以内になっ!)神社とか寺もやたらとある土地だし……orz


 尚、近所じゃなくてもう1つの墓地は夢で見たことがある……リアルだとそんなに大きくないんだけど夢の中だと夕方以降にその墓地の傍を通り掛かる(中には入らないんだけど)と……途端に暗くなる(ぅぉぃ!)し、油断してると中に引き込まれて戻れないし正しいルートを通らないと迷うし……トンだ墓地ダンジョンにっ!?


 別に幽霊とかは出ないんだけど、兎に角雰囲気が怖い(墓地だけに!)……走って走って突っ切って坂を降りて遠くなるとホッとするんだけど……現実だと山じゃないんだけど、何故か山道みたいになってるんだよね……夢だけに理不尽だ(苦笑)



──黒歴史なのかっ!?……悪夢その3──


 また夢ネタなんだけど……皆さん、飼い猫は可愛がってやって下さい……じゃないと……


 見たのは自室の外の窓。


 窓は空いている……


 そこには、ゆったりとブランコ? に揺れている猫。


 ちなみに、その夢を見た時点で飼い猫は全て亡くなっているんだけど……


 見たのは亡くなってから1年から2年過ぎた頃かなぁ?(記憶が曖昧だからよく覚えてない)


 そして、揺れるブランコらしい揺れているモノの中には何処を見ているかわからないけど……あれは以前飼ってた雌猫のあの親猫だろう……貌は見えないけど、身体もはっきり見えないんだけど……雰囲気で。


 そして……突如ノイズみたいなモノが鳴り響き……いや、聞こえるというよりは感じた?


 本能でシャットダウンしたみたいに夢は強制終了し、覚醒する……心なしか息も荒い……


「今のは……」


 恐らく、あのまま見続けていたら、ヤヴァかったんだろうなぁ……ということくらいしかわからない。


 ひょっとすると、あれは猫じゃなく、猫に偽装した悪魔だったのかも知れない……って、これじゃ黒歴史じゃなくてホラーやんっ!(苦笑)(しかも夢だけど本当にあった怖い話し系の!)



──黒歴史なのかっ!?……悪夢その4──


 最後? は思い出した変な夢……え、黒歴史じゃないのかって?……うーーん、まぁ……(苦笑)



1.壁をぶん殴った


 夢の中で覚えてないけど物凄くムカついて……腕をぶん!……と振り回したんだと思う。すると……


「痛っ!?」


 何故か痛覚が無い筈の夢の中で痛みを感じて……覚醒!……そして、左腕を見ると……


「赤くなってる?」


 つまり……余りにもムカついた自分は、実際の身体をも動かして……左腕を動かして、壁をぶん殴ったっていう……夢と現実がリンクして特定部位を動かしたのは、これが初めての経験でした……え? これが黒歴史かって?……いやまぁ……左腕で壁をぶん殴ったので、左手が擦れて痛かったっていう……え、弱い? そらすんませんなぁーー……



2.止まらないお小水……キャッ!


 誰でもトイレに行くって夢を見ると思うんだけど……


 普通に行動していて、ふと便意を催す……偶々自宅の中だったのでトイレに入る。若しくは何処かの建物の中で催し、案内図を見てトイレへ向かう……


 だがしかし……自宅のトイレでも何処かの商業施設のトイレだとしても……止まらない。全身の水分が抜けるんじゃないかっ!?……と思う程に、どんどんどんどん……だぁーー! と・ま・れ・え・っ!……と思っていても止まらない。


 その内にトイレの排水許容量を突破したのか溢れる……いや、冗談じゃなくっ!……あんだけ出てるのに溢れるって、どんだけ溜め込んでんだよ!……ってね(苦笑)


※推測した放出量は……10リットル突破くらい(チョォッ!)……本当に溜まってたら膀胱破裂しますな(苦笑)



 そこまではまだ大丈夫。迅速に目覚めて現実でトイレに行けばまだ……


 危険なのは、更に出そうとした時だ!……何故ならば。


「現実でも漏らすフラグ」


 だからだっ!(苦笑)


 だから、更に放水(ォィッ!)しようとすることなく、現実に復帰することをお勧めする……いい大人がお漏らしなんて、お子さんを怒れなくなるぞ!(子供は緩いのでトイレ直行でジョロロロロ……だろうけど(苦笑))


 え? 自分DEATHか?……えぇ、まぁ、1回だけちょろっと漏らしたことが……パンツがちょっと濡れるくらいで布団まではっ!(最後で漆黒歴史暴発っ!(自爆))


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 と、取り合えず……恥ずかしいですが、一応「黒歴史」で締めました……なんだかなぁ……orz

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黒歴史放出祭 短編連作形式でゴー! パート痛 じょお @Joe-yunai

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