なんということでしょう
全面ガラス張りのアパートに住んでいる夢を偶に見る。
床はタイルだが壁面は一面ガラス、各住民の住戸の間の廊下もガラス張り、風呂とトイレだけは設計者と施工者の良心が働いたのか白い壁で覆われているがリビングもキッチンも外から丸見え、そんなアパートである。よくもまあこんなアパートに住めたものだ。現実であれば絶対賃貸契約書に印を押さない。
ある日外出先から帰ると、ベランダに続く窓のガラスが割られており見知らぬ男が部屋にいて私の財布を手にしている。こんな丸見えの部屋なら空き巣もし放題だろう。私は納得しつつ、キッチンカウンターからガラスではなく鉄でできた包丁を抜き取りごく普通のスニーカーに履き替えて、逃げる男を只管に追う!
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