150作品を読んだ感想


 恒例の小噺回となります。

 今回も10作品を批評する間に色々とありました。


 その中でも嬉しい事があり、1つは金剛ハヤトさまの作品『アフター・C=ジャスティティア────炎魔と呼ばれた男はジャスティティアに神を求む』が、大きく改稿をされていた事です。


 この作品は批評の依頼時に【追記】も同時に依頼されまして、1度目の批評の後に金剛ハヤトさまの近況ノートで『序章大改稿のお知らせ』との見出しを見つけました。

 私の批評を受けての改稿のようです。


 そして【追記】の際に読み返してみると、私の指摘していた点がほぼ改善されていたと感じました。

 批評をしたものとして嬉しい限りです。



 内容は似通っているのですが、もう1つ嬉しい事がありました。

 移季 流実さまの作品『血槍の半吸血鬼〜黒翼の少女の血の絆と裏切りの冒険譚〜』も、今回の10作品の中で批評させて頂いたのですが、内容はかなりの酷評となりました。


 その後、移季 流実さまはコメントを下さって、酷評に対する考えなどに対しては概ねご理解を頂けました。……私が「キャラが『操り人形』だ」と言った点を除いてですが。


 移季 流実さまとは近況ノートなども使い、数度に渡ってやり取りをしましたが、この点についてだけはご理解を頂けませんでした。

 まぁ、私の言い方が悪いのですがね。自作のキャラを「操り人形」と言われて簡単に納得なんて出来る筈がありませんし。


 平行線となり、私はすでに諦めておりました。「自分が『操り人形』だと感じたのは事実。しかしこれだけ言葉を尽くしても伝わらないのなら仕方ないだろう」と。

 言い方は悪いですが、1人の作家さまだけに構ってはいられません。それに過干渉は大きなお世話というものでしょう。


 ですがある日、移季 流実さまから連絡がありました。

 「改稿中の同作品を、もう1度批評して欲しい」という内容です。

 凄いガッツです。感心すると共に、嬉しさが込み上げてきました。


 批評は本当に酷評でした。タイトルくらいしか褒めてません。【追記】の依頼もありましたが、ここでも全く褒めていませんでした。

 批評後のコメントでのやり取りも、キャラに関しては「コレコレこういう事です」「いや、それはおかしい」「コレでは納得できませんか?」「できん」といった感じです。(セリフはテキトーですが)


 そのあとで、「まだ自分の中で噛みきれていない部分も残ってしまっています」と言いながらも、再批評して欲しいとコメントを下さいました。

 皆さんは真似ができますか? 私は自信がありません。


 移季 流実さまの「本気」を感じると共に、批評を書いてきて1番とも思える嬉しさでいっぱいです。

 「きっと分かり合えない」とまで思った方が、私の批評を頼って下さったのです。こんなに嬉しい事があるでしょうか?



 本批評のどこかで書いていたと思いますが、私は頑張る作家さま方の味方でありたいと、力になりたいと思っております。

 金剛ハヤトさまと、移季 流実さまは、間違いなく頑張っておられる作家さまですね。(まぁ、頑張ってない作家がいるのか? という疑問は置いておいて)


 そんな方々に少しでも私の批評がお役に立てれば、こんなに嬉しい事はありません。



 もちろん「作品内容の改善」といったこと以外でも、「自作の宣伝」という意味でも役に立って欲しいですね。

 例えば、はるゆめ様の作品『【完結】俺が通ってた高校は人外魔境』は、作品内容に対して評価が低すぎると思いますから。


 皆様の努力が良い作品を作り、良い作品が多くの読者に読まれ、評価される事を心から願います。

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