グルだった

 父親に呼ばれて家の玄関に行くと、見知らぬ男と学校の先生が立っていた。

 今から人を対象とした実験をやるので私にも参加して欲しいらしい。被験者はこれまでに数人いるが全員後遺症は無いので問題ない、と被験者顔写真付きのプリントを見せられた。

 どうする?後遺症が無いならまあいいか?と悩んでいたところに正面から薬剤の付いた布を押し当てられ、意識が遠ざかっていった。

 あ、全員グルなんだなぁ……と思いながら。


 そこで目が覚めた。

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