★(測定不能) 僕たちの戦いは、まだまだこれからだ⁉︎


タイトル:僕たちの戦いは、まだまだこれからだ⁉︎

キャッチコピー:【無事最後まで完結】三日間PVつかなかったら打ち切りです。

作者:灯火(とうか)@チーム海さん

URL:https://kakuyomu.jp/works/16818093078704151744


評価:★(測定不能)


【あらすじ】



【拝読したストーリーの流れ】

 まず【あらすじ】が空白ですがミスではありません。

 本作の概要欄には「本作がPVがつかなければ打ち切りとなる事」「完結まで走り切れた事に対する読者への感謝」だけが書かれていました。


 また、本作の第1話は48文字しかありませんでした。

 あまりにも短すぎるので、第6話までを批評対象とします。(プロローグなどで2~300文字以下の作品なども同様に扱っておりますので)


 そして評価を(測定不能)とした件なのですが、本作はキャッチコピーにあるように「PVがつかなければ打ち切りにする」という、まるで「企画用作品」のような作品です。

 内容も、「面白い作品を作り、読者に読んで貰う」というよりは「続くか打ち切りになるかを楽しむような作品」と感じた為、通常の作品とは明らかに異質なものを感じました。(ストーリーはちゃんとある、冒険ものではあるのですが……)

 その為、「他の作品と同列に評価は出来ない」と感じたので(測定不能)とさせて頂きました。


 最後に、本作の作者である灯火(とうか)@チーム海さん様は、以前に批評させて頂いた『魑魅魍魎』の作者でもあります。



 勇者である主人公「ソー・クシー」は、「ボー・キャク」「ヤミ・オチ」の2人と共に魔王退治の旅を続けていた。


 四天王も倒し、残すは魔王だけ。

 旅も佳境に入ったが「ボー」の様子がおかしい。


 本来は死ぬ運命だった主人公を「ボー」が命を懸けて救って……、といったお話でしょうか。



【タイトル・キャッチコピーの批評】

 タイトルですが、打ち切りマンガの最終回で使われる文言のパロディですね。

 コメディのような雰囲気は良いと思いますし、興味も惹かれます。

 「作中にコメディ要素がほぼ無い」という事を除けば、良いタイトルだと思います。



 続いてキャッチコピーですが、こちらは本作のルールというか、企画説明……ですかね?

 何とも評価しづらいですが、企画意図の説明にもなっておりますし、「打ち切り」という言葉にもパワーを感じます。

 内容にも良い意味で「どういう事?」と読者に感じさせる事が出来ると思いますので「キャッチ」という意味では悪くないのではないでしょうか。



【キャラクターの批評】

 キャラですが、まず名前がダジャレ(?)になっているのは面白いですね。

 「ソー・クシー(即死)」「ボー・キャク(忘却)」「ヤミ・オチ(闇墜ち)」ですね。少しネタバレになっているようですが、大きな問題ではないと思います。


 ただ、キャラの個性や魅力は見えてきませんでしたね。

 というのも、本作は1話ごとの文字数が非常に少ないです。第1話は別にしても、第2話~第6話までで358文字~664文字しかありません。

 これで世界観の説明をして、ストーリーを進め、キャラの魅力を伝えるのは難しいですね。



【文章・構成の批評】

 文章ですが、非常に読みづらかったです。


 まず前提の情報が説明されませんので、何を指しているのか理解不能な箇所が散見されます。

 更に状況の描写も殆どされておりません。

 その状態でストーリーだけは進みますので、私には「今、何が起きているのか」が理解できませんでした。


 あと、誤字も結構多かったですね。

 「魔王討伐」と書かれた直後に「勇者討伐」と書かれていたのには2、3度見返してしまいました。



 次に構成ですが、何とも言いづらいですね……。

 先ほど申し上げたように、「文字数が極端に少ない」上に「何が起きているのか理解できない」状態でストーリーが進んでいるように感じました。


 非常に申し訳ありませんが、私には構成をどうこう言えるほど本作を理解する事が出来ませんでした。



【ストーリー・設定の批評】

 ストーリーですが、【拝読したストーリーの流れ】で書いた通りの流れです。

 魔王討伐の旅に出た3人でしたが、ヒロインが主人公を守る為に記憶を失ってしまいます。(名前の「忘却」の伏線ですね)


 タイトルの通り、それでも旅を続け、更には他のキャラの名前の伏線も回収するのだろうと予測できます。


 読者目線で「これからも困難が起こる事」が予測でき、しかし「具体的にどんな困難が起きるかは予想しづらい」と思いますし、「物語の結末」も同様に予想は難しいと思います。

 これは非常に良いと感じましたね。



 ただ、設定に関しては殆どが不明です。

 私が理解できた事は、本作が「魔法があり、魔王やドラゴンがいる中世ファンタジー」「主人公は勇者に選ばれ、仲間2人と共に魔王討伐の旅をしている」という事くらいです。


 世界観・状況などの説明が殆どありませんので仕方ありませんね。



【総評まとめ】

 まとめですが「私には理解が難しい作品」でしたね。

 予防線として「私には」と書きましたが、恐らく「多くの読者にも理解は難しい」のではないかと思います。

 その理由は圧倒的な説明不足・描写不足ですね。


 「理解は出来なくても、何となくストーリーだけが分かれば良い」と思う読者であれば、もしかしたら面白く読めるのかも知れません。


 本作は14話で完結済みですし、1話の文字数も非常に少ないので、興味のある方は一度読んでみてはいかがでしょうか?

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