第34話出発当日
それから数時間たって、ルナに起こされて朝ごはんを食べに一階に降りる、そこで見たのは、長テーブルの上に置かれた二つのティーカップ、そして3人用のソファーの真ん中でもたれあって寝ているセレーとレア・・・いいね
「起こさないように静かにするんじゃぞ、仁志、ルナ」
「わかってるよ」「わかってるわよ」
そうルナと俺が同時に返した
それに対してなんとも思わず、2人でキッチンのほうに向かおうとすると、後ろに・・・華弘夜がいた
わお、いつの間に、全く気配感じなかったぞ、すげー
そんなことを思っていると左側から
「キャァァァァ!」
という大きな叫び声が聞こえてきた瞬間
「大丈夫ですかお嬢様⁉」
そういいながら飛び起きて即座にルナの傍に飛び寄った
「はあ、なにをやっておるんじゃルナ、さっき静かにしろといったばっかりじゃろ」
「そうだそうだ、うるさいぞ」
「うう、何?」
そういいながらレアが起き上がり
「うるさいよ~」
と言いながら子供っぽいパジャマを着けた孤月が出てきた
「なんだ華弘夜じゃん、びっくりした」
「見たらわかるじゃろ」
「はあ、お嬢様の怖がりが発動しただけですか」
それを聞きルナが少々起こった感じで
「『はあ』ってなによ、『はあ』って、怖いんだから仕方ないでしょ」
「それにしてもお嬢様は怖がりすぎです。もちろんそこもかわいいのですが、さすがに怖がりすぎです。もうちょっと耐性をつけてください、前だって怖がりすぎて反射で魔法打ちそうになってましたよね」
と目をつぶりながらルナに少し説教をする
「だって怖いものは怖いんだもん、仕方ないじゃん、私だってできるだけ克服しようと頑張りたいなとは思ってるし」
それを半目で見ながら負けないようにと頑張っている顔をしてしばらく葛藤して
あっ抱き着いた、負けたなあいつ
「そうですよね、お嬢様も頑張っていますよね、私も応援します。お嬢様がいつか怖いものに慣れるように協力します」
「とりあえずさ、みんなで一緒に朝ごはん食べよう」
と俺が言うと、孤月がパジャマから着替えに行き、レアがティーカップを片付けて、セレーが料理の準備を始めて、着替え終わった孤月と一緒に料理を始めて、それを俺、ルナ、華弘夜、レアの4人でいつもの場所に座りながら、雑談や脳死の会話をして楽しく待ち、少しすると出てきた朝ご飯を適当なことを話しながら食べて、その後それぞれ荷物の最終チェックを終わらせて、今から俺、セレー、華弘夜の3人で地下室に向かう
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