★0 性的倒錯  蕎麦編


タイトル:性的倒錯  蕎麦編

キャッチコピー:独特な構成の短編集!! 髪を結び外で蕎麦を啜る その試行は何処へ行くか

作者:粗製フィーチャー

URL:https://kakuyomu.jp/works/16818093073335749029


評価:★0


【あらすじ】



【拝読したストーリーの流れ】

 本作は全3話の短編です。


 また、 【あらすじ】が空白ですがミスではありません。本作の【あらすじ】は、作品への説明文しかありませんでした。

 ただ一部、私には難解な文章がありましたので、ここに全文を載せる事とします。


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超独創的な構成の短編集です

①に少しずつ書き足していく進み方です

短く雰囲気だけ見たい方は① さらに見たければ②

そんな感じです

③までの予定です



この物語で何が言いたいかは、ベランダで美女が蕎麦を啜っているのを見た少年は性癖を捻じ曲げられるのでは?と考えた女が実際に試してみた

これだけです。

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 本作は上記で書かれている通り非常に特殊な構成です。

 1話目で蕎麦を食べる女性の描写。2話目で、1話目+もう1人の女性をだして文化批判(?)、政治批判(?)的な言葉が出てきて退店。3話目で、2話目+唐突にサイボーグ騎士や警官相手に電脳戦や銃撃戦を行います。

 1話目の全文を仮に「A」とすると、2話目は「A+B」、3話目は「A+B+C」となります。


 また、タグに「純文学」とありましたので、私には理解が及ばない可能性が大いにあります。

 以後の批評も、その事を踏まえた上で読んで頂ければ幸いです。



【タイトル・キャッチコピーの批評】

 タイトルですが、意味が分かりませんね。

 「性的倒錯」ですが、確かに作中で登場する女性が同性愛者だというような記述がありましたが、それの事でしょうか? 確かに「性的倒錯」ではあると思いますが、タイトルにするほど重要なテーマだったのでしょうか?

 本文を読んでも、そのようには見受けられませんでした。


 「蕎麦編」については、本作は今年の3月に投稿された作品なので、今後「うどん編」や「寿司編」のような作品が書かれるものと思います。



 キャッチコピーですが、こちらも難解ですね。私には何を言いたいのかがよく分かりませんでした。

 「その試行は何処へ行くか」の「その」とは、本来は前文となる「髪を結び外で蕎麦を啜る」にかかるものと思います。しかし【あらすじ】を見れば、そうでは無い事が窺えます。(たぶん、合ってますよね?)

 これではコピー単体を見た時、意味不明で勘違いを促す文章と判断するしかないでしょう。



 「キャッチ」として見た場合、「性的倒錯」という単語がパワーを持っていると感じます。あまり言いたくはありませんが、やはり性的な単語は「強い」と思いますね。

 ただ、それ以外の言葉が全て「キャッチ」出来ておりません。むしろ、意味不明な文章から敬遠されるのではないでしょうか。



【キャラクターの批評】

 ここはよく分かりませんでした。「ミーちゃん」と「サヨくん」の2人が登場するのですが、難解で曖昧な文章から「今の文章が誰の視点か、誰の事を言っているのか」すらが分かりませんでした。


 当然、キャラクター像は全く分かりません。

 私には、ここの批評はムリですね。



【文章・構成の批評】

 文章力については割愛します。私には「純文学」を謳う作品の文章は理解できません。

 ただ2点ほど、私にも問題点だと思う部分がありましたので指摘させて頂きます。


 まず、擬音語を多用されていましたが、その多くが稚拙です。

 意味不明な擬音も多く、雰囲気作りにも貢献していないように感じます。

 銃撃戦などは最も酷く、ただ状況説明を省くために擬音語を用いている様にすら感じてしまいました。


 もう1つ、「空行があまりにも大きい」のは欠点だと思います。

 本作の空行は、主に4~8行くらい空けられています。(1行のものもありましたが、殆どは4行以上です)

 非常に読み難く、スクロールする手間が増えるだけなので読者にはデメリットにしか感じられないと思います。



 そして構成ですが……、なぜこのような構成にしたんですかね?

 読者からすれば、同じ内容を2度3度と読まされるくらいなら、最初から3話目だけを読むだけで十分です。

 キャッチコピーにも書かれてありますので、作者さまはこの構成を推していらっしゃるようですが、残念ながら私には良い結果を出しているようには思えません。



【ストーリー・設定の批評】

 ストーリーと設定も……、私には意味不明すぎて理解不能でした。

 まだ、蕎麦を食べた後に文化批判(?)的な話になるのは分かります。作中では「食べ終わったら、さっさと退店しなければならない」事について語られていました。(そこから「戦後、アメリカの行った思考操作」に話が移るのは、飛躍のしすぎだと思いましたが……)


 しかし、その後に唐突に行われる戦闘は本当に意味が分かりません。

 電脳戦をしたり、ビームソードが出たり……。この作品は、何の話なんでしょうか?


 【あらすじ】にあった文章、「この物語で何が言いたいかは、ベランダで美女が蕎麦を啜っているのを見た少年は性癖を捻じ曲げられるのでは?と考えた女が実際に試してみた これだけです。」も、本文の内容とは関係なく感じました。(私の読解力と理解力が足りないだけですかね?)



【総評まとめ】

 私には理解不可能な作品でした。

 「純文学」とは、みんなこんな作品なのでしょうか? それとも本作が特に理解困難な作品なのでしょうか?

 分かる方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて頂きたいものです。

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