★(測定不能) 鮭さんのショートショート(とても面白い)


タイトル:鮭さんのショートショート(とても面白い)

キャッチコピー:面白いZE びっくり仰天だZE

作者:鮭さん

URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054883455812


評価:★(測定不能)


【あらすじ】

数分で読めるyo



【拝読したストーリーの流れ】

 まず本作のジャンルは「詩・童謡・その他」で登録されています。

 作者の鮭さん様には「原則としてジャンル違いは募集していません」という事をお伝えしたのですが、それでも「お願いいたします」と言われましたので、こちらで批評させて頂きます。


 また本作のエピソードタイトルにはナンバリングがされていませんでしたので、本批評内では1話目を「第1話」という風に呼称させて頂きます。



 本作はタイトルで「ショートショート」とあるように、1話完結の短編集です。

 その為、1話1話は独立した話であり、連続したストーリー性はありません。

 ちなみに文字数は最少の第2話が471文字。最多の第5話が1977文字でした。



【タイトル・キャッチコピーの批評】

 タイトルはこの上なくシンプルですね。

 自分のペンネーム、「ショートショート」というジャンル、そして最後に「面白いよ」と読者にアピールをして終わりです。


 あまりにも淡白にも感じますが、「ショートショート」というジャンルを考えればこんなものでしょう。

 プロの書かれた書籍でも「作家名+短編集」というタイトルが多いですしね。



 キャッチコピーですが、こちらも淡白ですね。ただ「面白いよ」としか書かれていません。

 ただ、文末をラッパーのような表現にするのは好き嫌いが出そうですね。



【キャラクターの批評】

 本作に登場したキャラは、独創的というか狂気的とすら感じました。

 「ミミズの幸せを願う男」「豆腐になった鍵盤を食べるピアニスト」などです。


 あまりにも常軌を逸していますが、面白い人物たちだとは思います。



【文章・構成の批評】

 文章なのですが、本作はエピソードごとに作風を変えており、文体も一定では無いので判断に困りますね。

 ただ、少なくとも読めるレベルの文章でした。


 その上で問題点を指摘させて頂くなら、まずは「空行が少ない事」ですね。

 特に第5話では、数十行にわたって空行が無かったですね。


 次に第3話では「 」の中の文末に句点があったりなかったりとしていた事もありました。

 こちらは単にミスだと思いますね。


 また、第1話では「ミミズを司法解剖する」という、強烈な違和感を感じる表現がありました。

 どこの司法がミミズの解剖を依頼するのでしょうか?

※読者さまより指摘があり、私の表現が不適切だと判明しました。

 「司法解剖」とは「司法(裁判所)」が依頼するものでは無いようで、「事件性のある死体の死因を調べる為に行う解剖」を指す言葉のようです。

 ただ本作においても「ミミズの死因」に事件性は無いので、やはり「司法解剖」という言葉は不適切ではあると思います。



 構成に移りますが、こちらも1話完結というスタイルなので一概に「こうだ」とは申し上げられません。

 ただ、どのエピソードも最後の数行でどんでん返しのような形で終わっており、物語をキレイに面白く閉じています。



【ストーリー・設定の批評】

 こちらもエピソードごとにストーリーや設定が異なるので、申し上げられる事はあまりありません。


 ただ私の所見といたしましては、第2話だけが「まぁ、よくある話だな」と感じましたが、他の4話に関しては「作者の頭の中はどうなってるの?」と感じるほど独創的でした。

 面白い・面白くないは置いておいて、「なかなか他では読めない話」だとは思いますね。



【総評まとめ】

 作者の鮭さん様、並びに本批評の読者の皆様方には深くお詫び申し上げます。

 書き始める前から薄々感づいてはいたのですが、私に本批評のスタイルで短編集を批評するのは不可能です。

 1話の短編なら批評する事も出来ますが、その集まりとなってしまうと纏められません。しかも本作はエピソードごとに文体まで変えてありました。


 個人的には面白い作品群だとは思いましたが、批評としての評価は出来ません。

 ですので申し訳ございませんが(測定不能)とさせて頂きました。

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