第一章の登場人物紹介
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本作の主人公。16歳。
レベルが上がってもほとんどステータスが上がらない底辺探索者だった。
ある日、モンスタートレインに巻き込まれて、死にかけたことで前世の賢者だった記憶を取り戻す。
独自の魔法を使い敵と戦うが、傍目には素手で殴っているようにしか見えないため、賢者であることを疑われている。
また、最初に注目を浴びたイレギュラー戦において、全裸にされた上に、その後もイレギュラーがドロップしたチート装備の付与効果のために、ことあるごとに全裸となる。
そのことと、敏捷性を生かした素手による戦い方から、とあるゲームの忍者を連想させ、全裸忍者というありがたくない二つ名で呼ばれるようになってしまう。
ちなみに、バストはAカップだが、チート装備の効果によって着衣中はCカップに見える。
また、魔力の数値が3なのに独自の魔法が使えるのは、魔力の数値が本人の保持する魔力量ではなく、単位時間あたりに放出可能な魔力を計測しているため。
保持する魔力量は非常に高く、一般人の数万倍だが、一度に放出できる量が3のため、一般的な魔法はほとんど使えない。
例えるなら、巨大な湖の水をストローで出すようなイメージである。
独自の魔法のように、体内で魔力を変換する場合は制約がかからないため、高威力の攻撃に変換することができる。
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日本建国の十支族の一つである八尋の末裔。16歳。
八尋は『諜報』を司る力を持つ。
生まれながらに、隠された情報を暴く能力を持つ。
その力によって彩香の隠された才能を見抜き、陰ながら支援していた。
本来なら第一階層ですら戦えないステータスであった彩香が、何とかなっていたのも彼女の支援のおかげ。
支援系の能力を基本として、様々な能力をそつなくこなすが、どれも一芸に秀でた者には及ばない。
とはいえ、その汎用性は『開拓者』クランにおいても重要視されていたが、本人の希望もあり、クランには妹が代わりに入ることになった。
つかの間の自由を謳歌していたが、もう一つの計画に対する圧力が頻繁にかけられていたことと、彩香という才能の塊を見つけたことで、今回の計画を主導する立場となった。
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日本建国の十支族の一つである九條の末裔。16歳。
九條は『異能』を司る力を持つ。
元々、特異な能力を有していたが、のちに九尾の妖狐の血を取り入れたことにより、強大な力を手に入れた一族の末裔。
生まれながらにして、母親である百合子よりも強力で汎用性の高い異能の持ち主であったが、母親が『開拓者』クランから外されたことを逆恨みし、探索者という存在自体を敵視したことから、ずっと異能を使えない状態で生きる羽目になった。
彩香や瑠衣と和解してからは、母親の束縛から解き放たれ、異能の力を開花させる。
その力によって百合子を降し、計画の一人として参画することとなった。
母親である百合子が雷属性の異能を持つのに対して、早紀は地属性の異能を使うことができる。
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Cランク探索者。19歳。
それなりの能力を持つものの、少しでも手ごわい状況に遭遇すると、すぐに逃げる。
それによって、しばしばモンスタートレインを引き起こし、他の探索者に迷惑をかけているため、迷惑系探索者ヒロキとして有名。
見た目はかなりのイケメンであり、同じパーティーに天城茜、武田佳子、広崎忍がいて、3人とも弘樹の恋人。
いわゆるハーレムパーティーを作っていることから、迷惑をこうむっていない探索者からの評判も良くない。
これまでは証拠不十分でモンスタートレインの罰則を回避してきたが、彩香が配信していたことから、モンスタートレインを引き起こしたことがばれてしまい、罰則を受ける。
そのため、彩香にことあるごとに復讐をしようと画策する。
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彩香の学校の理事長。41歳
『開拓者』クランから爪はじきにされたことに腹を立てて政府から距離を置く。
原因となった探索者そのものにも恨みを抱いていて、探索者不要論を展開するも、現実問題としてスタンピードの抑止のために探索者が必要とされているため、ほとんどの人には相手にされていない。
早紀を抑圧することで、異能の発言自体を妨害していたが、解放された彼女によって力の差を見せつけられながら敗北した。
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『開拓者』クランに所属する八尋瑠衣の妹。14歳。
八尋特有の情報収集能力に加えて、感知系魔法に優れる。
それだけでなく、相手の意識が外れている状態に限り、特大ダメージを与えることのできる固有魔法を有する。
『開拓者』クランに所属することは本人の希望であったが、実際は瑠衣の方がクランに入ることを嫌がっていたことを知り、全てが瑠衣の手のひらの上だったのではないかという疑念を持つ。
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『開拓者』クランに所属する日本建国の十支族の一つである一色の末裔。17歳。
一色は『剣聖』を司る力を持ち、あらゆる剣技に通ずる。
その舞うような華麗な戦い方は、彩香をはじめとして多くの者を魅了する。
多くのファンがおり、彼女に感化されて探索者になった者も珍しくない。
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『開拓者』クランに所属する日本建国の十支族の一つである二葉の末裔。19歳。
二葉は『城砦』を司る力を持ち、いかなる攻撃をも受け止める力を持つ。
いわゆるタンク役で彼の堅牢な戦い方と、それを裏付けるがっしりとした体つきは一部の女性に人気である。
彼の雄叫びはモンスターの注意を引く能力に優れており、素の範囲であれば彩香の歌よりも範囲が広い。
一方、注意を引く性能に関しては、彩香の歌の方が数倍優秀である。
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