第5話

僕は、母さんのご飯を食べるために一階に降りた。


「食べよっか」

「ああ」

「「いただきます」」


母さんの夕飯をいただいていく


「今日は散々だったわね。」

「ああ。疲れた」


黙々とご飯を食べる。


「さっきまで何を作ってたの?れい」

「AI」

「あんた、そんなに頭よかったっけ」

「頑張れば、このくらいできるよ」


他愛もない会話をしていた。

こんな会話も久しくできなかったからな~

こんな会話をしていると、玄関でピンポンが鳴る。


「はーい」


母さんが、出る。


「な、なんで?」

「どした?」


母さんのところに行くと、細身の身長高いイケメンがいた。

だが、手にはナイフが。


「ッチイ!」


僕は男をタックルしながら、スマホを取って、

さっきのアプリを起動しトンファーを指定した。

すると、階段の方からグオグオという音を立てながら玄関に来た。


〈お待たせしました〉


あの液体である。すぐさまトンファーに形態変化した。

おせぇよ。


「んらぁ!」


トンファーで顔をぶった。


「な、なんだこいつ!」


玄関の先には、グラサンの男の人ばっかだ。

な、なにこれ?

893?

マジですか?


「よぉ!怜悧」


この声は聞き覚えがある。

今日懲戒処分になった元担任だ。


「俺のおやじがヤクザの頭でね~すこし、借りたのさ」

「クズが!」


ピコンと携帯に連絡が入る。

〈音声認識OKです〉

さすが最強AIだ。


「それで、”日本刀”や、”苦無”を持って突撃と。馬鹿が過ぎるね!」


トンファーが日本刀と苦無になった。


「俺の!家に近づくなぁ!」


日本刀を振りぬいた。

俺と、元担任は道路に吹き飛んだ。

車を見る。

車には、ヒマワリの紋があった。

後で、検索だ。

それより、こいつらだ。

刀を逆手持ちして苦無を構える。


「いけぇ!」


グラサンの人たちがこっちに突っ込んできた。


「くそったれが!」


俺は突っ込んできた男をいなして苦無を足の関節に刺した。

銃声がした。そっちに、刀を向ける。

刀は”勝手に”弾丸を切った。

俺は居合の構えに入った。

敵の数は25倒せて、13か。

やる!

俺は足に力を入れて刀を抜刀した。

それは、神速の速さで抜刀している。

バタバタと敵は倒れていく。


「そ、そんな。お、お前はただの、中学生だろ!?」

「そうだな、ただの!学生だ!」


苦無を投擲しながら前進する。

グラサン男の人たちはこちらに来る。

おせぇよ、いったい何回俺が修羅場潜り抜けてきたと思ってきたんだ?

全部峰内で倒した。


「さぁ、後はイケメンやろうと元教師だけだ!」


ピーポーピーポーウ~ウ~

警察が来た。


「チィッ!サツか。づらかるぞ!てめぇは二度とわすれねぇ」


あいつらは、倒れてるやつを残して車で逃げやがった。


「れい!大丈夫!?」

「ああ。母さん大丈、ゴフッ」


口から血が吐き出た。

マジか、腹に銃弾ぶち込まれてた。

腹からも、血がでてらぁ。


「れい!」


あ、ごめん。

意識が...



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