★0 沖縄が好きになるお話
タイトル:沖縄が好きになるお話
キャッチコピー:沖縄のコンビニは不思議な人たちが働いています。
作者:レジェンド井伏
URL:https://kakuyomu.jp/works/16818093073711132195
評価:★0
【あらすじ】
大晦日の夜。沖縄の繁華街にあるコンビニでは、いつも以上の大忙し。
働く人も、お客さまも、不思議な人たちであふれています。
主人公の私は、性別不明の不思議ちゃんです。
コンビニの駐車場には、ちょっと危険な人たちが集まっています。
【拝読したストーリーの流れ】
お嬢様学校に通っていたLGBTQの「Q」(性自認や性的指向を決められない人)の主人公が、沖縄のコンビニで働いている話……、だと思います。
なお、本作は「恋愛」のジャンルですが、5話までの間に恋愛要素は一切出てきません。
【タイトル・キャッチコピーの批評】
タイトルは、あまり良いとは言えませんね。
このタイトルを見ても「どんな作品なのか」が全く分からないからです。
読者は、「中身の分からない作品」を手に取ろうとはしません。
キャッチコピーも同様です。
タイトルかコピーのどちらかで、「この作品はこういうジャンルなんだ」「この作品にはこんなキャラが登場します」といった事を伝えるべきだと思います。
【キャラクターの批評】
まず本作の5話までは、ひたすら主人公の自分語りが続きます。
しかし、ここにこの作品の大きな欠点があります。
それは主人公がLGBTQという、非常にセンシティブでマイノリティな存在だという事です。
恐らく、主人公に共感できる読者は少ないでしょう。同情は出来るかも知れませんが、それで読者を引き留めるのは難しいと思います。
たぶん、この作品のテーマなのだろうとは思いますので変更は無理なのだろうな、とは思いますが、序盤から語り部となるキャラを登場させるなど、工夫をしなければ多くの人に読まれる事は困難だと思います。
【文章・構成の批評】
文章は読み易かったです。ここに大きな問題は感じませんでした。
ただ、構成は非常に残念な出来です。
まず本作は1話が約500文字と、非常に少ないです。確かに読むのは楽でしたが、これでは何かを伝えるのに何話もかかってしまいます。
事実、第1話の最初の文で、いきなり「みなさま、いきなり、ごめんなさいませ。わたくし、泣いております。」という文から始まるのですが、泣いている理由がハッキリと判明するのが第5話です。
これでは、「続きが気になるから、早く更新されないかな」とは読者に思って貰えないと思います。
【ストーリー・設定の批評】
ストーリーについては何とも言えないですね。
先程も書いた通り、5話まででは殆ど話が進んでいませんから。
設定に関しては……、どうなんでしょうかね?
私自身はLGBTQには、関心も興味もありません。作品をより面白くする為の設定として良いのなら、大いに使う価値があると思います。
ただ、やはり本作の5話まででは、この設定が面白く作用するのかは不明です。
やはり内容が短すぎて、ここは評価のしようがないですね。
【総評まとめ】
ハッキリ言って、この作品はジャンルからして不明でしたね。
文章が短すぎて「恋愛」要素の欠片も出てきませんでした。
一応、批評は致しましたが、この作品を5話で評価するのは不可能ですね。
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