60作品を読んだ感想と、★の早期付与


 皆さま、執筆活動の方は順調でしょうか?

 今回はタイトルの通り、これまで批評を行わせて頂いた作品に★の付与を行う旨を告知させて頂きます。

 最初のルール説明で「全ての批評が終わりましたら、私が★をつけに参ります」と書きましたが、全作品の批評を待たずに★を付与したいと思います。


 そう考えた経緯を説明いたします。

 現在「第6回ドラゴンノベルス小説コンテスト」の読者選考期間中ですよね。期間は「2024年4月15日(月) 12:00 〜 2024年6月14日(金) 11:59」までとなっております。

 本企画に参加して下さった作品にも何作か、コンテストに参加している作品がありました。


 ですが、批評待ちの作品はまだ25作品……。期限までには間に合いません。

 1日1作を消化すれば可能ではありますが、正直そこまではしたくありません。(かなり無理をすれば出来なくは無いのですが……。1作品の批評を書くのに、長ければ5時間くらいを要しますので……)

 しかし微力でも、本企画に参加して下さった作品の力にはなりたい……。

 そう考えた結果が「★の早期付与」です。


 しかし、まだ批評していない作品もコンテストに参加している可能性もあります。

 そこで、「コンテストに参加されている未批評の作品」がございましたら一報を下さい。報せを受けましたら、最優先で批評をさせて頂きます。

 順番が前後する事になりますので、割り込まれた作者さまには申し訳が無いのですが……。ご理解を頂ければ幸いです。



 さて、告知が終わりましたので、感想の方を述べさせて頂こうと思います。

 ここまで60作品(ジャンル違いを含めると65作品)、様々な作品がございました。色々な作品を拝読させて頂く中、疑問に感じる作品も多数ございました。

 私が感じた疑問、それは「この作品の作者は、ディスプレイの向こう側に人間が居る事を意識しているのだろうか?」です。


 言い方は悪いですが「独りよがりな作品」と感じたものもありました。応援コメントに返信をされていない作者さまもおられました。

 本批評に限って言えば、作者さまご本人からのコメントは19件(内1つは同じ作者さまです)しかありません。

 しかも本作のフォロワー数は38です。企画参加者以外の方からもフォローして頂いてますので、参加者のフォロワー数はさらに少ないのです。これは企画に参加だけして放置したという事でしょうか? 自分の作品に対する批評も見てはいないのでしょうか?


 以前にも、ある作品の批評で書きましたが、応援コメント1つを書くのにも労力が要ります。人によっては勇気もいる事でしょう。それに返信しないのは「メールを既読スルー、もしくは未読のまま放置」しているのと変わらないと思います。

 返信できない程に大量のコメントが寄せられているというのは羨ましい話ですが、そういった私の感情論とは別に、「返信をするのがマナー」だと思います。それが出来ないのならば「応援コメントを許可しない」設定にする手段だってある筈です。


 本企画だって、先ほど書いたように数時間を掛けて書いております。かなり辛辣ではありますので、作者さまにとっては不本意で不愉快な内容かも知れません。

 ですが、せめて批評した作品の作者さまくらいには目を通して頂きたいものです。そうでなければ、私の労力は一体何だったのだろうか? とすら思ってしまいます。


 と、長々と愚痴のような事を書いてしまいましたが、私が言いたいのは「ネットマナーの事では無い」のです。

 いえ、もちろんそれもありますが、本題は別の所にあります。


 その本題とは「あなたの作品は、他人に見せる事を意識できていますか?」という事です。

 あなたの作品を読む読者は、(基本的に)あなたの事は何も知りません。だから、作品が読者にとっての全てです。そして、あなたも読者の事は何も知らない筈です。年齢も、性別も、職業も、知識量も性格も、何も知らないでしょう?

 ですが、確かに「ディスプレイの向こう側に人間は居る」のです。それはbotのような、勝手にコメントを書いたりする機械ではありません。当然、感情のある「どこかの誰か」です。


 どこの誰かも分からない人に読ませるのなら、「誰が読んでも分かる」ように書かなければならないと私は考えます。

 もちろん、実際にそれを実現するのは難しいでしょう。ですが、それを念頭に置いた上で執筆しなければ「殆どの人は理解出来ない」か「誰も理解出来ない」作品が出来上がってしまうかも知れません。


 念の為に言っておきますが、全ての作者さまに言っている訳ではありません。私が言うまでもなく分かっている、と思われる作品や作者さまも沢山おられました。

 しかし、そうは思えない作者さまも私の想像以上に多かったのも事実です。


 私は「読み手を意識できていない作者の作品」が面白い作品になるとは思えません。それが出来るのなら、その作者は間違いなく天才でしょう。

 「自分は天才だ」と豪語なさるのなら無視して下さっても構いませんが、そうでは無いのなら、自分の作品の為に今一度、「ディスプレイの向こう側」を意識なさってはいかがでしょうか?


 最後に1つ、「作者にとって読者の無反応が最も辛い」のと同様に、「読者も、自身のコメントへの無反応は辛い」ものです。

 「自分がされて嫌な事は他人にしてはいけません」と、きっと皆さんも子供の頃に教わりましたよね? そして仮に「自分はされても何も思わない」としても、他人が嫌がる事をしても良い言い訳にはなりません。



 説教めいた事を言ってしまい、誠に申し訳ございませんでした。

 私自身も、上記の事が完璧に出来ているとは思っておりません。ですから私に文句を言いたい方もおられるかも知れません。

 私に思う所があれば、遠慮なく仰って下さって結構です。「無反応」よりは、例え悪口や文句であったとしても「反応」を頂ける方が何倍も嬉しいのですから。

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