応援コメント

★- 証明できない君と世界」への応援コメント

  • 批評いただき、ありがとうございます。また、返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

    自作「証明できない君と世界」ですが、この作品の最終目標は、公募にて新人賞を獲得することです。つまり、私個人としては、「Webでの評価なんて知るか!俺は公募で日の目を浴びるんだ!」という思いで執筆しています。

    その結果として、テンポの良さや一話あたりの字数など、Webで人気を得るために重要な要素を犠牲にして、細かい情景、人物の描写に力を入れた次第です。

    ご指摘のあった「ヒキ」の弱さに関しては、全くもって仰る通りです。私自身、最近になってようやく「オチのつけ方」の重要性を痛感しました。数か月前の私は、そこをあまり意識できていませんでした。また、作品の一つのテーマとして「凪沙の正体とは」という謎があり、物語もその謎に沿って進行していく形式になっています。そのため、「わざわざ各話を続きが気になるようなオチにしなくても、作品そのものが続きが気になるような設定だから、たぶん大丈夫だろう」と思っていました。

    空行に関しては、まったく気付いてませんでした。修正しておきます…。


    さらに「妹と2人暮らし」という設定についてです。

    まず「なぜ最初から父方の祖父母に引き取られなかったのか」ですが、これは主人公の律の人格形成に関係しています。震災で両親を亡くし、意地悪な方の祖父母と暮らすことになり、転校先の学校でも友達が出来ない。こうして、どこにも居場所がない時間を過ごしたからこそ、律は今の無気力、無個性な人間になりました。

    ここまで読んでいただいて分かる通り、初めに母方の祖父母に引き取られたのは、「作者の都合」です。作中の世界において、論理的な理由はありません。まさにボルコム様が仰っていた、「今考えると無駄な遠回り」でゴリ押しています。

    「なぜ世話が出来ないのに引き取ったのか」は、そうせざるを得なかったから、としか言いようがないです。実際母方の親族に見捨てられたら、律と明里は孤児になってしまいます。だったら、世話は無理でも住む場所とお金は与えよう、という父方の祖父母の考えです。

    「祖父母も一緒に暮らせばいいじゃん」に関しては…はい、仰る通りなんですが、そうすると物語の都合上かなり面倒になってしまい…。ボルコム様、この部分は目を瞑っていただける範疇を超えていますか?多くの読者が不可解に思うでしょうか?ご意見承りたいです。


    最後になりますが、私はこの作品を「第30回後期スニーカー大賞」に応募するつもりです。締め切りは今年の9月30日となっております。私は執筆を始めて、まだ3ヶ月半ほどで、公募に出すのもこれが初ですが、絶対に受賞してやります。


    長文になってしまい、申し訳ありません。

    愛のある批評に、心から感謝します。

    作者からの返信

    小鷹虎徹さま、コメントを頂きましてありがとうございます。


    では一番気になっておられるであろう「妹と2人暮らし」が許容内か否かについて語らせて頂こうと思います。
    まず結論といたしましては「人によって捉え方が違う」という事です。
    ですが、それでは納得いかないでしょうから少し語らせて頂きます。

    ストーリーや設定が「作者の都合」であるのはよくある事です。というより、どのような作品でも殆ど全ては「作者の都合」で作られていると思います。
    ですが、それを開き直っていては「リアルな世界」や「生きたキャラ」は作れません。

    小鷹虎徹さまは、私に「この部分は目を瞑っていただける範疇を超えていますか?」と問われましたが、仮に私が「気にならない。目を瞑れる範囲内だ」と答えたらどうなさいますか?
    安心して公募に出されるのでしょうか?

    公募を基準に考えて、このままでも大丈夫だろうか? という意味で問われたのでしたら、私には「分かりません」。
    私は公募に出した事もありませんし、執筆歴1年半の素人です。公募について調べた事もありません。

    批評で書いた通り、私はこの点に「不可解」だと感じ「作者の都合」だと思いました。
    読んだ全員が、とまでは思いませんが、私が気付いたのですから同様に感じる読者も居ると思います。ですが、それがどのくらいの割合かまでは分かりません。

    結局、これを是とするか否とするかは、作者である小鷹虎徹さま以外には判断は出来ないでしょう。

    説明文を書き加えれば全体的なバランスが変わりますし、きっとそのせいでテンポも悪くなります。
    設定を変えてしまえば、改稿する箇所が大量・広範囲に及ぶ可能性もあります。

    最初に述べた通り、この問題が大きいか小さいかは「人によって捉え方が違い」ます。
    私個人の意見で言うのなら「決して小さな問題ではない」と思いますが、大幅な手間暇をかけてまで改稿しなければならないか? との質問には答えられません。
    改稿の大変さ・難しさは私も知っているつもりですし、何より本作は、私の作品ではないのですから。


    公募、頑張ってください。
    批評でも書きましたが、小鷹虎徹さまは非常に良い文章を書かれると感じました。
    先ほど申しました通り私は公募の事は何も知りませんが、受賞すると良いですね。