★- 世界を救ったその後――
タイトル:世界を救ったその後――
キャッチコピー:見えない力には勝てなかった……言葉に屈したんだ。
作者:八重樫 月夜
URL:https://kakuyomu.jp/works/16818093073699998044
評価:★-
【あらすじ】
魔王を倒せば、世界が変わると思っていた。
世界はもっと複雑だったんだ……
【拝読したストーリーの流れ】
こちらはジャンルが【詩・童謡・その他】で登録されています。
2作目のルール違反作品ですね。
また、本作は1話完結の短編です。
魔王を討伐した主人公たちは凱旋し、人々から讃えられた。
しかしある時期を境に一変し、民衆から迫害される。それは、陰から民衆の心理を操る一部の支配者の仕業だと知った。
支配者に反旗を翻した主人公たちは……といったお話でしょうか。
【タイトル・キャッチコピーの批評】
やや使い古された感のあるタイトルですが、それを抜きに考えれば良いでしょう。
短い文の中に、読者の興味を惹く言葉が込められています。
ただ、やはり二番煎じ、三番煎じの感があるのが問題ですね。
どこかで差別化を図らなければ難しいと思います。
キャッチコピーは一般受けはしないと思いますが、特定層狙いという事ならば、悪くないのではないでしょうか。
世界を救った者も、言葉の力には無力だったという、戦闘とは別の戦いが想像されます。
【キャラクターの批評】
本作はジャンルが【詩・童謡・その他】だからなのか、明確なキャラクターが登場しません。
一応、魔王を倒した主人公の視点で物語は進行するのですが、モノローグ的な書き方の為、そのキャラクター性は乏しいです。
ただ、その主人公の無念だけは伝わってきました。
【文章・構成の批評】
文章はキレイで読み易かったです。
短編で文字数も少なかったのですが、文章力は高いと感じました。
全体の構成は良いと思います。
ただ、なぜ主人公たちが迫害されるようになったのかの変遷が一切描かれていなかったので、そこは疑問でしたね。
あとは、最後に残った仲間達との絆は、本作にとって重要ではないのでしょうか?
こちらも、その存在の一切が語られずに話が終わってしまうので(人数さえも不明でした)、物語の中のどういう立ち位置なのかがよく分かりません。
【ストーリー・設定の批評】
この作品、明確なジャンルは何なんでしょうね?
【詩】ではないですし、【童謡】ですかね?
申し訳ないですが、この辺りのジャンルは全く読まないので、ストーリーの評価は出来ません。
設定に関しては良いのではないでしょうか。
特に捻りはありませんが、短編で出せる設定は限られますし、特に本作は852文字しかありませんから。
【総評まとめ】
短く、よく纏まっていると思います。
ですがやはり「ルールを見よう」ですね。
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