80作品を読んだ感想


 今回も★3作品の感想や、ちょっとした小噺などを書いて行こうかと思います。


 まず私が★3をつけました続セ廻さまの作品『メス堕ち若君は堅物狼の×××がほしくてたまらない』ですが、こちらの作品は現在はタイトルを変更されまして『メス堕ち若君は堅物狼と情火に焼かれて甦る』となっております。


 頂いたコメントでは続セ廻さまもタイトルについては悩んでおられたようでして、若干マイルドになっていますね。

 インパクトは以前の方がありましたが、5話までとはいえ既読の身としては「甦る」の文言が気になりますね。続セ廻さまの事ですから、絶対にタダの思い付きではないと確信しております。きっと何か伏線か、深い意味がありますね。


 そして作品内容についてなんですが……。もうね、すんごいんですっ!

 ハッキリと断言いたしますが、続セ廻さまの文章力は80作品の中でも頭1つ2つ抜けています。

 読むと文章がスッと頭に入ってきて、その情景が容易に想像出来てしまいます。文章の表現だけでここまで惹き込ませるのはスゴイとしか言いようがありません。

 書籍化を果たされた作家さま方と比べても、上澄みのレベルではないでしょうか?


 「自分の作品作りの参考になるような、良い文章を読みたい」と考えておられる方は本作を読んでみてはいかがでしょうか?

 本作は「BL作品」ですが第1話にはBL要素はありませんので、第1話だけでも読んでみる事をお勧めします。


 続セ廻さまからは何度かコメントを頂いておりまして、その内容から「確固たる知識と技術」を持って執筆されている事が窺えます。私の様に「手探りで、何となく感覚」で書いている様な素人作家ではありません。

 本当に「プロレベル」だと思える文章をお書きになられます。


 私が批評内で指摘した点も、理解した上での判断だと頂いたコメントで分かりました。

 「難読漢字にはルビを振った方が良い」という指摘に対して「ゴシック体の場合、画面で見るとルビは圧があるという話もあって減らした」なんて答えが返ってくるとは思いもしませんでした。

 素人のレベルじゃ、こんな所まで気が回りませんよっ。


 文章についてばかり書きましたが、批評内でも述べたように全体的に高水準です。

 本当に、本作と続セ廻さまという作家さまを知れた事が、本批評企画を始めた最大の功績かも知れません。




 さて、★3作品の改めての感想を終えたところで、今回は少し趣向を変えて私の「自分語り」をしてみたいと思います。

 興味のない方はブラウザバックを推奨します。


 皆さん、執筆活動は楽しんでおられるでしょうか? 私は楽しくて仕方がありません。

 この批評にしても、大いに楽しんで書かせて頂いております。


 もちろん、大変な事も山ほどあります。

 「思うように書けない」「先の展開に詰まる」「キャラが思い通りに動いてくれない」など、執筆そのものに対する苦悩もありますし、「時間・体力・精神力」もすり減らしながら活動を続けております。

 睡眠時間も減って、毎日ヘロヘロです。


 しかし、私は「全力で頑張る」事をやめるつもりはありません。

 私の持論として「全力で取り組まなければ楽しめない」と考えているからです。


 「勝利する事」「他者に認めて貰える事」「自分の思い通りに事が運ぶ事」どれも楽しいものです。

 ですが、本当にそれだけで心から楽しめるものでしょうか? 時には「敗北し」「否定され」「ままならない」からこそ、勝ち取ったものがより輝くのではないでしょうか?


 ゲームをされる方もいますよね? 敵が弱すぎるゲームは面白いですか?

 スポーツをされる方もいますよね? 練習は全く辛くないですか?

 勉強や仕事はみんな「しんどくて面白くない」と思っているかも知れませんが、テストで良い点を取ったら嬉しくないですか? 仕事が上手く行ったら嬉しくないですか?


 私は「辛い事があるから、喜びも価値がある」と考えております。

 何の苦労もせずに得た評価では、きっとすぐに飽きてしまいます。

 だから「苦労も辛さも楽しんで、全力で挑む」のがポリシーです。


 時々、本批評に対して私への負担を気にして下さる方がおられるのですが、私は大丈夫です。確かに大変なのは事実ですが、私は楽しんでやっております。

 「全力で」と言いはしましたが、創作物の主人公の様に「倒れるまで頑張る」事はしませんし、できません。(そういう主人公には憧れますけどね)


 無理だったら「無理」と言いますし、スケジュールの変更もします。元々根性無しなので、投げ出してしまうかも知れません。(その時は報告くらいはするつもりですが)

 ですので、私の様な者を気遣って頂けるのはありがたいと思いながらも「私は大丈夫です」と再度宣言させて頂きます。


 話を戻しますが、皆さんは執筆活動を楽しんでおられますか?

 私の楽しみ方は述べた通りですが、楽しみ方は人それぞれだと思います。


 ただ自分の趣味として「書きたいものを書いている」方もいると思いますし、「絶対に書籍化してやるっ」と決意を持って書かれている方もおられると思います。

 決まった時間に執筆する「ライフサイクル」となっている方もいると思いますし、空いた隙間時間に執筆している方や、寝食を惜しんで書いておられる方もいるかも知れません。


 ただ、どんな楽しみ方や取り組む姿勢であっても「苦しみや不安、辛さ」からは、完全に逃れる事は出来ないかと思います。

 ですが皆さまには、そんな気持ちには負けないで頑張って欲しいと願っています。


 その苦しみの先にこそ「真の喜び」が待っていると、私は確信していますから。

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