70作品を読んだ感想と、注意喚起


 批評した作品数も70作品を迎え、本企画の完走も見えてきました。

 ここまでこれたのも、参加して下さった作者さま方と、読んで下さっている読者さま方のお陰です。



 ではまずは、★3作品の感想から参りましょうか。

 まずは乙枯さまの作品『異世界より・・・』を語りたいと思います。


 こちらの作品は、「異世界ファンタジー作品を書く執筆者の皆様には、是非読んで貰いたい作品」ですね。

 物語の「舞台」や「設定」を作るという事の大切さを、この作品を読む事で知る事が出来ると思います。「言われなくても知っている」という方でも、再確認の意味でも読む価値はあると思いますよ。


 また、普通に読み物としても面白いですね。

 作者の乙枯さま自身が仰っておられましたが「一読いただければ面白い作品だとは自負しております」と豪語なさるだけあり、確かに「読めばわかる面白さ」が本作にはあります。


 また作品そのものとは無関係かな、と思ったので批評内では書きませんでしたが、本作の一部のエピソードはYouTubeで動画公開されています。

 第1話のみ、拝見させて頂きましたが「ボイスロイドに第1話の内容を朗読させている」といった内容でしたね。

 こちらは第1話の最後にURLがありましたので、「読むのがメンドクサイ!」と思われる方も動画なら気楽に楽しめるのではないでしょうか?



 次は、かみひとえ(カクヨムのすがた)様の作品『TS引退魔王、査察する。』を語らせて頂きます。


 こちらは正直、非の打ち所がないと言っても過言ではない作品でしたね。

 批評内でも述べましたが、文章・構成・ストーリーなど全てが高水準で、特にキャラクター(中でも主人公の魔王)は最高のキャラをしていましたね。


 私の持論なのですが、「面白い作品には、必ず魅力的なキャラクターが存在する」と考えています。……どこかで書きましたかね? 重複していたらゴメンナサイ。

 本作のキャラは、その魅力が他作品のキャラを圧倒していると感じましたね。


 「コメディ作品」として、これ以上の作品は中々お目にかかれないと思う程です。この作品以上のものを求められるなら、商業作品から探した方が良いですね。




 さて、★3作品の感想を言い終えたところでタイトルに書いた「注意喚起」を行いたいと思います。

 この注意喚起は先週に近況ノートに書きましたので、既に御覧の方は内容が重複する事をご容赦ください。


 では何の注意なのかと申しますと、「ある手順を踏んでしまう事で、カクヨムの『新着小説』に表示されない場合がある」という事です。


 私がこれを知ったのは『60作品を読んだ感想と、★の早期付与』に寄せられた幸崎 亮さまの応援コメントが切っ掛けでした。

 このコメントで「カクヨムの仕様」を教えて頂いたのです。(興味のある方はコメント欄を御覧ください)


 その「仕様」とは、「最下段の公開済エピソードの更新日を参照しているので、公開済のエピソードの上段に新たなエピソードを書いて公開しても新着作品としては表示されない」という事です。

 つまりどういうことかというと、下記の様になります。


ep1 公開済   ep1 公開済

ep2 公開済   ep2 公開済

ep3 下書き → ep3 公開済

ep4 公開済   ep4 公開済

ep5 下書き   ep5 下書き


 このようにep3の作品を公開したとしても、カクヨムトップページの『新着小説』には載りませんし、作品フォローして下さっている方への通知も行かないようです。(フォロワーの方への通知は未確認ですが、トップページには間違いなく載りません)


 また最下段のエピソードを公開した場合は『新着小説』に載りますが、その後に上段へと移動させてしまうと『新着小説』からは消えてしまいます。

 これを分かり易く書くと、下記の様になります。(スマホ等では正しく表示されない可能性があります。横画面表示などにして頂ければ正しく表示されると思います)


ep1 公開済   ep1 公開済   ep1 公開済

ep2 公開済   ep2 公開済   ep2 公開済

ep3 下書き → ep3 下書き → ep3 下書き

ep4 公開済   ep4 公開済   ep5 公開済

ep5 下書き   ep5 公開済   ep4 公開済

         (新着表示)    (新着消去)


 これは恐らく「最下段のエピソードの更新日時を常に参照する仕様」となっているものだと思われます。(私の推測であり、運営への確認等はしておりません)

 この場合はep4の更新日時を参照しているものと思われます。


 また「1度公開したエピソードを一旦下書きに戻し、再度公開しても『新着小説』には載らない」ようですね。

 これは恐らく、不正防止の為の措置だと思われます。



 幸崎 亮さまから頂いたコメントの後、色々試してみましたが、以上のような仕様だと思います。

 幸崎 亮さまには本件を知る機会を与えて頂き、心から感謝を申し上げます。


 以前から読んで下さっている方はご存知だと思いますが、本批評は「最下段に『ジャンル違いの隔離部屋』を配置」しておりました。その為『新着小説』には載らず、フォローして下さっている方への通知も無かったようです。(重ねて申し上げますが、フォロワー様への通知に関しては未確認です)


 現在は御覧の通り『ジャンル違いの隔離部屋』を上段に移動し、新たなエピソードの公開時に『新着小説』にも載っている事を確認しております。

 そして、それまではランキング圏外まで落ちていた本企画が、この変更を行ってから週間ランキング5位にまで上昇しました。(5月30日現在は13位です)

 たった1例だけですので必ずしも、とは断言できませんが『新着小説』に載るかどうかがランキングに与える影響は多大なものだと思います。


 通常の作品創りをされていれば、この様な事態になる事は稀かと思います。……と思っていたのですが、近況ノートにこの件を書いたところ、2名の方から「同様の事例が発生したのを知っている」とのコメントを頂きました。


 私の場合、正直のところを申し上げますと本企画は「最低限、作者さま本人に見て頂ければそれで良い」と考えていますし、今回の件にはそれほどダメージを感じてはおりません。

 ですが万が一ハマってしまった場合、作品にとって致命的となる可能性もあるかと思い、ここに注意喚起をさせて頂きます。


 皆さんの書いた「渾身の力作」が、このような作品内容とは無関係の理由で沈んでしまう事の無いよう、切に願っております。

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