★0 転生したら、ステータスの上限がなくなったので脳筋プレイしてみた
タイトル:転生したら、ステータスの上限がなくなったので脳筋プレイしてみた
キャッチコピー:スキルも魔法も持ってない!?なら脳筋プレイするしかないでしょ!
作者:Mr.Six
URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330657994042097
評価:★0
【あらすじ】
大学生の浅野壮太は神さまに転生してもらったが、手違いで、何も能力を与えられなかった。
転生されるまでの限られた時間の中で神さまが唯一してくれたこと、それは【ステータスの上限を無くす】というもの。
さらに、いざ転生したら、神さまもついてきてしまい神さまと一緒に魔王を倒すことに。
神さまからもらった能力と、愉快な仲間が織りなすハチャメチャバトル小説!
【拝読したストーリーの流れ】
気が付くと真っ白な空間に居た主人公「ソウタ」。目の前には「神さま」を名乗る男が居て、「ソウタ」を魔王討伐の為に異世界へと転生させると言う。
本来はスキルと魔法を貰えるはずだったが、手違いでどちらも貰えない事になってしまった。
転生の時間制限が迫って焦る「神さま」は咄嗟に「ステータス上限を無くす」事にしたが、時間切れで「神さま」も「ソウタ」の身体に憑依して共に異世界へ……、と言ったお話でしょうか
【タイトル・キャッチコピーの批評】
清々しい「なろうスタイル」のタイトルですね。作品のウリが一目瞭然なのは良い点だと思います。
ただ、突き抜けた個性が全く無いので、同系作品の中に埋もれてしまいそうな気はしますね。
キャッチコピーは悪くないと思います。
タイトルとの一体感も高く、タイトルでは説明しきれなかった点を補強しているように感じました。
ただやはり、こちらもタイトルと同じく個性は感じられませんでしたね。
【キャラクターの批評】
全てのキャラが非常に「薄っぺらい」です。
まるで作品に登場すると同時に生まれたかのような、「それ以前の過去や生活」を全く感じられません。
主人公は大学生という設定ですが、その要素もゼロでしたね。
唯一、「神さま」のキャラ造形はマシに思えましたね。軽いノリでいい加減な性格が、良い味を出しています。
ただ「他のキャラに比べればマシ」というだけで、決して優れた造形ではありませんね。
【文章・構成の批評】
文章は読み難くは無いのですが、優れているとはとても言えませんね。まだまだ未熟だと思います。
その上で、作者さま特有の問題点が見られましたので指摘させて頂きます。
まず、エピソードの最初の1文目のみに空白を2つ入れているのは何故でしょうか?
意図が全く分からず、違和感がずっと拭えなかったので調べてみた所、中国語では空白を2つ入れるそうです。
しかし本作ではエピソードの最初の1文目のみで、他の文は空白が1つです。
作者さまには、この様な書き方をされた意図を教えて頂きたい所ですね。
そして次の問題点は「改行と空行が多すぎる点」です。
本作の文章は、句点ごとに改行と空行が入ります。読み易くする為の配慮だとは思うのですが、これでは逆に読み難くなっております。
また無暗に行数が増える事でスクロールする手間が増えるのも、読者にとってはデメリットですね。
最後に「読点で改行を行っている点」ですね。
全ての読点の後に改行を行われている訳ではありませんし、読点の後に改行を行うといったテクニックもあります。
ただ本作は、これが特に意味も無く多発しているように感じました。
今挙げた3つを除いても脱字が多い・言い回しや表現が拙いなどの問題点は多いと感じました。
構成については、第5話までの時点で主人公が活躍していないのが問題に感じましたね。
主人公や他のキャラの心理描写や、物語が進む過程を丁寧に描写している作品ならば「そういう作品だ」と思えるのですが、【キャラクターの批評】で申し上げた通り、本作のキャラは「薄っぺらい」です。
キャラ以外の描写も丁寧とは程遠いと感じました。
私は、第5話までの時点では本作に面白い要素は無いと感じましたね。
【ストーリー・設定の批評】
典型的な「転移・転生系テンプレ作品」です。
「神さま」が主人公に憑依したこと以外、有象無象のそれらと変わりません。
同系他作品と比べても、ストーリー・設定共に低品質な部類だと感じました。
【総評まとめ】
文章・キャラ・ストーリー・設定。どれをとってもレベルは低いと感じました。
同系作品も多数ある事ですし、私ならこの作品よりももっと高品質な作品を読みますね。
ただ、本作はそれなりに読まれているようです。(PV数は約10000。フォロワー数87。その中の殆どは読み専アカウントだと思います)
私の作品を見る目が無いのか、それだけ「転移・転生系テンプレ作品」と言うジャンルが強いのか、どちらかだと思います。
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