第7話 ノンスリ
おっさんお車夜話でも矢田の友達でも
普通に(なんの説明もなしに)使っている ノンスリとの単語
これも解説しておかないとでこのお話になりました
ノンスリ → LSD(リミテッドスリップデフ)
通常車の駆動輪側にはデファレンシャルギアと言うのが
入っていて 左右のタイヤにトルク(駆動力)を配分します
これは、車が曲がる時に 内輪差が発生するのを吸収させます
→内側と外側のタイヤで移動距離がちがう
普通のデファレンシャルギアの車では
駆動輪を左右ともリフトアップして
片側を廻してみると 廻した側の反対輪は
廻した方向と反対に廻ります
そして片側だけを持ち上げて 廻すことも出来ます
これがノンスリ入の車ですと 同じ方向に廻りますし
片側だけを持ち上げると(締め上げ具合によりますが)
タイヤは廻せません
デファレンシャルギアの作動領域を限定させる装置なのです
機械式(クラッチが入っており締め上げ具合を調整できる)
効かせ方に種類がありまして1Way・2Way・1.5Way まぁ大変
これは おっさんの車夜話の最初のSUツインの2T時代のTE25で
栗原がデフを抜いてノンスリの効き具合を調整したりしてます
クラッチの替わりにビスカスカップリングで作動の制御のありました
これが 機械式に比べて効かない(メーカ純正だったし)
すぐ消えてきました
祖の後に トルセン式 ギアのトルクで作動制御
作者もギアで制御として理解してないので詳しくはggrks
トルセンのLSD 3代の車で30年位使っています
程々の効き スノーとか低μでの安定感は抜群で LSDオイルが要らない
ターマックで振っていく走りをしなければ(スラロームしなければ)
メンテ頻度とトレードオフで 十分だと思います
ターマックでも、ウエット路面だとかでサイド入れて振っていくと
そこそこは効いてくれて車両は安定してくれます
競技でギリ狙いの 0.1秒を争うのでなければ充分です
グラベロに関しては、オープンカーに乗り換えた時にトルセンなので
真面目に走ってないので 不明です
オープン→オープン→ファミリー4ドアセダン
どこにもグラベロを走る要素がないクルマになってますから
ノンスリはダートだと左右輪で路面μが違うことが当たり前
ターマックでも 荷重移動でFrで荷重を掛けて旋回力を
リヤは荷重を抜いて振っていくのですが この時にデフが生きてると
インリフト(荷重はFrに そして外側に行きます 内輪は浮きます)
しちゃうと タイヤは空転してしまい 駆動力がなくなります
なのでデフの作動を制限して 外側のタイヤにも駆動力が出るように
するのがノンスリ(LSD)なのです
今現在の競技ではWRCレベルですと電子制御LSDだと思います
でも作者の物語の時代ですと 機械式(クラッチ式)一択
トルクがかかろうが抜けようが 作動を制限する古典的な 2Way
最初の2Tのボロ車に組んだ 機械式 先輩のイタズラでギチギチ
交差点で内輪が滑る まぁ大変 直結かと思いましたw
このレベルでギチギチでパワーがあればリアステア
矢田の友達の 大円兄妹 はリアステアで曲げていきます
それもハイμタイヤ エンジンパワーとノンスリで曲げていく
作者もリアステア なんでかって?
タイヤが165/80-13のラリータイヤなので グリップ?それ美味しいの?
普通のラジアルよりターマックではμが低い バンバン滑りまくりでした
作者が2Tの車検が切れて RZに乗り換えた時に あのノンスリ
再調整が面倒と言うことと 付く車が無かった ので
車両に組んだそのままで解体屋へ
解体屋で外されて売り飛ばしれたはず
解体屋の栗原くん 積車で取りに来てくれてありがとう
それではまた
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