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2024年12月30日 03:41
だいこんです。前回の批評から引き続き、丁寧な評価をいただけて嬉しく思います。こちらからも前回と同じく、三鞘ボルコム様が設けたテンプレをお借りしてお返事とさせていただきます。【タイトル・キャッチコピーの批評】どちらに対してもなのですが、未だにこの作品に対するタイトルとキャッチコピーの正解が分からずにいます。いいアイデアの中から取捨選択をしたというよりは、石ころの中から比較的マシな形のものを選んだ、と言った塩梅でしょうか。個人的に改めて見直してみても、特にキャッチコピーは継ぎ接ぎ感がありますね。キャッチするためのワードを単純に並べました、みたいな。なので本記事で指摘していただいた点について、ほとんど的を射ているなと感じました。【キャラクターの批評】造形を褒めて頂けて光栄です。主人公の善悪度の比重については悩むところではありましたが、正直な話、「言い訳」「自己弁護」と断じられたのは中々に効きました。この点に関しては自分の中でよく咀嚼する必要がありそうなので、ちゃんと持ち帰っておかなければなと。あとはユミコとSNSで知り合った彼女、加えて主人公とヒロインのやり取り、「友達とはぐれたことに気付く」という部分に関していただいた指摘についてはその通りなのかなと思います。【文章・構成の批評】こちらも質を褒めて頂けて嬉しく思います。人数に比例してキャラクターの把握は困難になる。それを頭の片隅に置きながら書いていたつもりでしたが、まだ自己満足の域を出ていない事が理解できました。それから「突然、視点が変更される」との事でしたが、一話中盤、「忘れられないトラウマだった」という地の文の、次の一文でしょうか。ただ、改行を挟んでしまったので地続きの文章であることが分かりづらかった、話し言葉を使った一文による切り出しは視点移動と認識されてしまう等々、おかげでぱっと思いつく可能性をイメージすることが出来ました。設定の複雑さについても上記と同じ反省点です。構築した設定・関係性を浮き彫りにさせるように、分かりやすく、整理して書いたつもりになっていただけで伝わらなかった。つまりこちらもまだ自己満足の域を出ていません。【ストーリー・設定の批評】頂いた批評が正確だと思うので、あまりコメントする事はないかもしれません。主人公の保護者については存在しますが、おっしゃる通り描写がなくとも問題ないと判断したので省きました。【総評まとめ】あらためて私の作品を批評いただき、ありがとうございました。「変化を求めるあまり、バランスを欠いてしまった。過去の自分にすら劣るパフォーマンスをさらしてしまった。ただそれだけの愚行だったのかも」本批評を拝読し終えた時、ふと浮かんだのは最近よく遊ぶゲームのキャラクターのセリフでした。この後に続くセリフは、別のキャラクターの「それを挑戦といいます」。なまじ前回批評いただいた作品で高評価を頂けたので、自分の腕にはそれなりの自負がありました。ジャンルは同じラブコメ、設定もキャラも癖はあるけれどやれるはずだろうと。そのキャラクターと怠惰な自身とを重ね合わせるのはあまりにもおこがましい事ですが、今回の挑戦を無為にしないよう、頂いた意見はよく胸に留めておきます。一話から五話までをご覧になってから批評して頂ける本企画において、いかに出だしの印象が肝心かを痛感させられる内容でした。自身二度目となる今回の批評も、ありがたく頂戴させていただきます。
作者からの返信
だいこん様、コメントありがとうございます。今回は酷評となってしまい、申し訳ございません。こちらも同じ形式でお返事を返させて頂きます。【タイトル・キャッチコピーの批評】もし本作が「コメディ作品」であったなら、タイトルは完璧だったと思いますね。ですが実際は「シリアスな恋愛もの」ですので、読み始めで戸惑ってしまいました。キャッチコピーについては、私が「作品の情報を羅列しただけのコピーを良くないと思っている」のが大きいかも知れません。好みによる部分も大きいと思いますので、あくまで「1個人の意見」としてお受け取り下さい。【キャラクターの批評】「主人公が自己弁護のように感じる」と言ったのはあくまで私の主観ではありますが、やはり「主人公は分かりやすい」のが良いと思います。「悪なら悪」「善なら善」の方が、読者としては理解しやすく読みやすいと思いますね。物語の冒頭は特にそうです。「善と悪で揺れる」のは、もう少し話が進んでからの方が良いと思いますね。せめて「浮気をした理由」がハッキリとすれば、感情移入もできたのではないかと思います。【文章・構成の批評】人数については「しょっぱなからの4人」でしたからね。1人ずつ順番に出てきたなら混乱は少なかったのではと思います。「突然、視点が変更される」の点は、仰るところです。なるほど、その仰りようという事は「視点移動した」わけではなく、「過去に『ユミコ』がこういう事を発言した」という文章だったのですね。それなら少し修正すれば問題は解決しそうですね。>分かりやすく、整理して書いたつもりになっていただけで伝わらなかった。ここはですね……だいこん様はできる限りで書き、そして書かれた事は分かりにくいながらも伝わったと思っています。ただ、それでも「書ききれなかった重要な部分」が多かったと感じたのも事実です。これは「書く実力が足りなかった」のではなく、「複雑すぎる設定を第1話で書き切るのは不可能だった」という印象です。対策としては「第1話を数話に分ける」か「設定をシンプルなものに変更する」が思いつきますが、どちらも難しいですねぇ。分けてしまうとヒロインの登場が遅れますし、テンポが悪くなります。設定の変更は、作品そのものを作り変える事にすらなりかねません。本作は完結してますし、次回作の糧にでもして貰えれば幸いです。【ストーリー・設定の批評】ここはほとんど【キャラクターの批評】や【文章・構成の批評】で書いた事の再確認みたいな感じでしたね。申し訳ありません。「主人公の暗い設定」と「明るいヒロイン」というお話は組み立てのバランスが難しく、読者の好き嫌いも別れるとは思いますが、王道の展開も期待できるので私個人としては好きですね。もちろん王道を外されても面白ければ良いと思ってます。「主人公の保護者」については、「現代が舞台で、両親を喪った設定」となれば必ずついて回る疑問なので挙げさせて頂きました。仰る通り、主人公は成人してますので描写は無くても問題はありません。ですが回想の際に「叔父夫婦に引き取られた」などの一言くらいはあった方が、余計な疑問を生まなくても済むかもしれませんね。【総評まとめ】こちらこそ再度のご参加ありがとうございました。「変化を求める」というのは個人的には肯定します。同じものばかりを書いていても、つまらないですからね。そして新しい事に挑戦をする際は、失敗はつきものです。有名な作家だって、出す作品全てがベストセラーというわけではありませんし、「一発屋」なんて言われる作家もいます。例え、過去の作品を超える事ができなかったとしても、決して「成長していない」「衰えた」というわけではないと思いますね。ただ、「他人の評価が低かった」それだけだと思います。御作2作を比べて、前作の方が評価は高かったですが、それはあくまで「私という1個人の意見」に過ぎません。人によっては「『このラブコメは糖度の低いラブコメです』よりこっちの方が面白い」という人もいるかと思います。それでも、私の書いた批評が作者さま方の何らかの糧になれば幸いです。それでは最後になりますが、本批評への2度目のご参加ありがとうございましたっ。また、いつでもお越しください。だいこん様であれば諸手を挙げて歓迎しますっ。
だいこんです。前回の批評から引き続き、丁寧な評価をいただけて嬉しく思います。
こちらからも前回と同じく、三鞘ボルコム様が設けたテンプレをお借りしてお返事とさせていただきます。
【タイトル・キャッチコピーの批評】
どちらに対してもなのですが、未だにこの作品に対するタイトルとキャッチコピーの正解が分からずにいます。いいアイデアの中から取捨選択をしたというよりは、石ころの中から比較的マシな形のものを選んだ、と言った塩梅でしょうか。
個人的に改めて見直してみても、特にキャッチコピーは継ぎ接ぎ感がありますね。キャッチするためのワードを単純に並べました、みたいな。
なので本記事で指摘していただいた点について、ほとんど的を射ているなと感じました。
【キャラクターの批評】
造形を褒めて頂けて光栄です。
主人公の善悪度の比重については悩むところではありましたが、正直な話、「言い訳」「自己弁護」と断じられたのは中々に効きました。この点に関しては自分の中でよく咀嚼する必要がありそうなので、ちゃんと持ち帰っておかなければなと。
あとはユミコとSNSで知り合った彼女、加えて主人公とヒロインのやり取り、「友達とはぐれたことに気付く」という部分に関していただいた指摘についてはその通りなのかなと思います。
【文章・構成の批評】
こちらも質を褒めて頂けて嬉しく思います。
人数に比例してキャラクターの把握は困難になる。それを頭の片隅に置きながら書いていたつもりでしたが、まだ自己満足の域を出ていない事が理解できました。
それから「突然、視点が変更される」との事でしたが、一話中盤、「忘れられないトラウマだった」という地の文の、次の一文でしょうか。
ただ、改行を挟んでしまったので地続きの文章であることが分かりづらかった、話し言葉を使った一文による切り出しは視点移動と認識されてしまう等々、おかげでぱっと思いつく可能性をイメージすることが出来ました。
設定の複雑さについても上記と同じ反省点です。
構築した設定・関係性を浮き彫りにさせるように、分かりやすく、整理して書いたつもりになっていただけで伝わらなかった。つまりこちらもまだ自己満足の域を出ていません。
【ストーリー・設定の批評】
頂いた批評が正確だと思うので、あまりコメントする事はないかもしれません。主人公の保護者については存在しますが、おっしゃる通り描写がなくとも問題ないと判断したので省きました。
【総評まとめ】
あらためて私の作品を批評いただき、ありがとうございました。
「変化を求めるあまり、バランスを欠いてしまった。過去の自分にすら劣るパフォーマンスをさらしてしまった。ただそれだけの愚行だったのかも」
本批評を拝読し終えた時、ふと浮かんだのは最近よく遊ぶゲームのキャラクターのセリフでした。
この後に続くセリフは、別のキャラクターの「それを挑戦といいます」。
なまじ前回批評いただいた作品で高評価を頂けたので、自分の腕にはそれなりの自負がありました。ジャンルは同じラブコメ、設定もキャラも癖はあるけれどやれるはずだろうと。
そのキャラクターと怠惰な自身とを重ね合わせるのはあまりにもおこがましい事ですが、今回の挑戦を無為にしないよう、頂いた意見はよく胸に留めておきます。
一話から五話までをご覧になってから批評して頂ける本企画において、いかに出だしの印象が肝心かを痛感させられる内容でした。
自身二度目となる今回の批評も、ありがたく頂戴させていただきます。
作者からの返信
だいこん様、コメントありがとうございます。
今回は酷評となってしまい、申し訳ございません。
こちらも同じ形式でお返事を返させて頂きます。
【タイトル・キャッチコピーの批評】
もし本作が「コメディ作品」であったなら、タイトルは完璧だったと思いますね。
ですが実際は「シリアスな恋愛もの」ですので、読み始めで戸惑ってしまいました。
キャッチコピーについては、私が「作品の情報を羅列しただけのコピーを良くないと思っている」のが大きいかも知れません。
好みによる部分も大きいと思いますので、あくまで「1個人の意見」としてお受け取り下さい。
【キャラクターの批評】
「主人公が自己弁護のように感じる」と言ったのはあくまで私の主観ではありますが、やはり「主人公は分かりやすい」のが良いと思います。
「悪なら悪」「善なら善」の方が、読者としては理解しやすく読みやすいと思いますね。
物語の冒頭は特にそうです。「善と悪で揺れる」のは、もう少し話が進んでからの方が良いと思いますね。
せめて「浮気をした理由」がハッキリとすれば、感情移入もできたのではないかと思います。
【文章・構成の批評】
人数については「しょっぱなからの4人」でしたからね。1人ずつ順番に出てきたなら混乱は少なかったのではと思います。
「突然、視点が変更される」の点は、仰るところです。
なるほど、その仰りようという事は「視点移動した」わけではなく、「過去に『ユミコ』がこういう事を発言した」という文章だったのですね。
それなら少し修正すれば問題は解決しそうですね。
>分かりやすく、整理して書いたつもりになっていただけで伝わらなかった。
ここはですね……だいこん様はできる限りで書き、そして書かれた事は分かりにくいながらも伝わったと思っています。
ただ、それでも「書ききれなかった重要な部分」が多かったと感じたのも事実です。
これは「書く実力が足りなかった」のではなく、「複雑すぎる設定を第1話で書き切るのは不可能だった」という印象です。
対策としては「第1話を数話に分ける」か「設定をシンプルなものに変更する」が思いつきますが、どちらも難しいですねぇ。
分けてしまうとヒロインの登場が遅れますし、テンポが悪くなります。
設定の変更は、作品そのものを作り変える事にすらなりかねません。
本作は完結してますし、次回作の糧にでもして貰えれば幸いです。
【ストーリー・設定の批評】
ここはほとんど【キャラクターの批評】や【文章・構成の批評】で書いた事の再確認みたいな感じでしたね。申し訳ありません。
「主人公の暗い設定」と「明るいヒロイン」というお話は組み立てのバランスが難しく、読者の好き嫌いも別れるとは思いますが、王道の展開も期待できるので私個人としては好きですね。
もちろん王道を外されても面白ければ良いと思ってます。
「主人公の保護者」については、「現代が舞台で、両親を喪った設定」となれば必ずついて回る疑問なので挙げさせて頂きました。
仰る通り、主人公は成人してますので描写は無くても問題はありません。
ですが回想の際に「叔父夫婦に引き取られた」などの一言くらいはあった方が、余計な疑問を生まなくても済むかもしれませんね。
【総評まとめ】
こちらこそ再度のご参加ありがとうございました。
「変化を求める」というのは個人的には肯定します。
同じものばかりを書いていても、つまらないですからね。
そして新しい事に挑戦をする際は、失敗はつきものです。
有名な作家だって、出す作品全てがベストセラーというわけではありませんし、「一発屋」なんて言われる作家もいます。
例え、過去の作品を超える事ができなかったとしても、決して「成長していない」「衰えた」というわけではないと思いますね。
ただ、「他人の評価が低かった」それだけだと思います。
御作2作を比べて、前作の方が評価は高かったですが、それはあくまで「私という1個人の意見」に過ぎません。
人によっては「『このラブコメは糖度の低いラブコメです』よりこっちの方が面白い」という人もいるかと思います。
それでも、私の書いた批評が作者さま方の何らかの糧になれば幸いです。
それでは最後になりますが、本批評への2度目のご参加ありがとうございましたっ。
また、いつでもお越しください。だいこん様であれば諸手を挙げて歓迎しますっ。