こんばんは。いつも陰ながら拝読させていただいております。
こちらの作品、私も以前に読ませていただいたことがあるのですが、自身で興味を持って読み始めたということもあり、非常に面白い物語だったと記憶しております。
ちなみに私が拝読を止めている理由は、単純な「時間不足」でございます。いずれは最新話まで、一気に読ませていただく予定です。
やはり最も素晴らしいと感じた部分は三鞘さまも触れておられる「設定」と、私が広義に「世界観」と表現している諸々ですね。本作は情景描写が美しく、里や洞窟、その後に登場する「ある場所」の様子が映像として浮かぶようで。まるで作中の世界が実在しているかのような没入感が魅力的でした。
そしてキャラクターなのですが、やはり私も樹官長がお気に入りでして。主人公が天真爛漫で自由奔放であり、生贄になることにも躊躇がないという、ある意味で「ぶっ飛んだ常識はずれなキャラ」ということもあり、彼ような常識人が脇を固めていることで、安心して読み進めることができました。これは地の文の「良い意味での、ほどよい硬さ」も影響していると思われます。
また、アムルとバディを組むユースティスも一見するとしっかり者でありながら、どこか危うさを抱えていたりと、先の展開への興味や妄想も掻き立てられます。さらに後ほど「ある人物」らが登場するのですが、特に「彼」が本当に魅力的でして。おそらくは登場人物らの名前にも、深い意味が隠されているのだと推察できることもあり、殊更に新キャラたちの動向や、物語の行方が気になってしまうところでありました。
このように素晴らしい物語だと感じておりますので、ぜひ三鞘さまにもオススメしたく、差し出がましいコメントを書かせていただきました。
本当に素晴らしい企画を為されておられると、心から尊敬しております。
どうか今後もご無理のないよう、ご自愛いただけますと幸いです。
作者からの返信
幸崎 亮さま、コメントありがとうございます。
このように作品への想いを伝えて頂けるのは、きっと作者さまにとって望外の喜びであると思います。
もちろん、私にとっても非常に嬉しいものです。
やはり、本作の世界観は良いと思いましたね。
ありふれた千篇一律なファンタジーとは違う、しっかりと考えられた独創的な世界である事が序盤からよく伝わってきます。
樹官長も設定などの外見的特徴は元より、その性格もサブキャラとしてよい造形が為されていると感じました。
ただ批評内でも書いた通り、第五話の時点ではストーリーが進んでいないので評価は出来ないと感じました。
キャラについても樹官長は良いのですが、主役の2人については「見せ方が足りない」と感じております。
やはり「構成」には少し、問題があるように感じましたね。
ただそれでも、「可能性」は感じました。
ストーリーもキャラも「まだ見せて貰えていない」だけで、見た瞬間に評価が一変する「可能性」があると感じる出だしでした。
それがあっての【追記】の範囲拡大の提案ですね。
これも批評内で言った通り、「面白いと思ったのではない」という事と「評価が上がると断定は出来ない」事ではありますが、「可能性を感じた作品」を中途半端で投げ出すのは、私にとっても勿体ないと思いました。
(とはいえ、第一章の第十話まで読んでも「面白くない」と判断する可能性はありますが)
長々と語ってしまいましたが、このようなコメントを頂いて本当に嬉しく思います。
本批評へのお褒めの言葉も、私の事を気遣って頂いた言葉もありがたく頂戴します。
それでは、今後も本批評を楽しんで頂ければ幸いに思います。
まず、貴重なお時間を使って、当作品をお読みくださり批評を頂き、厚く感謝を述べさせて頂きます。
私も、似たような感想文を企画したことがあるため、大変さがとてもよく分かります。
実はこちらの作品は、あらすじにも少し記載しておりますが、先日発表された第6回ドラゴンノベルスの中間選考を通過した作品になります。
残念ながら最終選考では落選してしまいましたが、自分ではどこをどう直せば良いのか検討がつかなかったもので、客観的なご意見を頂けること、大変ありがたいです。
『世界は犠牲の上に成り立っている。』については、第一話がかなり地の文の描写が多いためブラバされないよう蛇足で追加したものです。正直、個人的にはなくてもいいです^^;
後から追加した『登場人物一覧』と共に見ない人もいるだろうと認識した上で載せています。
なので、この2話は読まれなくても内容が伝わるように書きたいと思っています。
ハイファンタジーでは、どうしても世界観の説明をするのに地の文で説明してしまいがち、というのが頭にありましたので、なるべくエピソードの中で回収をしようと今の形になっております。
ただ一話ごとの文字数が少ないため、ストーリーもなかなか動かない、というのは確かにあると思います。
序章は、3話くらいにまとめたいと考えています。
ユースティスの目線で語られている、という件については、おこがましいことながら、シャーロックホームズの書き方を参考に取り入れています。
あの名作は、主人公であるホームズを相棒であるワトソンの視点で書くことによって、主人公のホームズというキャラクターが魅力的に描かれているのです。
それを意識して書いてみたのですが、おそらくもうしばらくストーリーが進まないと伝わらない部分なのかなというのが今の所感でしょうか。
冒頭でユースティスが洞窟を歩いて行くシーンでは、彼の不安定で臆病な性格と、アムルという少女の明るさの対比、彼女への羨望に近い感情を表現しているつもりでいます。
卵に対するワクワクは、特にここで共感を求めていません。
ちょっと気になるけど、何じゃこれ、くらいの感じだと思います。
世界への愛着も求めてはおりません。
ただ私が読者に求めてはいないだけで、読者としては、愛着を持ってから生贄の話を知りたいものなのでしょうか?
むしろ個人的には、生贄になれ、と言われるシーンから始まっても良いくらいに思っています。
(そこから物語が始まるので💦)
序章では、この二人の関係性と、これから起こる物語への序章、という意味合いしかありません。
ただ、一話毎に切る箇所が分からなくて微妙な引きになってしまっていることは自覚しています。
(今、どこで切ろうかなと検討中デス(;'∀'))
確かに私自身、物語の構成力が乏しいことは自覚しておりまして、やはりそこが課題なのかなと改めて思いました。
追記の範囲を拡大頂ける件について、ご提案ありがたく大変嬉しく思います。
次の【第一章】の十話まで読むことで、ようやくエルムの里からアムルとユースティスが旅立つ、という大きな枠組みでの序章になっています。
あと十話まで読んでください、というのも大変恐縮なのですが……いかがでしょうか。
もし、そんなに読めないよ、ということでしたら、【第一章】の六話くらいまでお読み頂けたら、それだけでも大変ありがたいです。
お時間を割いて頂き、本当に心から感謝を述べさせて頂きます。
ありがとうございます(*ᴗˬᴗ)
===(2024/10/13)追記====
貴重なお時間を頂き、追記までご批評頂けたこと、誠にありがとうございました。
追記だと気付かれない可能性があるので迷いましたが、近況ノートも特定の方専用などタイトルにあり、どちらにコメントするか迷ってしまったので、こちらに……。
三鞘ボルコム様としての一ご意見ということで、今後の参考にさせて頂きます。
全く落ちこんでおりませんので、ご安心ください。
はっきりと言って頂けてとてもありがたいです。
ただこちらとしても色々と思うところがありますので、不肖ながらうちの創作論で語らせて頂きました。
ここに書くと長くなりますので(;´д`)
もし、御関心がありましたらお読み頂けると幸いです。
ただこちらにURLを張るのは宣伝目的になりそうなので控えさせて頂きます。
創作に対する熱意は負けません。
是非、熱く語り合えると大変嬉しいです。
コメントへのご批判も全く問題ありませんので、良ければ。
此度は、本当にありがとうございました。
これからもがんばってください!
作者からの返信
風雅ありす様、コメントありがとうございます。
仰られている感想文、現在進行中の企画なんですね。お疲れ様です。
残念ながら私も素人ですので、最終選考で選ばれるようなアドバイスを送れる訳ではありません。
ですが、あくまで1読者としてなら出来る限りのご協力をしたいと思っております。
まず「ホームズ」と言われれば納得出来ました。
ですが、「言われる」までは納得できませんでした。つまり、読者には伝わっていないと思われます。
ここはあえて「登場人物一覧」のアムルの説明から「主人公」という一文を消した方が良いと思いますね。
そうすれば読者は「主人公=アムル」という先入観から解放されると思います。(私は「ワトソンも主人公だ」と考えています)
そして冒頭についてですが、当然ですが読者はこの時点では作品の知識はゼロです。
なので、冒頭では「知識がゼロの読者に分かるように書く」必要があると思います。
ですが、いきなり「暗い洞窟を歩いている描写」だけをされても、「誰が・なぜ・どこを歩いているのか」が分かりません。
ここで躓く読者は多いのでは、と思いますね。
それから「私が読者に求めてはいないだけで、読者としては、愛着を持ってから生贄の話を知りたいものなのでしょうか?」との事ですが、断言させて頂きますが「愛着の無いキャラが死のうが生贄になろうが、読者は興味が無い」と思います。
テレビなどで、戦争や飢餓に苦しむ人たちや子供を見ても「かわいそうだな」としか思わないのではないですか? それは「彼らは知らない他人」だからです。
私は「読者を物語に没頭させるには、感情移入と共感」が必須だと考えています。その為には「主人公が知らない他人」ではいけないのです。
「生贄になれ、と言われるシーンから始まっても良いくらいに思っています」というのは1つの手法としてはアリですね。
よくある「追放もの」では「追放だっ!」から始まる作品も多いですし。
そこから「キャラの説明」「主人公たちに愛着を持たせるエピソード」などを書いていくのは、読者としては分かりやすい構成だと思います。
【追記】の件に関しては、私から言い出した事なので遠慮は無用です。
では、最低でも第一章の六話までを見せて頂き、必要に応じて十話まで読まさせて頂きます。
それでは最後になりますが、本批評へのご参加ありがとうございました。
【追記】も読んで頂ければ幸いです。
風雅さんの作品、私のお気に入りなので評価が高くて嬉しいです٩(ˊᗜˋ*)و
★1なので、もっと風雅さんの作品を読んで勉強しなくては、と思いました。
作者からの返信
石川 円花さま、コメントありがとうございます。
「評価が高い」とは言っても★1ですけどね。(汗)
とはいえ★の数が同じでも、その内容は作品によって様々です。
「全く面白いとは感じなかったけど、基本だけはキッチリしてるから★1」とした作品もあれば、その逆なんかもあります。
本作で言えば「設定と雰囲気は◎。だけどストーリーとキャラは見せれていない。文章はギリギリ及第点」といった所でしょうか。
その為に【追記】の範囲拡大を提案しました。
ストーリーとキャラを見せてくれれば評価が変わる可能性がありますからね。
文章や設定に大きな問題があった場合は、少し読み進めただけでは評価は変わりません。
他者の作品を読んで勉強をするのなら、私のように「作品を分析して批評を書く」というのはお勧めですよ。
ただ漫然と読み進めるのとは得られる経験値が違います。
ただ、私のように「批評を作品として発表する」のはお勧めしませんね。
恐ろしく労力がかかりますし、良い事ばかりでもありません。(良い事も沢山ありましたが)
「批評を書く」事まではしなくても、自分が好きな作品を「なぜ、この作品を面白いと思うのか?」を考えるだけでも得られるものはあると思いますよ。