160作品を読んだ感想と、作者フォロワーの重要性
とうとう2024年も終わりですね。
思い返せば、この1年はカクヨムとの出会いの年でした。
私は今年の初めにカクヨムにアカウントを作成し、同時に作品を投稿し始めました。
近況ノートを御覧になって下さっている方はご存知かも知れませんが、最初はカクヨムに投稿する予定はなく、『小説家になろう』だけにしか投稿の予定はありませんでした。
それがいつの間にか主戦場はカクヨムに移り、なろうには投降しているだけとなっています。
それというのも、この『素人の書く、超☆激辛批評』の存在のおかげですね。
本批評で多くの作家さまを知り、また友好的に接して下さる方々も多く、カクヨムでの活動がメインとなるのも当然というものですね。ありがたい限りです。
さて、挨拶はこの程度にして本題に移らせて頂こうかと思います。
今回のお題はタイトルの通り、「作者フォロワーの重要性」についてです。
まずフォロワーの話をする前に、皆さんはweb小説サイトにおいて人気を得る為には「初動が何よりも重要」だという事はご存知ですよね?
投稿して数日以内に人気が出なければ「その小説が大成する事は難しい」と言われています。
これは「読者の大半が読み専」であり、「読み専の多くはランキングで作品を検索する」という事実から当然の事だと思います。
公開した数日のうちにランキングに載れなければ、読み専の目に触れる事もありませんからね。そうなってしまえば数十万ある作品群の中に埋もれてしまいます。一度沈んでしまった作品が浮き上がるのは困難を極めるものと思います。
その為に「第1話の出来は他媒体より重要」だと言われています。
それもあって「スロースタート」の作品は、最初からハンデを背負っているようなものとすら言われていますね。
また「第1話だけを複数投稿して、その中で一番人気の高かったものだけ続きを書く」なんて手法もあるそうです。
個人的には嫌悪感を抱きますが、効果的だとは思います。
さて、話を戻して「作者フォロワー」の話に参ろうかと思います。
もうすでにお気付きの方も多いと思いますが、「作者フォロワー」の数が多いと「新作のスタートダッシュ」が加速すると思われるんですよね。
皆さんも知っての通り、フォローしている作家が新作を出されると通知が飛んできます。(「通知設定」を変更していない限り)
もちろんフォロワーの全員が読んでくれるわけではありませんが、「知ってて読まない」のと「知らないので読めない」のでは雲泥の差です。web小説内の「人気のない名作」のほとんどは「知らないので読めない」に該当すると思われますからね。
それに仲の良い作家や、タイトルに興味を持った場合は読んでくれることもあると思います。
1人や2人では誤差ですが、数百人、数千人となれば誤差では収まりません。
先日(と言っても1ヵ月前ですが)、本批評にも参加して下さった事のある兎のしっぽ🐇様が近況ノートで「上位勢の作者フォロワー数」について書かれておりました。(転載の許可は頂いております)
それによると「一説によれば1,000人を超えれば十分上位」「中には5,000を超える作家もいる」との事でした。
こちらは、その近況ノートのリンクです。
『最上位勢の作者フォロワー数、エグすぎんか?(閲覧注意)』
URL:https://kakuyomu.jp/users/yanasuke/news/16818093089534300489#comment-16818093091228550112
仮に5000人のフォロワーがいれば、その10%が投稿した新作を読んだとして500人です。この時点で「第1話のPV数が500は確保されている」と言っても過言ではありません。
更に「作者フォローをしている」という事は、「作風が好み」だという可能性も高いと思います。PVだけでなく作品フォロー、♡や★も通常の読者より期待できそうですね。
そして、それだけの多くのフォロワーからの応援で序盤から高評価を得る事ができれば週間ランキングに載るハードルも低くなり、上手く載る事ができれば読み専読者の目にも留まります。
多くの新規読者の中からは、新たに作者フォローをする人も出てくるでしょう。
こうなったら好循環はなかなか止まらないでしょうね。
皮算用ですが、あり得ない話ではないと思います。
さて、ここまでを読んでどのように感じられたでしょうか?
「常識だよ」「そこまでとは思わなかった」「全く思いもよらなかった」など、様々だとは思います。
兎のしっぽ🐇様の近況ノートを見て、私が感じた事を率直に申し上げますと「これでは作品内容で勝負はできない」でした。
もちろん多くのフォロワーを得る為にされてきた、作家さま方の努力を否定するつもりはありません。こういった仕組みになるのもシステム上、仕方のない事だと思います。
ただこれでは「新規の作家が活躍できる場は限られるなぁ」と、そう感じてしまいました。個人的には嘆かわしいと、そう思ってしまいます。
今回のお話はいかがだったでしょうか?
「作品内容以前にスタートラインで差が出てしまう」という身も蓋もない話でしたが、覆しようのない事実だと思います。
この1年で「カクヨムに幻滅した」と言って去ってしまわれた作家さまも何名か見かけましたが、彼らの一部はこれの事を言っておられたのかも知れません。
そう思ってしまうのも仕方のない事かと思います。カクヨムは数ある小説投稿サイトの中でも「作家間の繋がりが強い」「SNS色が強い」と言われていますからね。それは「作者フォロワーの影響が強い」という事と同義であるとも思います。
ですが、それは現状ではどうしようもない事と思います。少なくともただの1作家としての立場では。
皆さまも作品を投稿されているのは「多くの人に読まれたい」と、そう考えていらっしゃるからだと存じます。
遺憾ながら、その為の有効な方策は「作品の質を上げる」よりも「作者フォロワーを増やす」が重要であると思います。
「どうすれば作者フォロワーを増やす事ができるのか?」については、申し訳ありませんが明確な答えは出せません。
私の場合は12/31現在で141名のフォロワー様がいらっしゃいますが、その多くは本批評でフォローしてくださった方だと思います。ですが、これが「効率の良いフォロワーの増やし方か?」と問われると何とも言えません。
ただ確実に言える事は、「地道に活動を続ける事」ですね。
活動を行っていない作家をフォローしてくれる人はいないと思いますから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます