第2話 皆のエンジン燃料のアブガス
作者の作品で アブガス仕様 のエンジン達が出てきます
今どき アブガス って言われても判りませんよね
ガスだからガソリンの一種かなレベルの認識だと思います
なので、ここから解説していきます
矢田の友達の80年代のTZ
四耐の参加バイクもアブガス仕様で書いてますね
仏壇カラーのRZ250に出てくる腰上(これも 解説が要るかも)
おっさんの車夜話のTRDフルコンプのイナゴ
おっさんの車夜話の遠藤さんからカツアゲした27の2T-G
これらのエンジンがアブガス仕様のエンジンです
イナゴ
トヨタの1600ccのスポーツエンジン2T-G
ツインカム(TCと略す時もあり)の8バルブエンジン
ボアアップして排気量1750にしたのが通称 イナゴ
アブガス
ヘリコプターや航空機用の高オクタン価有鉛ガソリン
これがまた ただオクタン価をあげるだけでなく
エンジンの潤滑で 鉛 を多量に使っていたんです
昔の2T-G や 2T-SUツイン とかも有鉛ハイオクガソリン
バルブ周りの潤滑で 有鉛ハイオク となっていました
おっさんの車夜話の TE25の2T-SUツイン OHVなのに有鉛ハイオク
なので物語で
おっさんがエンジンはいい これに佐々木が無鉛エンジンに換装?
と言う会話が成り立つのです
有鉛ハイオクの一番の利点は 鉛の潤滑性 だったのです
上まで廻すために 鉛の潤滑を必要としたエンジン達
2T系を無鉛化するときにはバルブシート打ち替えて回転上限を下げる
ただし、バルブシートの打ち替えをするのは ツインカムの2T-Gだけ
OHVの2Tは解体屋に行けばレギュラー仕様がたくさんあったので
レギュラー仕様引っ張ってきて載せ替えが現実的でした
そんな鉛の潤滑を必要とするエンジンをカリッカッリにチューンする訳で
TZなんか そもそも有鉛ハイオク仕様 そこでブン回すわけですから
普通の有鉛ハイオクでは 焼き付く なので更に高オクタン価で
鉛がたくさん入っているアブガス 鉛での潤滑が欲しかったのですね
オクタン価よりも 鉛の潤滑 なのですよ
仏壇カラーのRZ250でも書いてます
アブガスが高くて すぐ痛む 2Stでの混合燃料なんでまぁの状態
なので鈴鹿に着く寸前での パドック側ゲートの斜向かいの
シェルに買いに行く(パドックより少し安かった)
というかシェルorパドックのGSでしか売ってるとこ知らなかった
GP250の全日本を走ってた超太実家の子はelfの青い密閉缶で
買ってましたけどこれがまた輪をかけて高い
「高くてもポイントが取れれば」とは彼の世界観でした
仏壇カラーのRZ250 ではすっかり忘れてて 書いてないけど
有鉛ハイオク(まだ 探せば売ってた)としておいて下さい
やっぱり焼き付きましたが
今ですと 環境問題でとても使えない 燃料なんですけど
当時は合法でしたし、レギュレーション上もOK扱いでした
それでは また
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