★0 親から一軒家を貰ったので婚活を始めようとしたら幼馴染が立候補したので結婚して人生勝ち組!


タイトル:親から一軒家を貰ったので婚活を始めようとしたら幼馴染が立候補したので結婚して人生勝ち組!

キャッチコピー:「け、結婚するなら私とじゃないとダメ!婚活するなら私でもいいでしょ!」

作者:砂乃一希

URL:https://kakuyomu.jp/works/16818023213624820446


評価:★0


【あらすじ】

「拓哉、お前にこの家やるよ」 「……え?」


とある休日の朝、25歳独身サラリーマンである村松拓哉はいきなり父親からそう告げられた。


しかし彼女がいない拓哉にとって父親から貰う家は大きすぎる。

悩んだ拓哉はある名案を思いつく。


「婚活、始めてみるか……」


相手がいないなら出会いの場に行けばいいと婚活を決意した。


翌日、婚活をするべく結婚相談所に向かおうとしていると偶然クールで美人な幼馴染の大石美優と数年ぶりの再会を果たす。

二人は再会を喜び思い出話に花を咲かせていたが話の流れで拓哉が婚活の話をすると美優の様子が一変する──!



「け、結婚するなら私とじゃないとダメ!婚活するなら私でもいいでしょ!」

「え!?」



結婚から始まる甘々ラブコメ!



【拝読したストーリーの流れ】

 本作にはプロローグがありましたので、第4話までを読んだ批評となります。


 ストーリーの流れは上記のあらすじを、そのままなぞっています。

 第4話で、ヒロインの両親に挨拶をした事くらいしか追加する情報はありません。



【タイトル・キャッチコピーの批評】

 タイトルは、いわゆる説明文タイトルですね。

 賛否を除けば、非常に良いと思います。

 この作品が「どういう作品なのか」が一目瞭然です。


 キャッチコピーも良いですね。

 ラブコメというジャンルにおいて、ヒロインの可愛らしさをアピールするのは正解です。

 ただ、このセリフからツンデレヒロインを想像させてしまう誤解があるのでは、くらいの心配はありますかね。



【キャラクターの批評】

 薄っぺらいです。ただ甘々なラブコメをする事のみに注力され、行動・思考に違和感を拭えません。

 お話の都合で、という部分は分かりますが、それ以外にも異常とも言える言動が目立ちます。

 具体的には第3話の別れのやり取りですね。これには若干の気持ち悪さを覚えました。



【文章・構成の批評】

 文章はキレイです。

 ただ読み難い訳ではないのですが、読点が極端に少なかったです。少し増やすだけで、格段に読み易くなるのでは、と思いました。


 構成ですが、第1話~第3話が冗長に感じました。

 これは本文そのものが原因ではなく、該当話があらすじをなぞっているだけだからと思われます。

 あらすじで既に知っている話、展開で3話を読むのは退屈でしたね。



【ストーリー・設定の批評】

 甘々ラブコメをする為に、ひたすら順調な階段を上り続けるだけの話に感じたので、個人的には退屈でしたね。

 これは、プロローグで結婚後の話を入れたのも原因です。結婚するのが分かってしまってますから。


 ただ、これは私の個人的な好みの話なので、「web読者はストレスを嫌う」とよく言われていますし、そういう意味では本作の方が正解だと言えます。


 設定に関しては舞台装置ですね。

 タイトルや初期設定には寄与しましたが、面白さには一切関りがありません。



【総評まとめ】

 まさしく「web小説向けの作品」ですね。

 狙って書かれたのでしたら大したものだと思います。


 私が出来る唯一のアドバイスがあるとしたら、先程も書きましたが「読点を増やしてみよう」くらいですかね。

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